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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/09/07
- 出版社: 朝日新聞出版
- サイズ:20cm/353p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-02-251566-7
読割 50
紙の本
国宝 下 花道篇
著者 吉田修一 (著)
【芸術選奨・文部科学大臣賞文学部門(第69回)】【中央公論文芸賞(第14回)】技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、信頼と裏切り。舞台、映画、テレ...
国宝 下 花道篇
国宝(下) 花道篇
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:3,300円(30pt)
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商品説明
【芸術選奨・文部科学大臣賞文学部門(第69回)】【中央公論文芸賞(第14回)】技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、その頂点に登りつめた先に何が見えるのか? 『朝日新聞』連載に加筆修正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
【文学/日本文学小説】日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく喜久雄と俊介。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。二人は、舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受していく。その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?【商品解説】
鳴りやまぬ拍手と眩しいほどの光、人生の境地がここにある。
芝居だけに生きてきた男たち。
その命を賭してなお、
見果てぬ夢を追い求めていく。
今年最高の感動を届ける役者一門の大河小説
(あらすじ)
1964年1月1日 長崎は料亭「花丸」
侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、
この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄
極道の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、
喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。
舞台は長崎から大阪、そして、オリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。
血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、
その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?【本の内容】
著者紹介
吉田修一
- 略歴
- 〈吉田修一〉1968年長崎県生まれ。「最後の息子」で文學界新人賞を受賞しデビュー。「パーク・ライフ」で芥川賞、「悪人」で毎日出版文化賞と大佛次郎賞を受賞。
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紙の本
離れがたい親子の物語。 無償の友情の物語。 そして、すべてを貫く師弟の物語である。
2022/11/27 15:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
父権五郎の死をきっかけに、長崎から大阪へやってきた喜久雄。
二代目花井半次郎の息子俊介とともに、歌舞伎界の寵児となっていく。
ただ芸を磨くために。
もっと、うまくなりたい。
もっともっと、極めたい。
そんな二人の願いに立ちはだかるように、これでもかと宿命の嵐が襲いかかる。
策や要領などは通用しない。
逃げる訳にも行かない。
ひとたびは敗れ去ったかのようにみえても、喜久雄は不死鳥のように何度でも這い上がってきた。
いつまでも、舞台に立っていたい。
幕を下ろされるのが、怖い。
だから何があっても、前に進み続ける。
手紙から、携帯電話へ、そしてインターネットへ。
時代がいかに変わっていこうとも、変わらないものがある。
離れがたい親子の物語。
無償の友情の物語。
そして、すべてを貫く師弟の物語である。
歌舞伎の知識がゼロだったとしても。
圧倒的に引き込まれて、読むのをやめることができない。
そして、歌舞伎が見たくてたまらなくなる。
紙の本
一気に読めた
2019/10/30 21:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌舞伎は一度見ただけだが、この本は上下巻とも一気に読めた。不満をいえば、恋愛模様がさらっと書かれていること。しかし、芸の上達にしか頭にない主人公には、確かにどうでもよいことなのかもしれない。映画みたいなラストも気に入らないけれど、それらを割り引いても面白かったのは確かです。
紙の本
その先に見えるもの
2018/10/22 19:45
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
喜久男の人生後半は、良き友でライバルの俊坊との再びの別れ、娘のこと、そして初孫と人生浮き沈みのなかでも、とにかく芸の道はまい進中。他は何もいらぬと昔願掛けをしたことの自身への報いが、人間国宝となる。
そこから安住へと向かうと思われた喜久男の幕引きは、らしいとしか言いようがない。犠牲にしてきたものの上に立つ、孤高の我が身はその人にしかわからないもの。