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紙の本
昭和の怪物七つの謎 正 (講談社現代新書)
著者 保阪正康 (著)
東條英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三…。昭和史研究の第一人者が、これまでに取材した「昭和の怪物」たち本人、側近、家族らの証言から、「歴史の闇」にあらためて光をあ...
昭和の怪物七つの謎 正 (講談社現代新書)
昭和の怪物 七つの謎
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商品説明
東條英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三…。昭和史研究の第一人者が、これまでに取材した「昭和の怪物」たち本人、側近、家族らの証言から、「歴史の闇」にあらためて光をあてる。『サンデー毎日』連載を新書化。【「TRC MARC」の商品解説】
昭和史研究の第一人者が、積み重ねた取材から東條英機、、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三、吉田茂が残した謎に迫る。
私の使命は、昭和前期から無謀な戦争に突入し、悲惨な敗戦を迎えるまでの記録と教訓を、次世代に繋げることだと考えている、と筆者は言う。これまで40年以上にわたる近現代史研究で、のべ4000人から貴重な証言を得てきた。本書でも紹介する東條英機夫人。秘書官・赤松貞夫。石原莞爾の秘書・髙木清寿。東條暗殺計画の首謀者・牛島辰熊。2・26事件で惨殺された陸軍教育総監・渡辺錠太郎の娘、和子。犬養毅首相の孫娘、道子。瀬島龍三本人。吉田茂の娘、麻生和子などなど。その証言と発掘した史料により筆者は多くの評伝を書いてきたが、そこに盛り込めなかった史実からあらためて「昭和の闇」を振り返る。とくにこれまで一冊にまとめられていなかった石原莞爾については、はじめての原稿となる(初出は「サンデー毎日」)。【商品解説】
著者紹介
保阪正康
- 略歴
- 〈保阪正康〉1939年北海道生まれ。同志社大学文学部卒。現代史研究家、ノンフィクション作家。2004年菊池寛賞受賞。「ナショナリズムの昭和」で和辻哲郎文化賞受賞。
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そうなんだ
2018/08/04 22:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代日本史の再発見、歴史が変わっていたのかもしれません。
紙の本
謎
2018/09/07 10:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:如水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬島氏の章については、本人をよく知っているので、違和感があった。
紙の本
怪物というよりも怪人だ
2019/08/24 12:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
激動の昭和、戦争の昭和に活躍した人々を幾人か取り上げ、そこから昭和とその人物を取り上げる。
今回取り上げたのは
・東條英機
・石原莞爾
・犬養毅
・渡辺和子
・瀬島龍三
・吉田茂
と、昭和を語る上で必ずや出てくるであろう「キーパーソン」である。
特に胸を打たれたのは渡辺和子の章で 、父である渡辺錠太郎が二・二六で打たれたあの日のことを語るシーンである。
当時まだ9歳だったというが、あの二・二六当日の状況は、2016年のインタビュー時でも色褪せることなく覚えている(齢80を過ぎても)。
あの惨劇を目の当たりにした少女は、やがて修道女となるが、実行部隊の青年将校もさることながら、その後楯にいた高官達を赦すことが出来ないという。
また、瀬島龍三の章に於いては、今も続く(?)エリートのズル賢さを垣間見ているようで、自己顕示欲が強い如何にも官僚的であると言わざるを得ない。
また、ソ連のスパイという指摘には驚いた。
吉田茂の娘(三女)の和子(麻生太郎の母親)による、吉田茂像も面白い。
ワシントン講和条約締結前後の、日本の舵取りを任された吉田茂の苦悩と、その後の姿をよく表している。
昭和という時代を俯瞰で見るならば、極めて重要な視点、構図である。さらに付け加えれば、各々の人物だけでなく、その背景にある人物像や人間関係を取り上げている事に注視し、読みといているところがとても面白いのである。
電子書籍
昭和史のドロドロした部分を味わえた。
2018/12/31 22:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いけたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
陸軍軍部をいかに観念的なものが支配していたか、情念に訴えることが横行していたかをあらためて知ることができた。
渡辺和子さんをして、二・二六事件時、青年将校達を焚きつけて、その後、後ろへ隠れた皇道派の中心人物達は許せないという事実は、
未だ、我が国の暗部、責任を持つべきものが隠蔽、欺瞞にはしり無責任を通すという暗部を浮き上がらせるものだと感じた。
紙の本
人に歴史あり
2018/10/26 20:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前戦後の偉業、ただし見方によっては異業を成し遂げた歴史上の人物たちの、これまた近くにいた人から見たそれぞれの人物像が、教科書にはないこともあって興味深いです。
紙の本
毎度の瀬島批判
2018/08/13 20:45
6人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和末に出た瀬島龍三の伝記を「文藝春秋」で読んでから、30年以上千篇一律の瀬島批判を飽きずに書くものだ、と感心すらしてくる。瀬島伝でも触れてはいるが、彼は2・26事件で岡田啓介の身代わりになった松尾傳藏の娘婿だ。「岡田啓介回顧録」に従えば、参謀本部の情報を部外者である義理の伯父に流したと読めるが、こういう事は、他の人も含めて、調べようとしないものだ。もし、本当に瀬島中佐がソ連のスパイだったら、何故昭和31年までソ連に抑留されていたのだろうか?「将校団の民主化の旗振り役をしている」人物なら、逆にスパイとして使えないだろうに。「内容が具体的」なら是非、書いてほしいものだ。
「ある出版社から皇室事典を刊行したのだが(「岩波 天皇・皇室辞典」の事)、私は三笠宮殿下の項を執筆した」とあるが「昭和天皇、敗戦からの戦い」では「歴史的な誤解に基づく記述をした」(つまり、三笠宮家が昭和10年に「創設時に「お印」は三笠山にちなみ、「若杉」が与えられ」という個所も指すだろう)ので「殿下から出版社へ記述が事実と若干異なっているようだがとの連絡があり、私はその出版社の担当者(岩波の編集者か、と思っていたら、「AERA」の薨去の時に「編集」と名前が上げられている原武史氏が同じ事を書いていた)などと事実を確かめに赴いたことがあった」とあるが、この本では「津野田事件」について「三笠宮説という表現でこの件に触れた。すると三笠宮殿下から出版社に連絡があり、『そうではない』という説明をするので、宮家を訪ねた」と変わっている。勿論、工藤美代子氏の「母宮 貞明皇后とその時代」で「津野田事件」が一切、触れていないが、三笠宮薨去後に彼女の夫が「三笠宮と東條英機暗殺計画」を出しているから、見当はつく。「殿下は応接室で各種の史料(宮内庁にある殿下の行動や軌跡を記録した文書など)を示され、この点は歴史的に誤解が続いているので訂正してほしいとの説明を受けた。私は殿下の反論を聞きながら、この計画は未遂に終わったのになぜ裁かれたのか、殿下は心を傷めていることもわかった」。こういう事は加藤本には出て来ないから、是非こちらも書いてほしいものだ。「秩父宮と昭和天皇」の担当編集者が書いた「皇族と帝国陸海軍」では津野田本が「それらが正確であるのは『東久邇宮日記』などから確かめられる」と書いているが、加藤本の113頁に写真版が掲載されている「三笠宮所有の『わが東条英機暗殺計画』」の書き込みを見ると、津野田兄弟は今の秩父宮記念公園である御殿場の秩父宮御別邸と三笠宮妃殿下が滞在されていた箱根を混同していて、それも「空襲を避けて」と前置きしている。東條内閣倒閣の頃に空襲が激しかったらしいが、これで大本営参謀を務められたものだ。余程、当時の事に疎いゴーストライターが書いたのだろう、とすら思えてきた。
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昭和を考える
2018/09/04 10:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たか - この投稿者のレビュー一覧を見る
改めて昭和を考えることができる。いまだに謎の多い人物。興味深い。
紙の本
読みやすい
2018/12/30 10:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:弥生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
特に松岡洋右の項目は、これまでのイメージを一新させてくれた。
当時の彼らは、米との戦争回避を主観としていたこともよく分かった
電子書籍
昭和
2019/05/21 07:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
教科書の近代史を学ぶだけでは分からない戦争の真実。興味深く、戦争について考えさせられる内容になっていました。
紙の本
歴史
2018/10/06 17:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史を感じることができます。このような人たちが日本を築いてきたんだなと改めて、感心しながら読みました。