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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/09/25
- 出版社: 日経BP社
- サイズ:20cm/309p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8222-5605-0
読割 50
紙の本
セゾン 堤清二が見た未来
著者 鈴木 哲也 (著)
先の見通せない時代に生きる私たちに、堤清二が語りかけるものとは。無印良品、西武百貨店、パルコなど「セゾングループ」と堤が生み出した先駆企業の栄光と苦闘を振り返り、異能の経...
セゾン 堤清二が見た未来
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商品説明
先の見通せない時代に生きる私たちに、堤清二が語りかけるものとは。無印良品、西武百貨店、パルコなど「セゾングループ」と堤が生み出した先駆企業の栄光と苦闘を振り返り、異能の経営者が目指した世界を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
無印良品、ファミリーマート、パルコ、西武百貨店、西友、ロフト、そして外食チェーンの吉野家ーー。
いずれも日々の生活でなじみのある企業であり、知名度の高いブランドだ。
これらの企業が、かつて同じグループに属していたことを、知らない世代が増えている。
これらはいずれも、堤清二という男が一代でつくり上げた「セゾングループ」という企業集団を構成していた。
小売業にとどまらず、クレジットカードや生命保険、損害保険などの金融業、ホテルやレジャー、食品メーカーまで、多様な事業を展開してきた。
一時はグループ約200社、売上高4兆円以上のコングロマリットを形成したセゾングループ。
かつてはスーパーを軸としたダイエーと並んで、二大流通グループとされていた。
2000年代、セゾングループは解体された。だがそれぞれの企業を見れば、堤が育てたセゾングループの価値がより鮮明に分かるはずだ。
例えば無印良品を展開する良品計画は、今では国内外で約900店を展開するグローバル企業に育っている。
ファミリーマートは海外約7000店を含む、約2万4000店の巨大チェーンに成長し、国内ではコンビニ業界2位となった。
現代の消費市場をリードするのは、米アマゾン・ドット・コムに代表されるIT企業だ。
インターネット通販やスマートフォンが爆発的に普及したことで、消費スタイルも根底から変わりつつある。
ものを所有しないシェア消費や個人間売買など、新たな流れが広がっている。
大きな変化が起こっているのは確かだが、人々の生活意識や買い物のスタイルがこれからどう変わっていくのかについては、企業も消費者も視界が晴れない。
そんな中で、堤とセゾングループがかつて持っていた特有のエネルギーを検証することは、未来の消費の行方を知る大きなヒントとなるはずだ。
新たな価値を生み出す発想力や、現状を否定してイノベーションを起こす柔軟性ーー。
閉塞感が漂う現代だからこそ、セゾングループのかつての哲学を掘り起こし、分析することに大きな意味がある。
【商品解説】
バブル最盛期、日本の消費文化を根底から変えた堤清二のセゾングループ。西武百貨店、無印良品、パルコ、ロフト、リブロ、ホテル西洋銀座…。堤清二が日本産業界に遺したものは何だったのか。日本経済新聞で「最後の」セゾン担当だった記者が書き下ろす。【本の内容】
目次
- 【一章】 無印良品
- 一節 ロンドンで感じた違和感
- 二節 西友と堤からの「独立」
- 三節 今は無印を、僕たちが解釈している
- 【二章】 西武百貨店
- 一節 革新は、いつも逆境から
- 二節 セゾンが文化を"民主化"した
- 三節 挫折の連続の中に先見性
- 【三章】 パルコ
- 一節 幻の「銀座パルコ」
著者紹介
鈴木 哲也
- 略歴
- 〈鈴木哲也〉1969年生まれ。早稲田大学法学部卒業。日本経済新聞社へ入社し、企業報道部次長などを経て日経BP社に出向。日経ビジネス副編集長。
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紙の本
閉塞した現代社会を打ち破るカギが隠されている書です!
2018/10/13 12:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、閉塞状態にある現代の日本経済に若さを取り戻させるカギを提供してくれる書です。その源泉となるのが、堤清二が一代で築いたセゾングループの哲学です。私たちがよく知っている西武百貨店、パルコ、西友、ファミリーマート、無印良品、吉野屋などは、かってはセゾングループに属する企業で、日本経済を牽引してきたコングロマリットでした。2000年にグループは解体されましたが、それぞれの企業は、今や驚くべき躍進を遂げています。その哲学には、現代日本に生き血を与え、再生を促してくれる何かがあると著者は言います。本書は、そのかってのセゾングループの哲学を学ぶことで、その再生のカギを明らかにしようとする傑作です。
紙の本
おもしろい
2018/12/27 09:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
セゾングループの堤清二の魅力が、よくわかり興味深く読めました。詩人、文学者としての素養が、魅力を増しているのでは。