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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/09/25
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/387p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-390903-5
紙の本
胆斗の人 太田垣士郎 黒四で龍になった男
著者 北康利 (著)
黒部第四ダム建設に心血を注いだ関西電力初代社長・太田垣士郎の本格的評伝。果敢にリスクに挑み、次世代のために投資した経営者の生き様に迫る。『電気新聞』連載を改題し、加筆修正...
胆斗の人 太田垣士郎 黒四で龍になった男
胆斗の人 太田垣士郎 黒四(クロヨン)で龍になった男
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商品説明
黒部第四ダム建設に心血を注いだ関西電力初代社長・太田垣士郎の本格的評伝。果敢にリスクに挑み、次世代のために投資した経営者の生き様に迫る。『電気新聞』連載を改題し、加筆修正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
世紀の難工事、黒部第四ダム建設はいかにして成し遂げられたのか。
いまの時代にこそ求められるリーダーの覚悟とは――
“経営の神様”松下幸之助をも脱帽させた稀代の経営者の生き様がいま鮮烈に甦る!
兵庫県城崎の町医者の家に長男として生まれた太田垣士郎は、幼い頃に誤って鋲を飲み、その影響から生涯病身であった。京都帝国大学経済学部卒業すると、日本信託銀行を経て阪急電鉄入社、参禅による精神修養と創業者小林一三の薫陶によって経営者の基礎を形作る。五年間阪急電鉄社長を務めた後、請われて関西電力の初代社長に就任すると、戦後の電力不足の解決のために奔走し、〝現代のピラミッド〟と呼ばれた黒部第四ダム建設の難工事に文字通り命をかけて挑むことになるのだが……。
降りかかる幾多の試練に士郎はいかなる覚悟で立ち向かっていったのか。
徹底して現場主義を貫いた士郎の信念は「怒らず、焦らず、恐れず」。
社会のためにその身を捧げ尽くし、黒四竣工の九ヵ月後にこの世を去った稀代の経営者の知られざる生涯を描く渾身の評伝。【商品解説】
著者紹介
北康利
- 略歴
- 〈北康利〉昭和35年愛知県生まれ。富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長等を歴任。作家。“100年経営の会”顧問。「白洲次郎占領を背負った男」で山本七平賞受賞。
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全く同感
2018/12/29 10:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒部(第四)ダムでつとに有名になった元関西電力社長太田垣士郎の評伝である。勿論実際にダムを造るのは技術陣者達だが、事業を決断し、竣工に至るまで経営上のマネジメントを指揮するのは社長の判断と責任である。このプロジェクトを含めて彼の経営者として、リーダーとしての卓越した能力が電力事業再編後、最も厳しい状況と言われた関西電力を9電力会社のトップへと推し上げたという。
黒部第四発電事業も社内では反対や危惧する声も多かったが、彼の決断の一声で静まったという。鉄道会社、電力会社、経済界の要職をこなしながら人生を全うした生涯だった。評伝なので人物の全てを描き出している訳ではないだろうが、その成果をみれば感服せざるをえない。
彼、太田垣が関わった社会インフラについて、著者は次のように述べている。
「・・・しかし、一方で、世の中は何か事故が起こったときには責任を追及するが、日頃の貢献に感謝の気持ちを表すことはめったにない。電気やガスや水道など社会インフラといわれるものを我々はいつも空気のように享受しているが、それを支えてきた先人に、そして今も支え続けている人々にさして敬意を払ってはいない。」
全く同感である。
紙の本
スケールが違う
2020/04/26 08:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代の流れもあるが、今とはスケールが全く違う。特に黒四ダムのところでは感動した。今ではとても世間がゆるしてくれる内容ではないがそれでも肝の座り方がちがう。この時代の電力、建設業などのインフラ関連は魅力的だったろうなあ。それに比べて今は・・。ただのサラリーマンになっている。デジタル系は違った意味でこんな感じに進んでいるのだろうか。