「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
もうほとんど何もかも終えてしまったんじゃないかと僕は思う。間違っていたらごめんなさい−。世田谷文学館開館20周年記念企画として限定販売された作品「おるもすと」に、書き下ろしエッセイを加える。〔世田谷文学館 2016年刊に書き下ろしを加えて編集し直したもの〕【「TRC MARC」の商品解説】
もうほとんど何もかも終えてしまったんじゃないかと僕は思う。僕は「こうもり」と呼ばれ、崖っぷちの家にひとりで暮らしながら、石炭を選り分ける仕事をしている。ある日、公園のベンチで居合わせた体格のいい男のひとに英語で話しかけられた。長い話の最後に、彼はひと言「おるもすと」と云った――。世田谷文学館開館20周年記念企画として限定販売され完売した幻の作品に、書き下ろしエッセイを加えた特別版!
もうほとんど何もかも終えてしまったんじゃないかと僕は思う。間違っていたらごめんなさい。
僕は「こうもり」と呼ばれ、崖っぷちの家にひとりで暮らしながら、石炭を選り分ける仕事をしている。高級な石炭である〈貴婦人〉を見つけ出す天才だった祖父が亡くなり、家と仕事を引き継いだのだ。机と電話機しか置いていない〈でぶのパン屋〉の固いパンを、毎日食べるようになったある日、公園のベンチで居合わせた体格のいい男のひとに英語で話しかけられた。が、意味はさっぱり理解できない。長い話の最後に、彼はひと言「おるもすと」と云った。
世田谷文学館開館20周年記念企画として限定販売され完売した幻の作品に、書き下ろしエッセイを加えた特別版!【商品解説】
目次
- おるもすと
- 「おるもすと」の話のつづき
- 話のつづきの、そのまたつづき
- あとがき
著者紹介
吉田篤弘
- 略歴
- 〈吉田篤弘〉1962年東京生まれ。作家。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を行う。著書に「つむじ風食堂の夜」「レインコートを着た犬」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む