紙の本
理屈っぽい人向けに最適
2019/04/15 09:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルイージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はエンジニアではないが読んで面白かった。知的生産とは何かとかその術とは何かとか、いろいろ言い始めたらあらゆる角度からの批判は可能だろうが、本書全編に渡って理詰めで勉強方法とアウトプットの方法が提案されているので、たいへん実用的と思える。もちろん本書の方法が全てではないので、自分に合った方法を見つけ、それに基づいて本書への批判を投げる輩もいると思われるが、そういう人はそもそも本書のターゲットではないのだろう。
紙の本
なんとなく意識はしていましたが
2019/03/17 21:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めいてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
知的生産性の向上を考える上でのヒントになものがないかと購入。
当たり前と思われることも記されてはいたがまずます参考になる内容。
ただ、すらすらと読めるものではなく、しばらく間をおいて読み直す必要がありそう。
投稿元:
レビューを見る
面白いと感じつつ読み終わることができた。
自分の中で言語化できてなかった部分について、記載されていたり、いい方法があったので取り込んで見ようとおもえた。
何回か部分的にでも読みたいと思える本。
投稿元:
レビューを見る
KJ法、ポモドーロ・テクニックなどの数多の見知った方法論が引用されているものの、それをどう使うのか、なぜそれを使うべきなのかというのが具体化されているので腑に落ちる。
最もよかったのは「差異に着目する」という点で、これは似ているな、同じだなと思ったときに、完全一致するわけじゃないのであれば、何が違うのかをきちんと言語化せよというのが響いた。「ああ、これ見たことあるわ」で流しがちなことは確かに多かったし、本書のKJ法などの記述も見たことある話ではあるのだけど、じゃあ他の本と何が違うのか?を考えることで身についてくる。相対化して抽象化ができる。この姿勢は大事にしたい。
投稿元:
レビューを見る
エンジニアに限らず、ビジネスに関わる人であれば誰しもが、多かれ少なかれ「自分なりの知的生産術」を持っているんじゃないかなと思います。知的生産術とは、要は仕事における3つのプロセス、インプット→整理や検討→アウトプットの中の方法論のことをさします。例えば、会議中のメモのとり方や隙間時間を利用した情報収集法、タスク管理ツールや検討の際によく使うフレームワーク、アイデアを出すときのお気に入りの場所、といったことで、そういったものを秘伝のタレよろしく、日々アップデートをかけて自分流のものを築き上げている人も多いんじゃないでしょうか。
この本では、著者が長年築き上げたまさに秘伝のタレである知的生産術が、惜しげもなく披露されています。これからタレを仕込もうとしている新人の人にももちろんおすすめできるし、すでにタレを持っているベテランの人にも、ぜひ気になったものを隠し味に取り入れていただきたい。
本書は、エンジニア向けに書かれているためか、いくつか特徴的な点が見られます。個人的に面白いと思ったものをあげます。
一つは、幅広い方法論がベースになっている点。こういった本ってどうしても著者の狭い経験の範囲内で収束しがちなのですが、あまり偏りなく研究されている印象です。
例えばアイデアの出し方については、ジェームズヤングの「アイデアの作り方」、川喜田二郎さんの「KJ法」、「U理論」という3つの、古典から近代までの代表的な発想法を参考に、「たがやす→芽生える→育てる」という畑メタファーの、著者が独自に抽象化したモデルが展開されています。また、読書法では、本を読む速度を八段階くらいに分けて、フォトリーディングのような速読から、反復的に時間をかけて読む方法までを、広く紹介されています(著者いわくフォトリーディングは自分には無理とのこと)
原理原則まで掘り下げている点も面白いです。記憶法について書かれた章では、記憶が定着するときにニューロンとシナプスでどういった電子的現象が起きているか、といったことまで言及されています。そこまで深堀すると理論にも説得力がでます。ちなみに記憶の定着には、「忘れた頃に再度覚える」という期間をあけた間隔反復法が良いそうで、かつそのためのアプリも作成したそうな。
あとは、理論ではなく実践を重視している点。「遅延評価的勉強法」という、体系的にイチから学ぶのではなく目の前必要なことを優先的に学ぶ方法が紹介されていますが、これは忙しいエンジニアならではの考えかなと思います。前述のKJ法は、一般的に真面目にやると時間が膨大にかかると言われているので、現場で使うためのハショリ方が社会人向けチューニングとして書かれています。
チームメンバー同士で、独自の知的生産術を共有しあうのも面白いかもしれません。それが一番生産性アップにつながるかも。
投稿元:
レビューを見る
速読をすればたくさん学べる、フレームワークを使う、優先順位付けをする、など、誰も疑わずに当たり前だと思っていることが、いかに考えずに行われているかがわかる。自分が、日々周りに対して感じていたけど、何がおかしいのか言語化できていなかったようなことが、的を射るように書かれていた。
自分がこの本を読んでいくらなるほど!と思ったとしても、エンジニアの場合、これをチームに浸透させる必要があるのが難しいと思う。
投稿元:
レビューを見る
知的生産術についての本。タイトルにエンジニアとあるから興味があって買って読んだのだけど、いまいちなぜエンジニアとタイトルにつけたのかよく分からなかった(エンジニア以外にもあてはまるというよりも、エンジニアはあまり関係なくないかということも多かった)。
エンジニアにあてはまるという意味では、新しいことを学ぶときは写経するのがいいということ。読んで満足することも多いけど、自分も写経するようにして勉強していこうと思う(どうでもいいけど、ずっと写経を「しゃけい」と読んでいた。変換できないなと思ったら、正しくは「しゃきょう」と読むとググって分かった)。
それにしてもこの本の著者、ずっとサイボウズのエンジニアだと思ってたのだけど、そういう側面だけではなく東京工業大学の准教授でもあるらしく、12000人以上という大規模なやる気が出ない人の調査をしたことがあるらしい。どうやって調べたんだろう。アンケートサイトか?
ただ、自分の問題だと思うのだけど、全体的にどうにも頭にうまく入ってこない箇所が多かった。なんというか、哲学的な話っぽくてわざと難しく書いているような感じ。比喩とか例えとかもよく書いてあったのだけど、それもよく分からなかった。
投稿元:
レビューを見る
1情報収集
2抽象化(モデル化、パターン発見)
3検証
このサイクルをまわす原動力のために:
・ゴールは明確に
・チュートリアルがよい。
・知りたいことだけ学ぶ
・全体を大雑把に把握してから学ぶが、把握できないなら片っ端から写経していく。
・やるべきことを片っ端からリスト化して、あとはひとつに絞りきる。まず、簡単に終えられるところから終えて余裕を作る。
・探す時間と経験利用はトレードオフなので、不確かなときは楽観的にを合言葉に。
・記憶化にはテストすること、特に間違った問題を再試験することが効果的。
投稿元:
レビューを見る
学びのサイクル
1 情報収集
2 抽象化・モデル化・パターン化
3 実践・検証
緊急性分解 理論
1 質を下げられないか?
2 量を減らせないか?
3 納期をおばせないか?
4 方法を変えられないか?
5 別なもので代替できないか?
6 お金で解決できないか?
7 どうしようもないなら やるべき
7つの習慣
▶︎私的成功を支えるもの
1 主体性を発揮する
2 目的を持って始める
3 重要事項を優先する
▶︎公的成功を支えるもの
4 WIN-WINを かんがえる
5 理解してから理解される
6 相乗効果を発揮する
全体に対して
7 刃を研ぐ
1つのタスクのやる気を出す
1 タイムボックス(1ポモドーロ=25分)
2 メールを閉じる
記憶を鍛える →何度もテストする
何を学ぶべきか
卓越を目指す差別化戦略
1 他人からの知識の獲得はコストが安い
2 他人から得た知識は価値が低い
他人を追いかけても付加価値は生まれない。
組織の境界を跨ぐ知識の貿易商 戦略
投稿元:
レビューを見る
情報収集し、抽象化・モデル化・パターン化し、実践・検証するサイクルを回すことが大事。
抽象化は、理解する上で勝手に頭の中で実施していたりするが、改めて本書の内容を読んで、なぜ必要なのかがわかった。
自分の言葉で説明できるか?
自分の経験に基づいて具体例を挙げれるか?
は、理解度を高めるために必要なことと理解しているつもりではあるが、実践できていない。自分の中に落とし込めて知識を使い込めるようにしたい。
また、改めて全体像を掴むことの重要性がわかった。
ドキュメント精査などする際に、大雑把に把握しておくと役に立つ。これもわかっていたつもりであるが、現状、業務であまり活かせていない。
投稿元:
レビューを見る
IT業界のエンジニアとして働くために、常に新しい技術を学び、習得する必要性を感じている。とても参考になった。
投稿元:
レビューを見る
私が覚えておきたいと思ったこと
・知識が積み上げられたかを知る方法
自分の言葉で説明できるか?
自分の経験にも続いた具体例を挙げることができるか?
自分の目的を達成するためにその知識を使えるか?
・やる気が出ない人はタスクを一つに絞れていない
・今日やらないといけないことができる以上の量になるには、「思慮の砲台金次第 ならぬならばやめるべし」
質を下げれないか?
量を減らせないか?
納期を伸ばせないか?
方法を変えれないか?
別のもので代替できないか?
お金で解決できないか?
どうしようもないならやめるべき
投稿元:
レビューを見る
エンジニアの学びを考察した一冊。他の書籍も引用しながら多数の方法を平易に解説してくれるので非常に助かった。特に第4章は読書量に囚われて読み方を軽んじていたと気付かされた。Whole Mind Systemは無意識に実践していた部分もあったけど、同章で言われていた通り名前が付くというのは大切だと実感。
投稿元:
レビューを見る
生産性アップ、整理術、発想法などのまとめ直したもの。レファレンス本なので、この本を読んで気になったことについて原典に戻るというのがいいのでは
投稿元:
レビューを見る
自分自身も知的生産については考えることが多く、この本を読むことで自分の頭の中で考えていたことがスッキリしました。
KJ法はやったことないけど、考え方がなるほどなぁーって思いました。
一回読んで終わりというよりも、何回も読みなら自分の思考をアップデート出来る本です。