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紙の本
時間遡行で学生時代に戻った僕は、妻の恋を成就させたい (宝島社文庫)
著者 鹿ノ倉 いるか (著)
夫婦の間に溝が出来て、離婚の道を選んだ綾人。交通事故に遭って目を醒ますと、そこは大学時代。妻が自分の親友に片想いをしていたことを知る綾人は、その恋を成就させようと奔走する...
時間遡行で学生時代に戻った僕は、妻の恋を成就させたい (宝島社文庫)
時間遡行で学生時代に戻った僕は、妻の恋を成就させたい
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商品説明
夫婦の間に溝が出来て、離婚の道を選んだ綾人。交通事故に遭って目を醒ますと、そこは大学時代。妻が自分の親友に片想いをしていたことを知る綾人は、その恋を成就させようと奔走するが−? 『小説家になろう』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
最後の1ページを読んだ時、その真実に涙する!
想いを胸に秘め、二度目の青春を「君」に捧ぐ――。
ある事情がきっかけで夫婦の間に溝が出来てしまい、離婚という道を選んだ綾人。
「自分がずっと妻を苦しめていた」という罪の意識に苛まれる綾人は、放心状態で車を運転し事故に遭ってしまう。
……目を覚ました綾人がいたのは、10年前の大学時代。
親友の駿稀、未来で妻となる帆乃里、そして彼女の友人である美妃。
青春を共に過ごした4人組の中で、かつて帆乃里が駿稀に片想いしていたことを知る綾人は、 「駿稀なら帆乃里を幸せに出来たはず」と考え、“2度目”の大学生活でその恋を成就させるべく奔走するが――?
決して伝えてはいけない、一途過ぎる“愛”。眩しさと切なさが溢れる青春ストーリー!
【本の内容】
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紙の本
幸せが増すほど、読者に切なさが募り、主人公を応援したくなる
2018/11/16 12:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯の「最後の1ページを読んだとき、その恋の真実に涙する」とまでは行きませんでしたが、主人公の切ない気持ちが胸に迫りました。
大好きだからこそ、好きな人の恋を応援してあげたい…。
それは、恋愛小説にときどき描かれる展開ではありますが…ここまで大好きな人のために尽くす人…そして、不器用で一途な人はいないんじゃないでしょうか。
タイムリープ物は「後悔をなくす」展開が多いですが、この主人公は同じ動機でも「今度は自分がうまくやろう」とするのではなく、「まったく違う、自分が関わらない未来にしよう」としている。
それが痛々しくて…美妃ではないけれど、放っておけなくなります。
幸せな想い出がひとつ増えるたびに、読者には切なさがひとつ増えていく…。
通常は「主人公には幸せな想い出が増えてほしい」と思うものですが、「これ以上は増えないで」と思わせてくれる切なさがありました。
そして、ずっと「帆乃里の前では目立たないようにしよう」と陰に徹していたのに、ラスト間近で感情が爆発して、心配し、喜び、怒り、叱咤激励するところは、思わず「おまえは何て良いヤツなんだ…!」と呆れつつも涙してしまいました…。
だから、この主人公は周りから好かれているんでしょうね。
ラストの展開は、賛否があるだろうな…。私自身が「これじゃ、結局主人公は自分自身をまた責めるのでは…? これからどうするの?」と心配になりました。
まあ、ついつい主人公を心配してしまうぐらい、感情移入をさせられたということですが…。
そんなふうに感情移入を強くしてしまうほど、とても書き方がうまいと思いました(デビュー作とは思えないぐらい、読み進めてしまった…)
本当に面白かったです。