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紙の本
大人の道徳 (扶桑社新書)
著者 斎藤孝 (著)
閉塞感のただよう社会を生き抜くために必要な、本当の意味での「道徳」を説く。仕事や日常生活での悩みや不安が解消され、日々心穏やかに過ごすための心構えのヒントが満載。【「TR...
大人の道徳 (扶桑社新書)
大人の道徳
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商品説明
閉塞感のただよう社会を生き抜くために必要な、本当の意味での「道徳」を説く。仕事や日常生活での悩みや不安が解消され、日々心穏やかに過ごすための心構えのヒントが満載。【「TRC MARC」の商品解説】
道徳はキレイごとではありません。
先人たちが伝えてくれた「精神文化」と「身体文化」の結晶です。
よくビジネスパーソンに必要なスキルとして「IT・会計・英語」の3つが挙げられたりしますが、
私はここに「道徳」も入れたい! と本気で思っているほどです。
インターネットが世界中を駆け巡り、すべての情報が一瞬のうちに共有されるグローバル社会において、
人間関係はどんどん多様に、そして複雑になっています。
本来人を幸せにする技術が、人をおとしめたり、誤解したり、孤立化させる要因にすらなっています。
こうした閉塞感のただよう社会を生き抜くために必要なのが、本当の意味での「道徳」なのです。――(「はじめに」より)
【目次より】
はじめに――大人たちにこそ「道徳」は必須の〝能力〟
第1章 今までの価値観が通用しない時代
1 大人たちの非道徳的な振る舞い
2 変容する家族のカタチを踏まえた価値観の再構築
3 冷静な「世間の目」を自分の中に持つ
第2章 道徳=心+精神文化+身体文化
「心」――個人的で移り変わりやすい感情や気分
「精神文化」――共同体で共有される普遍的な意思、気構え、秩序
「身体文化」――礼儀作法、書道、武道など……
第3章 今の日本人が軽視する「礼」は形式的だからこそ意味がある
仁、儀、礼、智、信――5つの徳目
剣道でガッツポーズがいけない理由
「礼」で「心」を制御する
形式化されているから誰にでも通じる……
第4章 道徳のベース「理解力」と「対話力」を育むために文学に触れ「心」を知る
1 文学から「心」を学び人間を理解する
2 他者を理解するために対話を続ける
3 対話を続ける粘り
4 どうしても苦手な相手には「敬遠策」
第5章 ネット社会が増幅させる人間の負の感情を直視する
1 IT社会は今まで以上にコミュニケーション力が必要
2 SNSが中世の魔女狩りを現代に再現させた
第6章 他者とより良い人間関係を築くために道徳を実践する
1 日本人は押しが弱いが道徳が試されるのは行動時である
2 他者とより良い人間関係を築くための道徳
3 道徳は「できるか、できないか」
4 今汝(なんじ)は画(かぎ)れり
おわりに――精神文化と身体文化を受け継ぎ道徳を実践する
【商品解説】
目次
- 齋藤孝(さいとう・たかし)
- 明治大学文学部教授。昭和35(1960)年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『現実を動かす会話力』『声に出して使いたい大和言葉』(以上扶桑社)など多数。
著者紹介
斎藤孝
- 略歴
- 〈齋藤孝〉昭和35年静岡県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。著書に「身体感覚を取り戻す」「声に出して読みたい日本語」など。
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精神文化と身体文化
2020/07/24 21:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
道徳を精神文化と捉え身体文化との関わりを重視して、それらの継承がうまくできていなかったとおっしゃる。「現代は伝統や社会性を重んじる精神文化が揺らぎ、鍛える習慣のなくなった弱い身体の上に自分の欲を満たしたいという心がドーンと載っかっている状態です」とおっしゃる。
齋藤先生の作品はよく読ませていただきます。よくもこんなにたくさん、書けるものだなあと思ってます。中にはおすすめの本という業界の回し者かというものもあったりします。でも勉強になるからこれからも読むと思います。応援してます。