「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
観音さま (講談社学術文庫)
著者 鎌田茂雄 (著)
観音さまは、いちばん身近な仏さま。そもそも観音はいつ、どこで生まれたのか。人はなぜ観音を信じるのか。日本文化に与えた影響は−。歴史的背景や「法華経」などの経典、観音像を検...
観音さま (講談社学術文庫)
観音さま
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
観音さまは、いちばん身近な仏さま。そもそも観音はいつ、どこで生まれたのか。人はなぜ観音を信じるのか。日本文化に与えた影響は−。歴史的背景や「法華経」などの経典、観音像を検証しながら、「観音信仰」の真髄に迫る。〔「観音のきた道」(1997年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
その相(すがた)は、仏から菩薩まで三十三変化。苦しみの中で名を唱えれば、即時に現れ、深い智慧で病やすべての辛苦から救ってくれる……。古来、インド、中国、東南アジア、日本で救世主として愛され続けてきた<観音さま>。そもそも観音はいつ、どこで生まれたのか。中国文化や日本文化に果たした役割は? 歴史的背景や、様々な観音像を検証し、法華教の経典をひもときながら、「観音信仰」の真髄を探る。
その相(すがた)は、仏から菩薩まで三十三変化。苦しみの中で名前を唱えて念じれば、即時に現れ、深い智慧をもって病やすべての厄害から救ってくれる……。古来、インド、中国、東南アジア、日本で救世主として愛され続けてきた<観音さま>。そもそも観音は、いつ、どこで生まれたのか。その御利益は。そして、中国や日本文化に果たした役割はーー。歴史的背景や、様々な観音像を検証、法華教の経典をひもときながら、「観音信仰」の真髄を探る。
『観音のきた道』(1997年刊 講談社現代新書)を改題、文庫化。
はじめに
第一章 観音とは何だろう
慈悲とは何か/観音の相(すがた)/「絶対無」の立場/応現のすばやさ/西田幾多郎の宗教論/観音とは自分自身である
第二章 観音の誕生
観音はどこで生まれたのか/『華厳経』/衆生の恐怖/阿弥陀如来の補処/菩薩の相
第三章 『観音経』の教え
西域の夜空の下で/『法華経』と鳩摩羅什/法華教の構成/法華教はどこで説かれたのか/観音の救済/観音と首飾り/娑婆世界への出現
第四章 観音信仰の歩み
中国相の観音信仰/水難に遭う/悪獣から逃れる/首をすげ替える/夢の中の観音/砂漠の守り神/人の苦しみを救う/観音信仰の歴史的概観
第五章 アジア民衆の中に生きる観音
庶民の中の観音/中国大陸の宗教/娘娘(ニャンニャン)信仰/観音のご利益/東南アジアの仏寺/マラッカの千手観音
第六章 観音、海へ
海と観音/観音の浄土/東アジアの観音霊場/観音示現の地/観音信仰の朝鮮伝播/海に立つ観音
第七章 観音と日本人
観音信仰はいつ伝来したか/「観音化身」の聖徳太子/観音経と観音像の成立―奈良時代/留学僧の役割/六観音信仰/鈴木正三の教え
おわりに
西国霊場三十三所/板東霊場三十三所/秩父霊場三十四所一覧 など
【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 観音とは何だろう
- 第二章 観音誕生
- 第三章 『観音経』の教え
- 第四章 観音信仰の歩み
- 第五章 アジア民衆の中に生きる観音
- 第六章 観音、海へ
- 第七章 観音と日本人
- おわりに
- 西国霊場三十三所
著者紹介
鎌田茂雄
- 略歴
- 1927年神奈川県生まれ。駒沢大学仏教学部卒業。東京大学大学院博士課程修了。東京大学東洋文化研究所教授を経て、東京大学名誉教授、国際仏教学大学院大学教授。文学博士。専攻は中国・朝鮮仏教史。学士院賞受賞。合気道六段。著書に『中国仏教史』『朝鮮仏教史』、講談社学術文庫に『仏陀の観たもの』『禅とはなにか』『八宗綱要』『五輪書』『般若心経講話』『華厳の思想』『正法眼蔵随聞記講話』『維摩経講話』『観音経講話』『法華教を読む』などがある。2001年没。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
私たちの心にある「菩薩信仰」について、詳細を解説した一冊です!
2020/03/02 09:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たち日本人が信仰して止まない「観音信仰」について、その歴史、その意味など知られざる事実を明らかにしてくれる一冊です。私たちは幼い時から、両親などから、「苦しい時にはその名を称えるようにしないさい」と習ってきた記憶があります。そして、「その名を称えれば、即時に現れ、すべての苦難から救ってくれる」「とも教えられました。これは観音信仰なのですが、一体、いつごろから始まったのでしょうか。また、日本の文化にどのような影響を与えたのでしょうか。同書では、そのあたりを「法華経」など多数の文献に基づいて詳細に解き明かしてくれます。