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世界一の時価総額はマイクロソフトに迫る一冊
2021/10/02 15:16
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
window95で各家庭にwindowを搭載したPCに入り込むことに成功して以降、マイクロソフト社は世界に君臨し続けている。創業者の ビルゲイツの引退後、それを引き継いだパルマ―時代は既存製品と顧客の維持のみであったものの、研究活動への投資は一国規模で続けていき、エンジニア出身の三代目ナデラ時代になり、再び時価総額世界一へ。本書はナデラ体制になり、いかにマイクロソフトは変わり、あるいは変わらなかったのかという点を説明し、これからのマイクロソフトがウリに出そうとしているMRがいかに世の中に影響を与えるか、マイクロソフトのツールの進化、マイクロソフトの働き方がいかに先進的で同業他社と比べても生産性が高くて競争力があるかを説明してくれる。本書が触れていないところとしては、マイクロソフトの既存顧客の強さと事業ポートフォリオのバランスの良さという点もマイクロソフトが米国メガテックの中でも頭一つ抜けているというところだ。いずれにせよ、マイクロソフトはwindowsだけではないというところは知っておいたほうがいい。
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2018年9月19日読了。Windows、Officeなどの製品で「帝国」と呼ばれるまで膨張した大企業のMicrosoftの近年の変貌ぶりと、その向かおうとするところについて取材した本。会社のイベントで配布された本だけありいいことしか書いていないが、Growth Mind SetやConnectの話など、改めて本で読んでみると「なるほど、確かに」と思う所も多い。小規模のWebサイトから拡大してきた競合IT他社に比べるとすでに多くの製品・社員を抱えているMicrosoftが現在でも時代の先端をいくサービスを多数抱えており、他の企業と競合するだけでなくそのTransformationを支援しようとしていることは、確かにすごいこと・類を見ないことなんではないか、とは思う。数年後に世界・企業がどう変化しているかは分からないが、企業文化は残る。のだろうな。
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コレ読んで、転職先の候補として猛烈に浮上
ここまで自己改革できるってすごい会社だなぁ。感心だらけです。中の人に言わせるとそんな事ないのかもしれないけどね。
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Microsoft社の現在の動向について記した本。
クラウドでのビジネス支援を軸に、先端技術(mixed reality,網膜投影等)についても詳細に触れられている。Officeを売って終わりの会社ではなくなってきたことが良くわかる。他方でMicrosoft社の懸念点について触れていないことは残念であり、企業の全体像を把握するには力不足にも感じる。
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マイクロソフトと言えば、WindowsやMicrosoft Officeといったソフトウェアをビジネスにしている会社といったレベルの知識しかなかったが、いい意味でその認識を大きく覆される内容だった。というか、ソフトウェアを販売する会社という認識があまりに古かった。
20年来、優良企業で居続けているにも関わらず、現状に甘んじることに危機感を抱きながら、社会の期待や需要を踏まえCEOから会社の在り方を変えていこうとする姿勢が素晴らしい。また、会社の利益だけでなく、会社の営みを通じて社会をどう良くしていくかという視点が常にあること、ユーザ、ステークホルダー、世の中自体をいい方向に導けるなら、競合すらパートナーと位置づけるマインドには勉強になるところが多かった。
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IT業界の中では、マイクロソフトと言えば「昔はすごかった。今はアップルに負けて、グーグルに負けて、アマゾンに負けた古いタイプの会社」に見えてたのではないかと思う。
そういう時期もあったようだけど現CEOに変わり、社内風土が変わり、そのイメージも実は変わりつつあると。
そんな話が冒頭はかなり面白く読めるんだけど、だんだんマイクロソフトの宣伝くささが出てきて、後半はあまり面白くなかった。
しかし日本企業にはなかなかないダイナミズムを感じる。デカくなっても、それなりのスピード感は維持してる感じ。
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購入本。20年間に渡り、時価総額TOP10に入り続けている唯一の企業。持ち株を増やそうと思わせてくれる内容
・アップル、オラクル、GOOGLEとも協業、オープン化を進めている。
・上司面談ではインパクトを説明させられる。売り上げが評価では無い。
・東京ドーム30個分の125の建物が並ぶキャンパス。ボーダーレス、飲み物無料
・研究所は、マイクロソフト・リサーチと呼ばれ1兆円/年投資されている。世界中から集まる人材の優秀さは半端でない。
・ナデラCEOの頭の良さ、未来を読む力は太刀打出来ない。
・34ものAPIが有る。
・働き方改革(場所、時間をフリーに、オフィスの改修)した後の社員満足度40%向上。女性離職率40%改善。バックオフィス業務をスリム化し、アウトソーシングした。
・会議では資料を読むのはNG 問題点と次のアクションをどう取るかに時間を使う。
・業務時間分析を手作業では無く、マイクロソフト365で自動に分析。1クリックで63の言語に翻訳できる。
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サティア・ナデラCEOの『Hit Refresh』を読んだ際にマイクロソフトが変わり始めていると思ったが、この本を読んで、その変化に気付いた印象。テクノロジーをうまくビジネスに取り込んでいる。特にMyAnalyticsには興味を持った。
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マイクロソフトで起きている変革の全貌に迫った一冊。正直なところGAFAの後塵を拝す過去の王者というイメージを抱いていたので驚いた。自社のIT製品やAIを駆使して働き方改革をグローバル規模で実現したという第5・6章が特に興味深い。12万人から成る巨大組織がこんなにも変われたなら自分たちも、と勇気を貰える。
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過去20年にわたって世界の時価総額ベスト5に入り続けているWindowsやofficeなどの製品で馴染みの深いMicrosoftの社内や事業展開などを多くの取材をもとに書いた一冊。
ソフトウェアからクラウドへと事業の軸を転換するうえで
組織、評価、行事などの会社のカルチャーを時代に合わせて変えることによって常に業界のトップランナーとして先頭を走ってきた同社の姿の本質を本書で学ぶことができました。
そんななかで出社しないこと、社内のフリーアドレスやペーパレスなどは21世紀型の働き方を体現していると感じました。
意識して自社を変革していくためにグロースマインドセット、ライバル企業と手を組むことなどを積極的に行うことや生産性も高くするために目標を高く持つことなど
特に本書の中でAIやMRの可能性を感じ、特にHoloLensに対しては実用化すれば自分たちの生活が大きく変わると感じました。
あと、機械の強みをどう活かしていくかということも書かれており、印象に残りました。
本書を読んで同社がスマートフォンに次ぐ新しい革命を起こす担い手になるかも知れないと感じるとともに自分の知らないところで新しいテクノロジーが刻々と進化していることを感じました。
同社が起こす革命にますます期待が高まる一冊でした。
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ボリュームはそれなりに有るが、読んでいてとても楽しかった。マイクロソフトは伝えるのが下手、といった記述が出てきたが、確かにもっとアピールしても良いと感じる。
働き方改革に関わるところはOffice365を使っていて実感できるところであり、GAFAとは別に今後も動向を見ていきたい企業だと思う。
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GAFAと比較すると、就活市場においてもマイクロソフトは強いブランド力を持っていないように感じるが、これからの「ポスト・スマホ時代」に生き残るのは、実際の物流を抑えているアマゾンとマイクロソフトが生き残るのでは、、?と思った
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マイクロソフトの日本法人の社長や本社の開発のキーマンなど日米の幹部へのインタビューをまとめています。
関係者のインタビューを通して、マイクロソフトがポスト・スマホを意識しているのは伝わってきました。
それに向けてAIやクラウドをフル活用して、スマホのあとでも生き残るための製品を考えてるなと。読んでいて可能性を感じさせるものでした。
マイクロソフト関係者のインタビューですので、視点は片方から見たものになりますし、AmazonやGoogleとの比較という点では物足りないものがありました。
とはいえマイクロソフトがどういう状況なのかと行った点が把握できるのと、今後日本でも導入されそうな働き方を知ることができるという意味ではよい本だと考えます。
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この本も今の時代に読むべき内容だ。
結局我々に最も求められているのは「ゼロから新しいものを生みだす」ことではない。
「古い形式で存在して形骸化したものを、如何に効率的に新しいものに作り変えていくか」だと思う。
更地に最初から家を建てるのではない。
今既に建っている老朽化した建物を、全部を壊すわけでなく、しかも既存の建物(会社で言えば、社員などの人材)を上手に利活用して、形を変えて建て替える。
これは普通では絶対に出来ない。
しかも社員数万人を抱える大会社マイクロソフト。
しかもWindows・Officeという、成功ビジネスが機関としてある。
これを新しい会社のあるべき姿(この例えで言うと、建て替わる建物)を的確に社員に示し、確実に実行していく。
この本には本音が書かれている。
「正直、うまくいくか分からないまま、見切り発車の部分もあった」
しかし、マイクロソフトは確実に変化し、イノベーティブな製品を世に出している。
そして、今なお時価総額ではベスト5以内なのである。
この本を読むと感じる。
これは絶対に参考にしなければいけない、と。
一人一人がこれぐらい徹底的に生産性を上げていかないと、世界では戦えないってことだ。
その為に何をすべきか。
(何をすべきかも、この本にはご丁寧に書いてある)
ということは、後は「実践するのか」「しないのか」だけである。
答えは明白だ。
実践しなければ、生き残れない。
それは会社も個人もだ。
テクノロジーを使って、徹底的に生産性を上げる。
もう未来は待ってくれないのだ。
(2019/1/25)
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カルチャーに関する考え方(戦略よりもカルチャー)
・Growth Mindset
・Customer obsessed 常にお客様のことを第一で考える
・ダイバーシティ&インクルージョン
・One Microsoft
・Making a difference 変化をもたらす
評価制度はアクティビティから「インパクト」
・3ヶ月に1回、上司とステータスチェックのための面談「コネクト」を実施
・面談前に4つの質問に回答
1)この期間、どんな貢献をし、どんなビジネスインパクトを残したのか
2)さらに大きなインパクトをもたらすためには何ができたか
3)次の数ヶ月でどんなインパクトを目指すのか
4)インパクト達成に向けてどんな学習をしたり、自身の今後の成長に向けて何を行うか