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商品説明
友だち同士から国際社会まで互いに異なる人たちが、共に暮らしていくには。変わりゆく世界の中で、政治の根本を考え抜く。2017年に豊島岡女子学園中学校・高等学校で行われた講義を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
友だち同士から国際政治まで,互いに異なる人たちがどうしたら一緒に暮らしていけるのか.各地で頻発するテロ事件,英国のEU離脱やトランプ大統領の誕生,そして日本社会や東アジアの行方.変わりゆく世界のなかで,政治の根本を考え抜く5つの講義.
「人と一緒にいる」のは素晴らしいことであると同時に,時としてつらいことでもあります.自分とまったく同じ人間は,世界のどこにもいません.当然,人と人には,いつも「違い」があります.「違い」があるからこそ,人と一緒にいることはおもしろいし,楽しいけれど,時には対立が起き,すれ違いが生じます.講義では,このような基本的感覚からスタートして,「政治」というものを考えてみようとしました.(「はじめに」より)【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1講 変わりゆく世界と〈私〉
- 1 世界はお先真っ暗?
- 2 未来予測は,けっこう外れる
- ジャパン・アズ・ナンバー・ワン幻想/あたることもあるけれど/フランシス・フクヤマの誤算/ネグリとハートの誤算
- 3 変わりゆく世界のイメージ
- 現代世界をどう見るか/先進国と新興国は近づいている/東南アジアが少子高齢化/世界は否応なくつながっていく/世界を全体として捉える/日本は世界の先進事例?/海外に行きたい? 国内にいたい?
- 4 隠れていた人々の声があらわに
- トクヴィルの予言/〈私〉時代のデモクラシー/ブレクジットの実態/グローバリズムが導いたもの
著者紹介
宇野重規
- 略歴
- 〈宇野重規〉1967年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。同大学社会科学研究所教授。博士(法学)。著書に「政治哲学へ」「西洋政治思想史」「保守主義とは何か」など。
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紙の本
未来をつくる女子中高生への講義(と対話)
2021/01/24 16:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Heine - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇野先生が女子中高生に行った、「政治」についての講義録。とはいっても、POPな表紙が表すように、身近な話題から最近のニュース、そして政治思想史の流れまで、平易な語り口で書かれています。
スタイルは加藤陽子先生の『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』と同じ体裁。読みやすいけど、読者も考えさせられるので、ヘタな新書より存在価値のある本です。
男女平等指数が悲しくなるほど低い日本で、女子中高生たちとやりとりしている事の意義深さがステキ。
本書を読んでもっと知りたい人は、各講ごとの基本的な参考文献が掲載されているので、ステップアップもしやすいです。
エッセイ気分でも読めるけど、得られる教養と脳みそへの刺激は中々のものがある一冊です。
紙の本
根本的に多様である我々が社会との安定的な関係を維持するには、「自由でありながら、人と一緒にいる」を基本的作法にする
2018/10/16 16:30
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
政治?私たちには関係ない?人間が二人以上いれば、そこには政治がすでにある。ちょっと周りを見れば、自国中心主義。ハラスメント。自分が自分らしくありつつ、人と共に生きるとはどういうことかを考える、中高生へ向けた講義録。私たち自身の社会を取り戻すための第1歩。時代の変化は加速し,世界は大きく変容しつつあります。それでも、人間にとっての基本的条件はそう大きくは変わらないのではないでしょうか。その基本的条件とは「人と一緒にいる」ことです。「人と一緒にいる」のは素晴らしいことであると同時に、時としてつらいことでもあります。自分とまったく同じ人間世界のどこにもいません。当然、人と人にはいつも「違い」があります。「違い」があるからこそ、人と一緒にいることはおもしろいし、楽しいけれど、時には対立が起き、すれ違いが生じます。このような基本的感覚からスタートして、「政治」というものを考えてみよう。