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紙の本
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫)
著者 井上真偽 (著)
聖女伝説が伝わる里の婚礼中に、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死者と助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。祟り神として祀られた聖女による奇蹟なのか。探偵・上苙丞...
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫)
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた
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商品説明
聖女伝説が伝わる里の婚礼中に、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死者と助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。祟り神として祀られた聖女による奇蹟なのか。探偵・上苙丞は「奇蹟の実在」証明に挑む。〔2016年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位。今、最も読むべきミステリ!! 聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。不可解な毒殺は祟り神として祀られた聖女による奇蹟なのか? 探偵・上苙丞(うえおろじょう)は人の手による犯行可能性を数多の推理と論理で否定し、「奇蹟の実在」証明に挑む。
「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位
今、最も読むべきミステリ!!
聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。
不可解な毒殺は祟り神として祀られた聖女による奇蹟なのか?
探偵・上苙丞(うえおろじょう)は人の手による犯行可能性を数多の推理と論理で否定し、「奇蹟の実在」証明に挑む。【商品解説】
目次
- 第一部 婚
- 第二部 葬
- 第三部 悼
著者紹介
井上真偽
- 略歴
- 神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。
第2作『その可能性はすでに考えた』は、恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。
続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』(本書)でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい! 2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回本格ミステリ大賞候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。
また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。
他の著書に『探偵が早すぎる』(講談社タイガ)がある。
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紙の本
不可能犯罪とあらゆるトリックの否定
2022/07/18 10:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
不可能犯罪を、あらゆるトリックを否定することで神の奇蹟だと証明せんとする「その可能性はすでに考えた」シリーズの第2長編。
本作の事件は、同じ杯から回し飲みしたにも関わらず、毒を飲まされた人間と飲まなかった人間がいるという不可解極まる毒殺劇。
前作同様、矢継ぎ早のトリックとそれを否定するロジックが楽しめます。
そしてクライマックスは、またしても二律背反の窮地に追い込まれる探偵上苙。果たして、彼は奇蹟を証明出来るのか。
本作はフーリンのくそ面倒くさい性格と恋心が面白さに拍車をかけます。この人、特技・拷問のマフィアのくせに純情過ぎるでしょ(笑)
電子書籍
奇蹟の証明再び
2021/12/31 21:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
奇蹟の証明を目指す名探偵上苙丞(うえおろ じょう)の第二長編。
上苙丞は、不可能犯罪において、あらゆる手段・トリックが使われなかったことを論証することにより、それが人の手による犯罪ではない事=神の手になる奇蹟であることを証明しようとしています。
同じ杯から酒を回し飲みした8人のうち3人だけが死んだという不可解な毒殺(?)が今回の事件。バカミス風のものから、実行可能性の高い秀逸なアイデアまで、次々に浮かび上がるトリックも楽しいですが、それらを否定するロジックの鮮やかさが何より本格ミステリ的に優れています。
フーリンが上苙に対して思うことが謎解きとリンクし読者をハラハラさせるクライマックスもスリリングで、本格ミステリベストテン1位も納得の傑作です。
電子書籍
すごい推理!
2021/09/06 01:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作『その可能性はすでに考えた』のシリーズ作品。前作の推理合戦も常軌を逸する緻密さがありましたが、本作ではさらにパワーアップ。さらに残虐性のある絶体絶命のピンチの場面があったりとスリルも満点な作品でした。事件そのものは毒殺事件という割と地味めな犯罪だったのですが、相変わらずの二転三転の推理の展開には驚かされました。これほど巧みな本格ミステリはなかなか無いと思います。また登場人物たちが超個性的で、青髪の探偵ウエオロ、ハリウッド女優並みの美女フーリン、天才児八ツ星らシリーズキャラが、一段と輝いていました。
紙の本
前作よりも好きかも。
2018/10/01 03:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作も面白かったのですが、やたらめったら中国語が出てきて、恐ろしく読みにくかった記憶があり、読むのを少しためらっていました。しかし、今作は、中国語は雰囲気的に必要そうなところに絞られた感じがあって、読みやすくなっていました。(それでも、人名の解説のところで「うおぉ」となってしまいましたが、解説すべき中国人は少人数ですし、何とかなります。)
今作も前作のような話の流れになるのかと思いましたが、違った流れで話が進んで、「そういう流れもアリか!」と目からウロコです。物語途中で、「え、コレどうすんの!?」と不安にかられたくらいです(笑)
前回の事件の方が派手で”奇蹟”っぽい感じでしたが、今作の方が登場人物が生き生きしている感じがして、私の好みでした。
電子書籍
二重三重
2020/03/16 14:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
一筋縄ではいかない事件ということですか。
一旦はうまく治まったかと思った謎解きが、最後の最後にまた
ドンデン返しとは。
二重三重に被せられてて、ものすごいです。
紙の本
贅沢な!
2018/08/18 14:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある殺人事件について、思いつける可能性を次から次へと洗い出し、検証し、ってすごいです。
それだけネタがあれば、もっとたくさんの小説になるのに・・・って素人考え?
紙の本
お弟子くんと中国美女
2019/05/05 19:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
丞くんが海外出張中のため、登場は後半です。また今回も豪勢に借金を増やします。
丞くん、探偵として有能なのかどうなのか、ちょっと心配になってきた。
奇蹟を期待するばかりに真実を見落としてないかい?
しっかし、犬かぁ・・・。
紙の本
前作よりもましだと思う
2018/09/10 12:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作に比べて格段に文章が洗練されたように思いました。
前作同様フーリンが狂言回しの部分では無駄に連発していた中国語やたどたどしい日本語発音の表現がかなり削られてスッキリとして文章のテンポが乱れることが無くなり読んでいて煩わしい感じが無くなりました。
今作も設定としては前作と同じで探偵の上苙丞が奇蹟の実在を証明するという形で、
俗に悪魔の証明と言われるある事象が無かったことを推理で証明するところがハイライトです。
ただ、私にはこの2作品の面白さがやっぱり分からないままでした。