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アフリカ眠り病とドイツ植民地主義 熱帯医学による感染症制圧の夢と現実
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  • カテゴリ:研究者
  • 発売日:2018/07/18
  • 出版社: みすず書房
  • サイズ:20cm/328,29p
  • 利用対象:研究者
  • ISBN:978-4-622-08599-7
  • 国内送料無料
専門書

紙の本

アフリカ眠り病とドイツ植民地主義 熱帯医学による感染症制圧の夢と現実

著者 磯部 裕幸 (著)

近代医学はいかにして「原住民の福祉」に貢献できるのか。ドイツが植民地統治を本格化させた20世紀初頭、アフリカである感染症が猛威を振るった。帝国ドイツの葛藤から、医師の植民...

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アフリカ眠り病とドイツ植民地主義 熱帯医学による感染症制圧の夢と現実

5,832(税込)

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商品説明

近代医学はいかにして「原住民の福祉」に貢献できるのか。ドイツが植民地統治を本格化させた20世紀初頭、アフリカである感染症が猛威を振るった。帝国ドイツの葛藤から、医師の植民地責任や、科学と政治の関係を論じる。【「TRC MARC」の商品解説】

ドイツが植民地統治を本格化させた20世紀初頭、ある感染症がアフリカで猛威を振るった。一般に〈眠り病〉と恐れられたトリパノソーマ病である。ツェツェバエを媒介にしてヒトに広がるこの病気は、嗜眠性の髄膜炎を起こして感染者を確実に死に至らしめる。この時期、赤道アフリカではおよそ80万人が犠牲になったといわれる。
当時のドイツ医学は世界最高水準にあり、コッホやエールリヒが国際的に活躍するなか、眠り病の制圧も近いと思われた。だが、ことはそう簡単には進まず、植民地統治期、ドイツ医学は有効な対策を講じることができなかった。現地住民は感染リスクにさらされながらハエの駆除作業に動員され、危険な薬剤の実験台ともなって命を落とした。
第一次世界大戦後にドイツは眠り病の特効薬を開発するが、ヴェルサイユ条約によりかつての植民地は戦勝国の支配下にあった。はたして、この新薬をイギリスやフランスに提供するべきか。ドイツで植民地の再獲得を求める動きがみられるなかで、科学と政治はふたたび緊密に結びついてゆく。
本書は、ドイツ連邦文書館に収蔵されている一次史料から、植民地統治において医学が果たした役割と、第一次世界大戦後のいわゆる「ヴェルサイユ修正主義」との関係を論じる。いまだ眠り病が撲滅されていないという状況を鑑みるとき、そこで描かれる「植民地の過去」は、この問題が単にドイツ史における逸話としては片づけられない広がりをもつことを示している。【商品解説】

目次

  • 序章 植民地支配における「幸福な原住民」
  • 第1章 ドイツの眠り病対策
    • 一 眠り病対策における「三つの選択肢」と国際協力体制の挫折
    • 二 ドイツ植民地における眠り病対策
    • 三 コッホの東アフリカ派遣の経緯
    • 四 ドイツ領における眠り病感染地域
  • 第2章 東アフリカにおける薬剤治療
    • 一 強制措置の回避
    • 二 植民地支配における「合理性」
    • 三 「診療所」における治療

著者紹介

磯部 裕幸

略歴
〈磯部裕幸〉1975年川崎市生まれ。ドイツ・コンスタンツ大学歴史社会学部博士課程修了(Ph.D)。秀明大学学校教師学部准教授。専門はドイツ近現代史など。

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2018/07/14 15:34

投稿元:ブクログ

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