紙の本
企業のデジタル化について詳細に解説した書です!
2018/11/27 09:18
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、世界一のコンサルティング会社として知られるマッキンゼーが組織をデジタル化するための方法論、戦略を公開した書です。今や、突然に新興企業が現われ、競争が激化して、市場状況が日に日に変化するという企業にとっては過酷な時代となっています。そのような時代に勝ち残り、生きていくためには、組織のデジタル化は欠かせないと著者は言います。そのためにはどうすればよいのか。具体的な方法を本書が解説してくれます。
紙の本
デジタルへの薦め
2018/08/31 12:28
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投稿者:凄まじき戦士 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最先端を走る企業委は常にデジタル化されっ続けているということを念頭にオールド企業が生き残るにはこのデジタル化の波に逆らわず、対応していくしかないということを書いた内容でした。
あまり革新的な感じではなく、未だにデジタル化を渋っている人たちに対しての警鐘を鳴らすといった気がします。
若者向けの本ではなかったように感じました。
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電子書籍 kindle対抗馬 トリノ tolino
今どれほど事業成績が好調で優位性を築いているとしても、デジタル化が現在のビジネスモデルにもたらす変化を経営者が過小評価すれば、会社は大変なリスクに晒されるということだ。たとえ変化の必要性に気づいていても、現在の収益に安住して対応を先送りすれば、自滅への道を辿る。
ダイナミックプライシング
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ボリュームが多く少し読むのに苦労したが、各業界のデジタル化の流れと、ビジネスアーキテクチャ観点のデジタル化が、マトリックスで整理されていて勉強になった。
とくに、ビジネスアーキテクチャ観点のデジタル化は、ビジネスを創る側の人間には参考になると思う。
個人的には、デジタル化が進んでいる企業に必要とされる働き方や社内制度に興味を持ったが、その観点の事例はやや少なかったような。
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世界的なコンサルティング会社であるマッキンゼーが、今まさに急速に進展しているデジタル化について、現状の将来の方向性について詳しく解説しています。
デジタル化なんて、すでに世の中に浸透している、とお思いでしょうが、今言われているデジタル化とは、あらゆる電子ツールから収集されるデジタルデータを事業に生かして行くという少し概念が異なります。
みなさんがお持ちのスマホからも、位置情報、検索情報、高頻度で利用するアプリ、検索キーワード、はたまた健康アプリを利用している人なら、日々の体重や歩数などが収集され、なんらかの目的で利用されています。
ある調査では、直近2年で保存されたデータは、古代から人類が作成してきたデータ量を上回ったともいいます。このとてつもなく巨大化したデータをいかに生かしていくか、企業間の競争はこんなところにも存在します。
今、世間で言われているデジタル革命とは何か、何が起こっているのかわかりやすく書かれています。
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デジタルトランスフォーメーションにおいて組織に必要な内容、事業を開始するにあたり重要な内容をまとめて書いてある本。
特に日本企業の特徴にも触れた部分はよく分析されていると思う。日本のマッキンゼーの方の解説部分も、補足的な情報として有用。
途中からは似たような内容が書かれてあるが、言及している内容が深いと思う。
日本企業でデジタル化を進めるためには、一つ成功事例を作らないといけないのは納得の一言。
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デジタルの未来について、コンサルの視点から事例・構造をふんだんに盛り込んで記された一冊。
参考になる良著
<メモ>
・第1段階 新しいエコシステム 9つ
デジタルかで変わるモビリティ、スマート化する住宅
新しい小売、金融の進化、金融の進化、公共部門の変化、
デジタル化するヘルスケア、通信業界への脅威、
激変する物流業界、電力供給網のデジタル革命
→戦略的な視点からの問い
ライバルは新しいテクノロジーを駆使して事業を攻撃しているのか。
・第2段階 ビジネスアーキテクチャ設計
デジタル化は経営と管理をどう変えているか
CX・製品サービス・新たな付加価値
・第3段階 基盤強化
自社のテクノロジー、プロセス、文化はデジタル世界への挑戦に適しているか。
・緊急度の目安を知るとい
1デジタルがビジネスモデルと収益にインパクトを与えることを期待しているか
2デジタルの世界で継続できるパートナ0、顧客とのエコシステムを積極的に作っているか
3現在の収益を損なう可能性のあるデジタル戦略を受け入れるか
4自分たちの強みと新しいビジネスモデルで全く新しい業態に進出する可能性を精査しているか
5ポートフォリオの中で現在価値ある領域を分離独立させる意思はあるか
6現在の戦略はデジタル時代の速いペースと不確実性を反映しているか
7未来の技術の進歩がビジネスに与える可能性のある影響を考慮しているか
8デジタル化のチームに最高の人材を投入しているか
9デジタル戦略に沿って資金人材管理の優先順位をつけて割り当てているか
10成功あるいは失敗を確実に計測するため的確なタイミングと有意義なKPIを設定しているか
・銀行の強みは広い顧客基盤と商品ポートフォリオ、そしてブランド。地方視点もオムニチャネルのコンセプトの一部とできる可能性。幅広い領域のデータ。
・リテールではより良いCXを求めて金融機関を変えるため、顧客維持困難。
・デジタルが進展しない企業特有の問題
1ROIが低く推定され、大胆な投資が進まない
2デジタル化を進めるタレントがいない。外部協働に消極的
3R&Dはするが、ユースケースに繋がらない
4本質的な顧客視点が抜ける
5アジャイル開発ができない
・コネクティッドビルのエコシステムの4つの次元
1顧客 スマートホームにいる消費者、公的機関が入るスマートビル、スマートファクトリーやインフラ関連建物、スマートショップの商業区域
2プロバイダー
3顧客ニーズ具体化 セキュリティ・ホームオートメーション、エネルギー管理
4商品の基盤テクノロジー センサー・ハードウェア・データプラットフォーム・ITセキュリティ
・ジエッジ センサーが動き感知使用頻度が高いエリアを清掃スタッフに認知させる、仕事場を動的割り当て、照明温度の自動制御、高性能ロボット掃除機
・ソフトウェア戦略の5つの視点
1会社の戦略にあったトランスフォーメーションの詳細な計画を作成する
2戦略開発には最高幹部が関与しなければならない
3スタートアップ企業の戦略を模倣するより会社の強みに焦点を絞る 顧客基盤。ブランド。業界知識
4戦略目標。難攻不落の地位を確立してネットワーク効果を獲得する
5価格戦略を開発する。
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文章が冗長で途中で読むのを諦めた。書いてあるのはわからんでもないが、会社で役立てれるかどうか。実践的だはないように感じた。
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米国を中心とした豊富な海外事例から多くの示唆が学べる。デジタル化、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションというワード先行型がゆえ、見えにくくなっているしまっている各事業が持つオリジナルストーリーの存在。そしてもデジタル化への対応レベルに応じた施策の存在。①単独に独立ビジネスユニットを作る、②デジタルコンピタンスセンターを設置して体系化、③DevOpsに対応し、デジタルネイティブがビジネス立案を行う という段階ごとにアプローチを変えるべきという指摘に納得しました。
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「デジタルの未来」
全体俯瞰のための3つの問いをすること。
1.なぜデジタルに変化するのか?
2.どの範囲をデジタルにするのか?
3.どのように実現するのか?
顧客または見込み客とのタッチポイントかつ重要な範囲はデジタル化して足跡を計測すること、それを次の仕掛けにつなげること。
それがベターだと再認識できました。
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この本で書かれている各種の業種による効果のデータは、本当にそうかどうかなんて別にして、上申資料の参考値としてある程度使えると思う。
内容は、芯を食ってるか?という点では、本業としてやっている人たちからするとイマイチ感があるかもしれないが、そもそも本で全てさらけだすのも能が無い訳だし、コンサルにそこまで求めるのもどうかと思うから、幅広く各業界で起きていることを俯瞰して見えるのは良い。
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法王ですらデジタル化している時代。企業が生き残るための必要条件となっているデジタル化だが、業界や企業において何をデジタル化していくのか、どう優先順位づけをしていくのかの指針を提示している。
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次の流れにて、著者からのメッセージと読み解きました。
生涯に幾度も起こるデジタルの変革への警告
WHY、WHAT,HOWによる問いかけ
結論:新しい思考をすること、チーム、ネットワーク、速さ、顧客志向
結論に対して、メフェルトと野中からの10の提案
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デジタルの未来
2017年に原本(英語版)が発刊され、2018年、野中さんによって日本語訳されたもの、
コロナ禍の前に発刊され、当時を思い返すと、世界的には、北朝鮮のミサイル発射頻度が増えたり、
トランプ政権が発足されたり、マレーシア空港で、金氏の事件があったり、「テロ」を想起させる
ことも多い時期でした。日本では、電通で働きすぎた方が亡くなったり、神戸製鋼、日産自動車
などでに品質問題が発生したり、日本の「品質」が揺らぎ始めた年というイメージです。
あとがきにも掲載されていますが、野中さんが経営者と対峙した時に、当時の経営者は
「デジタル化への焦燥感」を抱いている印象が強いと仰っています。この焦燥感に対しては、
全組織を1年でガラッと変えるようなことではなく、組織の代謝リズムに合わせて、数年かけて
結果を出す必要性をうたっています。
1.行って、見てみる(Go-and-See)
→実際にデジタルのチームがどのような動き方をしているか、どのような切り口で付加価値を
つけているかを見てみるべき。
2.ビジネスリーダをCDOに
→日本企業がもっとも苦手な部門の壁を越えたコラボレーションが必要。そのためには、
ビジネスリーダをCDOに添えて、全社レベルでの取り組みにすべき。
3.構想に輪郭を(継続的に)与える
→デジタル化について、Why - What - Howでの輪郭を作る。3か月に1度は、
デジタル変革に構想をリフレッシュすることは重要。
何故、デジタルトランスフォーメーションが必要なのか?(Why)
ここには、期待感と危機感の同居が必要。その上で、どのアセットを利用できるか。
ビジネスモデルをどこまで変える必要があるか。現在のビジネスモデルの一部を変える?
バリューチェーンにターゲットを絞って変える?お幅に変える?新しいビジネスモデルを
考える?ただし、一番は、期待感をどこまで持たせるかである。
デジタルトランスフォーメーションへ向けて何をするか。(What)
新しいエコシステムを築く、ビジネス・アーキテクチャを開発する、事業基盤を
構築する。この3点。エコシステムは、ターゲットとする市場によって異なる。例えば
モビリティ、スマートホーム、政府などでも、エコシステムの構築は異なるかと思う。
ビジネス・アーキテクチャについては、①データの活用、②徹底した顧客視点、③テクノロジーの
活用がポイント。ダイナミック・プライシング、デジタル・マーケティング、商品開発
(開発プロセスとオープンイノベーション)、製品デザイン、サプライチェーン4.0、
生産のデジタル化、オフィスのデジタル化、など、会社のあらゆるものを変えていく必要性。
事業基盤の構築は、今の組織の上に構築するか、1から作り直すか、他社を買収するか、3択。
組織を如何にアジャイルな組織に変革するかがポイントとなる。デジタルに耐えうるプロセス、
人材育成、パートナーシップ。CDOの任命。サイバーセキュリティ、データ分析。これらが
基盤として必要。
どうやって���ジタルトランスフォーメーションを実行するか(How)
ようは、計画立てて、実行してみて、振り返って向き直るしかないということです。
その中でのポイントは、大きくとらえること(全社視点で取り組むこと)、顧客視点を
貫くこと、縦割り構造を壊すこと。