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商品説明
夫の浮気でもめて離婚した姉・弥生。10年以上彼氏なしの妹・ひな子。遺産で気ままに暮らす叔母に誘われ、ひな子が旅行に出かけている間、弥生はあるルールを自分に課すが…。『GINGER L.』連載に加筆し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
一年に一度でいい。熱く、熱い、夜が欲しい。
30代姉妹で二人暮らしを続ける派遣社員ひな子と介護ヘルパー弥生、彼女らの母親・淑江とその妹・清子、二組の姉妹の物語。夫が遺した財産で自由きままに暮らす清子はひな子を誘い、往復ビジネスクラスの一人180万円かかるブラジル旅行に出かけた。日本に残された弥生はひな子が不在の間、「毎日新しいことをするルール」を自分に課すのだが……。一年に一度、ステージ上の誰もが光り輝くリオカーニバルの煌めく美しさと、一見平凡に見える日常が時折放つ輝きの強さを丁寧に描く九年ぶり、二作目の長編小説。【本の内容】
著者紹介
益田 ミリ
- 略歴
- 〈益田ミリ〉1969年大阪生まれ。著書に「すーちゃん」「僕の姉ちゃん」「週末、森で」など。
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紙の本
東にさくらももこあれば、西に益田ミリあり
2018/10/11 16:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
益田ミリさんはれっきとした漫画家である。
しかも女性たちに支持される、人気漫画家である。
代表作の『すーちゃん』を読めばわかるが、益田さんの漫画はほのぼの系で暴力も血もでない。出るとしたら涙ぐらいなもの。
しかも、彼女は大阪生まれというだけあって、そのおばさん力は侮れない。
東にさくらももこあれば、西に益田ミリありというぐらいに、エッセイだって抜群に面白い。
そして、小説である。
この作品は彼女の9年ぶりとなる、2作めの長編小説なのだ。
なんといっても、主人公となる二人の30代、つまりはアラフォーの姉妹の造詣がいい。
姉の弥生はバツイチで今は介護ヘルパー。妹のひな子はなかなかいい仕事がまわってこない派遣社員。二人とも男運に恵まれない。
二人の母親淑江には清子という妹がいて、つまりは弥生たちのおばさん、その清子は亡くなった夫の遺産で優雅に暮している。
今回も清子に誘われて妹のひな子はブラジルにリオのカーニバルツアーに出かけた。
残された弥生の日常。華やかなブラジルでのひな子の時間。
きっとそのどちらにも身をつまされる読者も多いかもしれない。
この小説、あまりに面白くて一気読みができるのだが、雑誌に2年間にわたって連載されたもので、まるで書きおろしのような作品の出来に、益田ミリさんの根気のよさに感服する。
でも、よく考えれば弥生もひな子も益田さんの漫画に登場するアラフォー女性に似ている。
つまりは益田さんの中にこんな女性が根っこのようにいるにちがいない。
紙の本
叶うなら
2018/09/25 20:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度だけ、何かしたいことほしいものあるか?一度だけ、何か失敗後悔したことあるか?などなど、このタイトルは深い。ある姉妹に訪れた出来事が、もし逆だったらと思うけど意外にも当てはまるものでした。そして、少しだけ欲をだしたばっかりに、悲しいこともあったけどそれも含めて「一度だけ」のような気がします。
紙の本
一度だけ
2018/11/19 12:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
考えさせられました。暗いトーンでなく前向きな雰囲気が、読みやすく、自然にこちらも前向きに何か踏み出したくなります。