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紙の本
夜明けのウエディングドレス (幻冬舎文庫)
著者 玉岡かおる (著)
戦中から戦後の高度成長期にかけて、偏見と因習に抗いながら、今日のブライダルスタイルをこの国に根付かせた奇跡の歩み。東京、京都、姫路、パリ、そして大阪を舞台に、結婚式を変え...
夜明けのウエディングドレス (幻冬舎文庫)
夜明けのウエディングドレス
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商品説明
戦中から戦後の高度成長期にかけて、偏見と因習に抗いながら、今日のブライダルスタイルをこの国に根付かせた奇跡の歩み。東京、京都、姫路、パリ、そして大阪を舞台に、結婚式を変えた女たちを描く。〔「ウエディングドレス」(2016年刊)の改題,加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
思わぬ歴史小説
2020/09/30 19:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからは思いもしなかった、結婚式のスタイルを作り出した女性の物語で、なかなか勉強になる。いつか朝ドラあたりで見てみたいと思う。
紙の本
花嫁衣裳で時代を変えた女たちの友情
2018/11/08 23:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前から現代までを生きた女二人の人生を『花嫁衣裳』という切り口で綴った大河小説。
作者の小説は初めてながら、それぞれの時代を懸命に生きた女性たちがヒロインになっている作品が多いように思っていたが、本作品もまさにその線上にしっかり乗ったものだ。
戦前に東京の女学校で出会った美しいものが大好きだった二人の少女が、過酷な戦中、そして復興から発展の戦後までをそれぞれの場所で生き抜いた人生の記録であるとともに、そこにまでは花嫁衣裳に象徴される伝統と革新の対立や結婚にまつわる女性たちの思いがちりばめられたかなり重厚なテーマがしっかり表現されていた。
人生のひとつの節目である結婚式にかける女性たちの情熱は半端なものではない。ほとんど花嫁側の思いだけで式のスタイルが決まっていくようなバブル時代もあったけれど、花婿側は愛する人の願いを叶えたいってだけで結婚式に望んでいたんだろうか?この作品は最初から最後まで女性目線からしか描かれていないから、ちょっとそのへんも興味がある。
あと窓子と玖美のモノローグの部分が、自分としてはちょっと緩い感じがする。女性特有の芋づる式みたいな語り口と「ちゃんとした」という捉えどころのない価値観に貫かれていてちょっと辟易してしまう。その点が少し残念だったかな。