紙の本
おいしいおやつ
2021/01/08 18:17
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投稿者:さやや - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きな作家さんが参加されているということで購入。個人的に一番好きなお話は、お稲荷さんのお話でした!!
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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
それぞれの作家さんが書かれたおやつの短編集。
おやつ(お菓子)が出てくる小説、エッセイ、漫画が大好きです。
お菓子が食べたくなったのもあるし楽しめる内容でした。
紙の本
いいバランスの短編集。
2019/07/09 17:48
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほんのりビターだったり、ふわっと甘かったり。
いろいろおいしくいただきました、という読後感。
椹野道流氏が読みたくて手に取ったのだが、いつものとおりの読後感。
個人的には「たぬきとキツネと恋のたい焼き」がイチオシ。
紙の本
ライト、アンソロジー
2020/10/30 15:38
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投稿者:MILKy - この投稿者のレビュー一覧を見る
5人5話の美味しいスイーツを背景に進むハートウォーミングな話たち。最もよかったのが、ラスト椹野道流あんみつ。同じタイミングの過去を交換し偶然の出会いにより未来を創るというお仕事小説(未満)。続きが読みたくなるような。主人公の、いいというものにしか一生懸命になれない、正直さは社会では時々面倒だけど凄く分かる!フレンチトーストは食パンを焼いておくと卵液が滲みやすく、美味しく作れるトカ?!たい焼き、尚食べたくなる。大人は子どもがそのまま大きくなったようなもの、いや正に。
20200914
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何人かの作家がお菓子をテーマに短編を書いたアンソロジー。
誰にでも起こりそうな日常的な話が多く、意外なほど感情移入してしまいうっかりうるうるきてしまう話も多かった。
特定のお菓子をテーマに、それが話の中心となっている話もあれば、ちょっとしたエッセンスとして使われてる話もある。
ライトノベルでさらっと読める本なので恐らくは中高生向けなんだろうけど、家族や人生に関するテーマの話は社会人が読むと違った見方ができ、色々考えてしまう。
予想より面白かった。
すぐ読めます。
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レンタルフレンド デザートビュッフェ 青木祐子(あおきゆうこ)
たぬきとキツネと 恋のたい焼き たい焼き 阿部暁子(あべあきこ)
明日の思いひでフレンチトースト フレンチトースト 久賀理世(くがりせ)
悪友(とも)と誓いのアラモード プリンアラモード 小湊悠貴 (こみなとゆうき)
おじさんと俺 あんみつ 椹野道流(ふしのみちる)
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おやつにまつわるアンソロジー。
表紙同様可愛らしいお話が5つ。
全て初見さんばかりでしたが、アンソロジーであるのが不思議なくらい同じ人が書いているのかと思った。
さくっと読むのにうってつけの可愛らしさ軽さ。
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”レンタルフレンド”を依頼した女子大生と
デザートブッフェ、神社のキツネに運命の
恋をした少女とたい焼き、年の差姉妹を
つなぐ秘密のフレンチトースト…。どこか
スパイスの効いたおいしい話全5話を収録。
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美味しいたい焼き食べたくなりました。あと、昔地元のたい焼きやさんで売ってたツナマヨ味のやつ好きだったなーと、思い出した。マドレーヌは自分で作って焼きたてをたくさん食べたいし、あんみつも大人になってから美味しく思えるようになってきていいなぁと。食べ物を中心にした人となり。どれも穏やかで良い。
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私は色々な作家さんの短編集って、ものすごいお得感があってとても好きです♪特にこの本はおやつに関するもの。あま〜いにおいがただよってきそう♪
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5人の作家が描く「おやつ」をテーマにしたアンソロジー。
青木祐子「レンタルフレンド バニラクッキーは砕けない」
阿部暁子「たぬきとキツネと恋のたい焼き」
久賀理世「明日のおもひでフレンチトースト」
小湊悠貴「悪友と誓いのアラモード」
椹野道流 「おじさんと俺」
阿部暁子さんのたい焼きの話が一番好き。フレンチトーストの話は読んだことあるような既視感がある…なんでだろ
どの話も読みやすいです。
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5つのお話の短編集。
帯にも書いてあるとおり「ほっこり、にっこり、ときどき苦み」でした。もう当てはまりまくり。
本当に現実で起きそうなお話。
私のお気に入りは「たぬきとキツネと恋のたい焼き」です。なんだかとても"ほっこり"します。
この本を読むと心が安らいで、幸せな気持ちになれます。
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5人の作家さんによるお菓子に関するアンソロジー集
青木祐子「レンタルフレンド」デザートブッフェ
阿部暁子「たぬきとキツネと恋のたい焼き」
久賀理世「明日のおもひでフレンチトースト」
小湊悠貴「悪友と誓いのアラモード」
椹野道流 「おじさんと俺」あんみつ
レンタルフレンドの話は映画「リップヴァンウインクルの花嫁」を思い出してしまった
あと、ドラマ「コタキ兄弟と四苦八苦」の結婚式のやつとかね
今どき、こんな商売も成り立つんだろうねぇ
僕は別に友達が欲しいとか思わないけど、それが必要な場合もあるのもわかる
たい焼きの話は僕好みの展開だな
不思議系と思いきや現実的な真相というね
終わり方もキレイでよい
中でも好きなフレーズ
「知ってるか?あんたが大人って呼んでるあいつらは、子供が二十年や三十年トシを食ってでかくなっただけのもんなんだぜ」
ハチミツとクローバーの中でも花本先生の言葉も同じようなこと言ってる
「子供が子供なのは
大人が何でもわかってるって思ってるところだ
―――ったく
大人になったくらいで何が変わるよ?
せーぜー腰が痛くなったり
駅の階段で息切れする位だ」
歳を取るほどに子供と大人の違いなんてそうないという事はよく感じる
多分、10年後も僕は同じようなこと思ってるんだろうなぁ
フレンチトーストは、僕も兄貴が二人いるのでわかる
2つ3つしか離れてないけど、兄には敵わないなぁという感じはあるものね
アラモードはそんなでもないかな
あんみつの話はとてもいいな
ポジティブモンスターというか、前向きな捉え方に感心
退職を「今、僕が聞いていたのは、君がずっと、信念と誇りを持って仕事をしてきたって話でしょう」
ってところとか
「『ああ、懐かしいなあ』って思えたら、それがお別れの合図だ」とかね
すべての話にお菓子が出てくるのが共通点だけど
世代間や年齢差というのも共通点なのではなかろうか?
あと、読書会で紹介してた人が言ってたのは、対話の中での気付きとか
この辺も作家さん同士で示し合わせたんだろうか?気になるなぁ
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「おじさんと俺」
一番好きなお話です。
おじさんが始終軽快でお茶目で可愛くて、それでいて押し付けがましくないポジティブさに主人公同様に救われたような気分になりました。
あんみつの描写もとても美味しそうでよかったです。黒蜜は視覚的にも美味しい、になるほど!と思いました。私もレトロな甘味処に行ってぼってりとした湯呑みで緑茶を飲みたいなぁ…。
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どうしようかな…と、唸るほど面白かった。
ええもう、ええもう、めちゃくちゃ面白かった!
この本も長いことリクエスト待ちをしていたのに、一度順番が回ってきたのに引き取り期限内に図書館へ行けなかったので読む機会を逃してしまった。
アンソロジーは当たりはずれが結構しんどいので、もう読まなくてもいいかな…、と、思いつつ、椹野氏や青木氏が参加してはるしなあ、やっぱり読んでみたいよなあ、と、いうことで再リクエスト。無事、手元に届いたという経緯。
…なんやけど、どの話もめちゃくちゃ面白かった。
今回初読の作家さんは久世理世氏のみ。とりあえず久世氏の本も図書館で予約してみた。
テーマは「おやつ」のはずやのに、まあ見事に、どの話も切り口が様々で、
「これぞ小説アンソロジーの妙!」
と、膝を打った。
一気読みしたけど、各章ごとに噛み締めて読んだよ。アンソロジーやと作家さんが毎回変わるから(当たり前)ばばばっと読んでしまうと、さっきまで読んでいた話(の印象)を忘れがちやねんな。(それはわたしの記憶力の問題)
でも、どの話も読了感を大事にしたいのでゆっくり噛み締めた。
青木氏のブッフェは「闇!?」と、思わせといてめちゃくちゃポジティブ。
そしておやつが霞むほどの世界観に、「冒頭からこうきたかー!」と、いい意味での裏切りにニヤニヤした。めっちゃ好き。
阿部氏のたい焼きは、これまた前章の青木氏と真逆なくらいの印象で、最初は「もっちゃりしてる…?」と、思うんやけど、まあすぐにのめり込んだよね。
相変わらず一行の情報量が多くて、どっしりしてる。さすがたい焼き。しっぽまで大満足。
と、ここで初読の久世氏。冒頭の文章にさくっと惹かれて、「これは面白そう」と、期待しつつページをめくった。
前二作と比べると一番、スイーツレシピが細かい…! と、思った。著者はもしかして、食べ物関係の小説もよく書いてはるのかな? せやけど、フレンチトーストを甘く食べるだけの話じゃなくて、ぴりっときたエッセンスにぐいぐい引き込まれた。
オチも好き。教科書に載せるなら、こういうお話がいいなと思う。
そして小湊氏。ゆきうさぎシリーズを読んでてもウッスラ思ってたけど、著者は案外エッジをきかせてくるよね。
今回も、案外尖がってんなーって思いながら、でも、その分逃げ場所の描写がすごく素敵。著者は男性なのかな? 外で戦う一方で自分の隠れ家も大切にするという生き様の人にはめちゃくちゃ刺さりそう。
面白かった。わたしはあんまり外で戦っていないので(笑)、尖がってんなーって思いながら楽しんだ。レシピやお料理の描写はやっぱり生唾を呑む。おいしそう。
ほんで、トリが椹野氏。著者ってどんなけようさんの作風を持ってはるんやろう。
どんなタッチでくるのかなとわくわくしながらページをめくったら、今までのどれとも違う楽しさやった。
まず、「六年勤めた仕事を辞めた」ってところに「今!?」てなってる。笑
(明日、仕事を辞める��会社に伝えるつもりなので)
それから、打ち解けていくあんみつ屋での会話もすごく素敵やった。途中で、
「もしかすると、親会社の社長か、会長さん?」
て、思ったけど、そこまでではなかった。そこまでやと却ってやらしい(笑)し、そうじゃなくて、新たなスタートをきるっていう展開のほうが、未来があって、ずっと、ずっと素敵。
あんみつの彼はまだ二十五歳やから、いくらだって勉強もできるし冒険もできるやろう。
私はその倍…近いねんで。勉強も冒険ももう無理なのでは…。て思うけれど、おじさんは六十なのね。
わたし、このふたりのちょうどあいだなんやん! 笑
だから何やねんっちゅう話やけど、自分の信念を大事にしてもいいんかもしれへんな。
たとえそれが青臭くても、いいじゃないか! ていう出会いがあるかもしれない。
少なくとも、グズグズ文句をいうてるうちにはそんな出会いはないかもしれないな。
過去を交換する相手は残念ながらいないけれども(交換できるものもないな! 笑)でも、未来へ向かおうか。
何かを決断するのも、その不安を吹き飛ばすのも、新しい一歩を進めるときも、たまに振り返るあたたかい記憶も、そこにあるのは甘いおやつなのかもしれない。