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紙の本
舞踏会へ向かう三人の農夫 上 (河出文庫)
それは一枚の写真から時空を超えて、はじまった――物語の愉しみ、思索の緻密さの絡み合い。20世紀全体を、アメリカ、戦争と死、陰謀と謎を描いた驚異のデビュー作。【本の内容】
舞踏会へ向かう三人の農夫 上 (河出文庫)
舞踏会へ向かう三人の農夫 上
05/02まで通常1,100円
税込 770 円 7pt紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:2,200円(20pt)
- 発送可能日:1~3日
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著者紹介
リチャード・パワーズ
- 略歴
- 1957年アメリカ合衆国イリノイ州生まれ。イリノイ大学で物理学を学ぶが文転し、同大で修士号を取得。 本書でデビュー後、革新的な著作を発表し続けている、アメリカ文学最重要作家の一人。
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紙の本
アメリカの作家、リチャード・パワーズの「すごい!」作品です!
2020/06/08 10:11
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、アメリカのポストモダン文学を代表する作家リチャード・パワーズ氏の大傑作で、河出文庫からは上下2巻で刊行されています。同書はその上巻です。同書は、三本の物語ラインが同時並行で進んでいくストーリーとなっています。一つ目は、1984年のアメリカ・デトロイト美術館で「若い農夫たち」の写真を見て、強烈に惹かれる男Pの物語です。二つ目は、1912年のドイツ、写真で永遠に残された「若い農夫たち」アドルフ、ペーター、フーベルトの物語です。ドイツの農村に暮らす三兄弟は、それぞれ第一次世界大戦に駆り出されます。三人のうちペーターだけが新聞記者になります。三つ目が、Pと同じく1984年のボストンに生きる雑誌編集者ピーター・メイズの物語です。メイズは窓から見かけた赤毛の女性にとり憑かれ、彼女を探しているうちに、自分が「大いなる遺産」の相続人かもしれないことに気が付きます。こうした三つのストーリーが織りなす、この物語!ぜひ、読んでいただきたいと思います。読後には、「すごい!」という嘆息が漏れること間違いありません!