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商品説明
失われゆく鉄道の風景が映画のなかに甦る−。評論家で鉄道ファンでもある川本三郎が、日本映画に登場した全国の鉄道を廃線になった鉄道も含めて紹介。各地域の路線図、駅舎や車両の写真も多数収録。【「TRC MARC」の商品解説】
失われゆく鉄道の風景が映画のなかに甦る。鉄道と映画が出会う、川本三郎の全篇書き下ろしエッセイ集です。評論家で鉄道ファンでもある川本氏が日本映画に登場した全国の鉄道を廃線になった鉄道も含めて紹介。
圧倒的なレファレンスから、様々な作品と作品を繋げ、読者を知的興奮と映画鑑賞へ誘う“川本三郎”節を堪能出来ることはもちろん、廃線になった数々の鉄道の現役時代の姿を映した貴重な作品を知ることも出来る、鉄道ファンにとっても永久保存版となる一冊です。各地域の路線図、駅舎や車両の写真も多数収録。【商品解説】
目次
- 【北海道】
- 北海道
- 北海道で撮影された作品とその撮影地
- 【東北】
- 青森県/秋田県/山形県/岩手県/宮城県/福島県
- 東北で撮影された作品とその撮影地
- 【関東】
- 栃木県/茨城県/群馬県/埼玉県/神奈川県/千葉県
著者紹介
川本 三郎
- 略歴
- 〈川本三郎〉1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業。評論家。「大正幻影」でサントリー学芸賞、「荷風と東京」で読売文学賞、「林芙美子の昭和」で毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞を受賞。
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紙の本
鉄道にはどうして哀愁があるのだろう
2018/12/06 16:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画というのは単にドラマ性を世界に広めただけでなく、映像による記録という側面も忘れてはならない。
日本映画でいえば昭和30年代に制作された映画に映る街の景観などは現在ほとんど残っていない。それを知る手立てといえば、その当時に封切られた映画を観るしかない。
鉄道も同じことで、いつの時代でも人気の高い蒸気機関車は今でもイベントなどで走る姿を見ることはあっても、それも限られた話だ。
さらには効率化などで多くの鉄路が廃線になって、かつて人々の生活を支えていた駅舎も多くは消え去った。
この本は、映画評論家川本三郎が映画の中に写し取られた鉄道の姿を北海道から順に南下し九州までめぐる夢のような旅である。
「あとがき」に川本さんは「鉄道ファンが、あの映画にこの鉄道が出ていたのかと知り、また、映画ファンが、あの映画にこういう鉄道が出ていたのかと知ってもらえらばうれしい」と書いているが、どちらにファンにしろきっとワクワクするだろう。
ここに紹介されている映画は何本になるのだろう。
数はわからないが、やはり山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズが圧倒的に多い。
シリーズ5作めの「望郷篇」は蒸気機関車愛の、これこそ鉄道映画といえる一品であるが、この作品だけに限らず、さすが全国を旅した寅さんだけあって、鉄道とは切り離せない。
個人的には深作欣二監督の「蒲田行進曲」(1982年)に出てくるヤスの故郷の駅のことを知りたかったが、残念ながら載っていない。
紙の本
川本氏による映画で登場する鉄道風景についてのエッセイ集です!
2018/10/03 08:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、評論家であり、また大の鉄道ファンでもある川本三郎氏による書き下ろしエッセイ集です。本書は、様々な映画で登場する鉄道の風景を綴った作品で、その中には今やすでに廃線になった路線も含まれており、非常に懐かしい記憶を呼び起こしてくれます。鉄道ファンにはたまらない一冊ではないでしょうか。