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エルフランドの王女
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.7 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 取扱開始日:2018/06/14
  • 出版社: 沖積舎
  • サイズ:19cm/329p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-8060-3074-4
  • 国内送料無料

紙の本

エルフランドの王女

著者 ロード・ダンセイニ (著),原 葵 (訳)

魔法の国エルフランドの王女リラゼルを探して、人間界の王子アルヴェリックの旅はつづき…。1924年に発表された、ファンタジーの巨人・ダンセイニの傑作。【「TRC MARC」...

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エルフランドの王女

3,240(税込)

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商品説明

魔法の国エルフランドの王女リラゼルを探して、人間界の王子アルヴェリックの旅はつづき…。1924年に発表された、ファンタジーの巨人・ダンセイニの傑作。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー1件

みんなの評価4.7

評価内訳

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紙の本

「幻想の美しさ」という意味においては、『指輪物語』や『ゲド戦記』すらかすんでしまう魔法ファンタジー。想像のなかにこそ美しいものがあるとばかりに、文章が自ら魔法をかけてくる物語。

2004/01/16 14:49

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この世の王国の王子と魔法の国の姫君が結婚し、かわいい子まで成したのに、ふたりの間には出自と育ちの違いからどうしようもない溝が横たわっている。前向きな妻の取り組みが夫に勘違いされ誤解を受け、すねてしまった妻は、父の使いがもたらした呪文を使って実家へ戻ってしまう。
 夫は妻を連れ戻そうと旅に出るが、魔法の国は彼に扉を閉ざし、入り口がどこにあるのか教えようとしない。自分に流れる血について知らない幼子は、父の一族が愛しつづけてきた狩猟に夢中になり、たそがれ時になるといつも、魔法の国から流れてくる角笛の音を森で聞いてはいたのだが…。

 筋をまとめれば、どこかのおとぎ話のようだ。だが、それがどのような文章で表現されているのか紹介すれば、「魔法のわざ」が見えてくる。
 国の評定衆の強い望みで、王子が魔法の国へ嫁取りに出かける。知恵を授かろうと、王子は自国に住む魔女の家を訪ねる。魔女は王子のために一振りの剣を造ってくれる。歌をくちずさみながら…。
——その追憶の歌は、忘却の縁の翳(かげ)を見え隠れしながら、子どもの頃の美しい時代の黄金の瞬間を垣間見させ、そして再び記憶からすばやく姿を消して、忘却の翳へと戻っていく。それは人の心に、小さく輝く微かな足跡を残していき、それがぼんやりと感じられる時、人はそれを哀惜と呼ぶのだった。(20P)
 どのような剣ができるのだろうか。
——剣のもとになった金属は、かつて宇宙の中の通り径を漂っていて、その軌道をはずれた時に、地球はそれらを次々につかまえた。(中略)それはかつて地球の彼方にあったが、今はこうしてここに地球の石に混じっていること、そしてそれが、以前はただの石のようなものであったが、今は何かやさしい音楽のようなものをその中に持っている、というだけで十分である。(21-22P)

 何と詩的な美しい言葉であろうかと入り口付近で幻惑されるが、ダンセイニ卿の筆が本領を発揮するのは、「魔法の国」という観念を説明する記述にある。人知を超えたもの、ここにはないどこかの国を描写することに心血が注がれている。
 多くの魔法ファンタジーが描き出す「魔法が支配する国」は、魔法使いが異能を使って人間にできないことをやってみせる場所だ。杖の一振りで雨雲や雷が召喚され、つぼみだった花が次々と開花する。人間が生身の肉体のまま空を飛ぶ力を授けられたりする。作家が書いてみせてくれるイメージに対し、読み手は楽しいとか美しいとかいう気持ちを持つ。
 しかし、ダンセイニ卿が描くのは魔力が支配する場所の原理、それに基づく人や物のあり方である。エルフランドという国では時間が全くたたない、とある。
——何か出来事が起こるとしたら、それは時がある証拠であり、もし時がなければ、どんな出来事も起こりはしない。(中略)蜜のように甘い空気に夢まどろむ永遠の美の中で、動くことや変化すること、また新しいことなどを求めるものは一切なく、ただ、かつてあったすべての美を、永遠に沈黙したまま観想している恍惚があるだけだった。(64P)

 自分が慈しむ思い出や記憶、そこから起ち上がる場面以上に美しいものはないと思っていたからこそ、このような作品が生み出せたのだろう。現実生活につながる過去や経験の残滓、あるいは現実生活につながる願いといったものの先に幻想世界は広がる。この小説は、エルフランドの王女のように、幻想の国に立ち去ったダンセイニ卿があちら側で書き、こちらに持ち帰ったものなのだと思えた。

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