不動産投資業者のリアル

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藤本好二『不動産投資業者のリアル』（幻冬舎、2018年）は新築1R業者、客付仲介会社、管理会社、買取販売会社など不動産投資分野の極悪な業者の実態を明らかにした書籍である。FJネクスト（エフ・ジェー・ネクスト）などはマンション投資の名悪勧誘電話で評判が悪い。そのような投資用マンションを購入してはならないと再確認させる書籍である。悪徳不動産業者が平然と破廉恥な行為を繰り返していることにショックを覚える。
投資用マンションは割高である。原価が1400万円ならば、販売価格は2400万円である。値引きを行うことも想定内で、2000万円ほどで販売する。それでも600万円の儲けになる。悪徳業者が法律違反すれすれのやり方で必死になって売ろうとする動機がここにある。
迷惑電話営業はどこででも敵を作ってしまう。生まれながらの傲慢さで、沢山の人から嫌われている。自分の欲しいものを手に入れるためならば何でもする輩である。敵対心が強すぎて、物事を相対化して認識することに難がある。迷惑電話営業は鬱々とふさぎこんだまま暗い繭の中に閉じこもり、羽化する当てもまるでない。
特にワンルームマンション投資はリスクが高い。ワンルームマンションは他の物件と比べると相対的に少額である。このため、一見すると不動産投資の未経験者が取り組みやすいと感じるだろう。しかし、住民にとって魅力的ではなく、競争力が乏しい。また、ワンルームは管理コストが割高になる。個室の部屋数や平米数が倍になってもマンション管理費が倍になるものではない。そうであるならばワンルームの管理費は割高である。

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 売買仲介業者　高い査定額を出しておいて、期間ギリギリまで売ろうとしない。それはオーナーを焦らせ、自らの息のかかった買取販売会社に安く買い取らせる
 サブリース　土地販売、建設会社などが一体となってやっている。建設費と管理費で大きく業者は儲ける仕組み。
 かぼちゃの馬車被害者へ被害者救済の案内　必要経費として何百万も詐欺にあう。
 不動産投資は、もともと地主の相続税対策
 中間省略登記　不動産投資業界を大きく活性化させた。
 三為　第三者の為にする売買契約　いくらで仕入れたかがわからなくなる。
 エリートサラリーマンをカモにぼろ儲け　新築１R業者
 押しに弱い人リスト　「しげる」は気が弱い人が多い。しげる見込み
 保険　年金　預金が殺し文句
 市場価格を知らない素人が食い物にされるビジネス
 １Rのデメリット　競争力が弱い。管理コストが割高。空き部屋リスク。融資が受けにくい
 物件の施工会社をみれば、デベロッパーの質がわかる。
 仲介業者は玉石混合
 三為専門仲介業者に注意
 修繕工事でぼったくりを繰り返す管理会社　手抜き工事　手抜き管理　何もしなければ丸儲け
 管理業務はPMプロパティマネジメント　BMビルディングマネジメントに分かれる
 「プロがそういうのなら」はカモ
 管理委任契約書のなかにも悪意が潜む　中抜きの温床はリフォーム代金　とくに管理委託契約の解除制限（通常は２，３か月が6か月や1年になっていて違約金を支払わされることに）
 管理会社は管理実績で判断
 管理会社が入居者対応をちゃんとしているかどうか　得体のしれない外国人　詐欺組織　自

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不動産投資の歴史や悪徳業者が何を狙い素人から利益を得ようとしているか詳細が記載されている。
丁寧な記載で非常に勉強になった。

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-立読み
-1R新築マンションの不動産投資の営業を受けたので読了
-謳い文句、不動産の内容が書籍で避けるべきとされる不動産投資と酷似しててほんと怖い笑
-もう少し色々読んでみたり、営業受けるかして勉強しないと確実にカモられるのはわかった。