- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/09/27
- 出版社: アトリエサード
- サイズ:19cm/335p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-88375-324-6
紙の本
ルクンドオ (ナイトランド叢書)
著者 エドワード・ルーカス・ホワイト (著),遠藤 裕子 (訳)
探検家のテントは夜毎にざわめき、ジグソーパズルは少女の行方を告げ、魔法の剣は流浪の勇者を呼ぶ…。歴史ロマンの人気作家が自らの悪夢を書き綴った、奇想と幻惑の短篇集。全10編...
ルクンドオ (ナイトランド叢書)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
探検家のテントは夜毎にざわめき、ジグソーパズルは少女の行方を告げ、魔法の剣は流浪の勇者を呼ぶ…。歴史ロマンの人気作家が自らの悪夢を書き綴った、奇想と幻惑の短篇集。全10編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
海外の怪奇幻想小説から、傑作を選りすぐり、
一流の翻訳で、ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書。
第3期第3回配本は、
人気作家が自らの悪夢を綴った奇想と幻惑の短篇集。
−−−−−−−−
これらの物語は創作ではなく、
わたしが見た“夢”なのです。
見たままに綴られた悪夢、怪夢、残夢……
自らの悪夢を書き綴った比類なき作家ホワイトの
奇想と幻惑の短篇集!
−−−−−−−−
探検家のテントは夜毎にざわめき、
ジグソーパズルは少女の行方を告げ、
魔法の剣は流浪の勇者を呼ぶ――
歴史ロマンの人気作家が夢で逢った、
呪い、怪物、奇妙な犯罪、謎の孤島……
眩暈を誘う幻視に満ちた、十篇の物語。【商品解説】
目次
- ルクンドオ
- フローキの魔剣
- ピクチャーパズル
- 鼻面
- アルファンデガ通り四十九A
- 千里眼師ヴァーガスの石板
- アーミナ
- 豚革の銃帯
- 夢魔の家
- 邪術の島
収録作品一覧
ルクンドオ | 7−29 | |
---|---|---|
フローキの魔剣 | 31−71 | |
ピクチャーパズル | 73−94 |
著者紹介
エドワード・ルーカス・ホワイト
- 略歴
- 〈エドワード・ルーカス・ホワイト〉1866〜1934年。米国生まれ。ジョンズ・ホプキンズ大学に学び、その地で教職に就きつつ、長篇歴史小説の創作を手掛けるかたわら、自らの夢を書き留め、怪奇小説として発表。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
先入観を裏切られる
2021/09/23 22:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Eternal Kaoru - この投稿者のレビュー一覧を見る
E.L.ホワイトの名前や「ルクンドオ」のタイトルに引っかかってこの本をチェックするような方は、当然怪奇小説ファンだと思います。たいていは創元推理文庫版で「こびとの呪い」を読んでE.L.ホワイトの名を記憶していた方でしょう(もちろん評者もそうです)。その本をチェックしている時点で、この本は断然「買い」です。
しかしあのアフリカ奥地の息詰まる悪夢のような作品ばかりかというと、意外なことに全然そうではありません。「ルクンドオ」風の「異郷の悪夢」もなくはないですが、北欧英雄譚あり、超心理ものあり、意外なことにモダンホラーもあり、と作風が非常に多彩です。いずれも表題作ほどのインパクトはないですが(それだけ表題作がすごいということなのですが)、それなりによく出来ていますし、一作一作傾向が異なるので楽しんで読み進めることができます。どうでもいいですが、「これは全部夢です」というのは作者の韜晦でしょう。こういう夢を見る人が現実にいるとは思えません。