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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2018/09/21
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:19cm/106p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-513034-6

紙の本

おるもすと

著者 吉田篤弘 (著)

もうほとんど何もかも終えてしまったんじゃないかと僕は思う。間違っていたらごめんなさい−。世田谷文学館開館20周年記念企画として限定販売された作品「おるもすと」に、書き下ろ...

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おるもすと

税込 1,650 15pt

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商品説明

もうほとんど何もかも終えてしまったんじゃないかと僕は思う。間違っていたらごめんなさい−。世田谷文学館開館20周年記念企画として限定販売された作品「おるもすと」に、書き下ろしエッセイを加える。〔世田谷文学館 2016年刊に書き下ろしを加えて編集し直したもの〕【「TRC MARC」の商品解説】

もうほとんど何もかも終えてしまったんじゃないかと僕は思う。僕は「こうもり」と呼ばれ、崖っぷちの家にひとりで暮らしながら、石炭を選り分ける仕事をしている。ある日、公園のベンチで居合わせた体格のいい男のひとに英語で話しかけられた。長い話の最後に、彼はひと言「おるもすと」と云った――。世田谷文学館開館20周年記念企画として限定販売され完売した幻の作品に、書き下ろしエッセイを加えた特別版!


もうほとんど何もかも終えてしまったんじゃないかと僕は思う。間違っていたらごめんなさい。

僕は「こうもり」と呼ばれ、崖っぷちの家にひとりで暮らしながら、石炭を選り分ける仕事をしている。高級な石炭である〈貴婦人〉を見つけ出す天才だった祖父が亡くなり、家と仕事を引き継いだのだ。机と電話機しか置いていない〈でぶのパン屋〉の固いパンを、毎日食べるようになったある日、公園のベンチで居合わせた体格のいい男のひとに英語で話しかけられた。が、意味はさっぱり理解できない。長い話の最後に、彼はひと言「おるもすと」と云った。

世田谷文学館開館20周年記念企画として限定販売され完売した幻の作品に、書き下ろしエッセイを加えた特別版!【商品解説】

目次

  • おるもすと
  • 「おるもすと」の話のつづき
  • 話のつづきの、そのまたつづき
  • あとがき

著者紹介

吉田篤弘

略歴
〈吉田篤弘〉1962年東京生まれ。作家。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を行う。著書に「つむじ風食堂の夜」「レインコートを着た犬」など。

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みんなのレビュー19件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

消えていく宿命

2020/07/04 18:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

石炭を掘る孤独な主人公と、パン屋や灯台男との会話に味わいがあります。今では貴重な活版印刷とグムンド社の表紙で装丁された、初版本を手に取ってみたいです。

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