- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/06/16
- 出版社: 日経BP社
- サイズ:19cm/214p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8222-5603-6
読割 50
紙の本
AI後進国 ニッポンが危ない! 脱出のカギはディープラーニング人材の育成
著者 多田 和市 (著)
AIに関する日本や日本企業の現状を考察。AI後進国から脱出するための方策や、変革を急ぐ企業の戦略、ディープラーニング・ビジネスの可能性、第3次AIブームの本質等を探る。世...
AI後進国 ニッポンが危ない! 脱出のカギはディープラーニング人材の育成
AI後進国 ニッポンが危ない!
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商品説明
AIに関する日本や日本企業の現状を考察。AI後進国から脱出するための方策や、変革を急ぐ企業の戦略、ディープラーニング・ビジネスの可能性、第3次AIブームの本質等を探る。世界に挑む日本のAIチャレンジャーも紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
AIの開発・活用において日本はもはや“後進国”
巻き返しのカギは若きAIチャレンジャー
「日本のディープラーニング・ビジネスは、米国はもとより
中国の台頭ぶりを見れば、世界で勝てる感じがしない、敗戦に近い。
ただし、人材の育成に取り組み、若い優秀な人材に権限委譲すれば、
様々な産業領域で世界一になれる可能性はある」
東京大学大学院特任准教授 松尾豊氏
米国企業はもとよりアリババ集団やテンセントなどの中国企業に比べても、
日本企業がAI活用のビジネスで大きく出遅れているのは紛れもない事実だ。
海外で開催されているAI関連の国際学会への論文採択数などでも、
米国や中国に比べて日本は極端に少ない。
まさにAI後進国ニッポンだが、
それでもAIを駆使して世界を切り拓く挑戦者たちがいる。
例えば、東京大学発スタートアップ企業のエルピクセル。
同社は、複数の医療機関と連携してライフサイエンス分野でAIによる
画像解析のソリューションを開発している。島原佑基代表取締役は
世界最大の放射線医学フォーラムで講演し、世界進出の第一歩を踏み出した。
NEC史上最年少の主席研究員となった藤巻遼平氏は、データ分析プロセスを
自動化するAIスタートアップ企業、ドットデータを米国に創業して
自らCEO(最高経営責任者)に就任する予定だ。
「脱出のカギはディープラーニング人材の育成」にあると見込む
松尾特任准教授は、日本ディープラーニング協会を設立し理事長に就任。
教育検定資格を通じて人材育成に乗り出した。
本書では、いま、日本で起こっているAI、中でもディープラーニングを活用した
ビジネスの動向をダイナミックに描き、コマツ大橋徹二社長(兼)CEO、
リクルートホールディングス峰岸真澄代表社長兼CEO、経営共創基盤(IGPI)
冨山和彦代表CEOら、優れた経営者へのインタビューから
日本企業が進むべき道を示す。
【商品解説】
目次
- 第1章 AI後進国ニッポン
- INTERVIEW NEC 藤巻 遼平 氏
- 第2章 それでも世界に挑むAI人材
- INTERVIEW Preferred Networks 奥田 遼介 氏
- 第3章 ディープラーニング人材を育成して日本を救え!
- 第4章 AI後進国脱却へ、変革を急ぐ企業
- INTERVIEW 本田技研工業 松本 宜之 氏
著者紹介
多田 和市
- 略歴
- 〈多田和市〉慶應義塾大学理工学部電気工学科卒業。日本経済新聞社入社。『日経エレクトロニクス』記者、『日経ビジネス』記者などを経て、『日経クロストレンド』シニアエディター。
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日本が将来進むべき道を教えてくれます!
2018/10/28 11:46
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、現在、急速に進行しているAI時代、AI状況を分析するとともに、特にビジネス界におけるディープ・ラーニングを活用したイノベーションなどに焦点を当て、日本の将来進むべき道を教示してくれる一冊です。日本は、ビジネスにおけるディープ・ラーニングという点では米国や中国に完全に敗北していると著者は言います。しかし、今後、人材育成を促進し、若手への権限移譲などを進めれば、まだまだ勝機はあるとも強調します。AI時代において、日本の進むべき道は、どのような方向なのか。それを丁寧に教えてくれる貴重な一冊です。