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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/09/11
- 出版社: ありな書房
- サイズ:22cm/206p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7566-1862-7
- 国内送料無料
紙の本
ホフマン物語 ホフマンの幻想小説からオッフェンバックの幻想オペラへ (オペラのイコノロジー)
著者 長野 順子 (著)
作曲家オッフェンバックの最後のオペラ「ホフマン物語」を足がかりにして、19世紀フランス・オペラの変容の一様相をとらえ、さらにそこから、文学や大衆科学など複数の文化の「編み...
ホフマン物語 ホフマンの幻想小説からオッフェンバックの幻想オペラへ (オペラのイコノロジー)
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商品説明
作曲家オッフェンバックの最後のオペラ「ホフマン物語」を足がかりにして、19世紀フランス・オペラの変容の一様相をとらえ、さらにそこから、文学や大衆科学など複数の文化の「編みあわせ」を浮かび上がらせる。【「TRC MARC」の商品解説】
一八五一年の一二月、第二共和制の初代大統領ナポレオン三世がクーデターにより全権を掌握し、第二帝政という時代が幕を開けた。この時代は、オッフェンバックの享楽的なオペレッタに見られるように、「旧」の文化が「新」の文化にまさに変質変容していくその途上にあって、政治的、経済的、芸術的なカオスともいえる時代であった。その時代に華を咲かせたこのオッフェンバックの「幻想オペラ」と銘打たれた全五幕のオペラ《ホフマン物語》は、一九世紀ヨーロッパ文化の中心地パリで「オペレッタの王」と呼ばれた作曲家ジャック・オッフェンバックが、生涯の最後に手がけた唯一の本格的なオペラ作品である。かつてオペラ座で繁栄を誇ったグランド・オペラや、より親しみやすいオペラ・コミックの形式を踏襲しつつ、その「幻想」的な内容は、怪奇かつシニカルな笑いを含む奇抜なものであった。音楽的にも、伝統的なオペラへの諷刺やパロディに満ちた、むしろ「反」オペラあるいは「メタ」オペラともいえるものである。【商品解説】
目次
- プレリュード 幻想小説から幻想オペラへ
- Ⅰ 《ホフマン物語》誕生
- 第1章 幻想作家E・T・A・ホフマンのフランス的受容
- 第2章 オッフェンバックのオペラ《ホフマン物語》
- Ⅱ 《ホフマン物語》──「幻想小説」から「幻想オペラ」へ
- 第1章 「プロローグ」──ドイツの酒場 クラインザックの歌
- 第2章 「オランピア」の幕──自動人形の歌と踊り
- 第3章 「アントニア」の幕──悲劇の歌姫とミラクル博士
- 第4章 「ジュリエッタ」の幕──鏡像喪失の物語
- 第5章 「エピローグ」──ふたたびルターの酒場
著者紹介
長野 順子
- 略歴
- 大阪芸術大学教授/美学・芸術学
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