ウルトラマンレオ 完成映像では見られない貴重な写真で綴る至高の資料集 （ＮＥＫＯ ＭＯＯＫ エンターテインメントアーカイブ）

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投稿者：おじゃもんくん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

第二期ウルトラシリーズの、最終作品「ウルトラマンレオ」の写真本。
「ウルトラセブン」の終了から、少し間を開けての第二期シリーズ。
「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンA」「ウルトラマンタロウ」に続く4作品目。

とにかく、前作の「ウルトラマンタロウ」が派手な作品だったので。
「ウルトラマンレオ」になった途端、暗くて地味な作品になった印象が強い。
タロウは、ウルトラ6兄弟の末っ子でウルトラの父とウルトラの母の実子。
そして、前作はウルトラ兄弟との共演が多くパッとしていたのですが。
レオは、しし座生まれのウルトラ兄弟では無いし。
アストラと言う弟はいるが、なかなか出て来ないし。
そして一番のマイナス要因が、毎回登場の宇宙人が通り魔みたいな事。
今までの敵宇宙人は、地球侵略の目的が明確だったのに。
レオの宇宙人は、社会悪として登場していたので。
見ていた当時、暗いシーンと共に少し悲しい思いをしていました。

この本で、写真・解説と共に読み進んで。
当時の、オイルショックやスポ根ブーム等の背景もわかり。
番組も、試行錯誤の連続だったことが分かり。
スタッフの苦労も、少しですが色々分かりましたねぇ。

ここでウルトラシリーズは、一旦幕を下ろしたのですが。
なんども復活して、現在も続く長寿シリーズになりました。
当時のスタッフ有っての現在。
ひしひしと感じる一冊です。