紙の本
自分の子供にも読ませたい本
2022/12/19 23:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぬんてぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小中高でそれぞれ1回ずつ読書感想文を書くために読みました。祖母に勧められて最初に読んだ小学生の時には自分が死ぬのはまだまだ何年も先のことだと思っていましたが、死は今の自分にも突然やってくるかもしれないということを知り驚きました。自分だったらどうするかな、どうしたらよかったのかなと主人公の立場になって読んでいくうちに生きていることの素晴らしさや家族の大切さを学ぶことができ、家族への対応を毎日いつ死んでもいいよう後悔がないようにしていくうちに、それなりに優しい子に育つことができたように思います。この本を読んで感じたことが今の自分の優しい心を形作っているように思えます。もし子供ができたら読ませたい本です。
紙の本
笑顔でお別れ
2020/07/23 11:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
死者の国が登場しますが、暗くも重苦しくもありません。交通事故で亡くなった少年の、旅立ちを見送るような気分になりました。
投稿元:
レビューを見る
トラック事故に巻き込まれ気がついたら死んであの世にいた少年ハリー。100年以上前に死んだ少年アーサーと出会い、自分のいなくなった現実世界を幽霊として見に行くお話。
最初学校へ行った時は「みんなに自分の喪失を惜しみ悲しんでいて欲しい」と思っていたハリーが、我が家で自分の死を悲しみ続ける家族を見て「自分の死を受け入れて前を向いて生きていってほしい」と思うようになるところで家族への深い愛を感じた。
負の感情は一切なく、喧嘩ばかりしていた姉に嘘偽りなく謝り許しあえたところに、ハリーの幼さや少年らしい純粋さが見えて、まだまだ彼が若く社会を知らずに死んでしまったことを感じさせられて辛くなった。
アーサーが最後に探していた母と再会できたシーンはとても綺麗で感動した。
自分の愛する人がもし突然亡くなってしまったとして、その人がこういう世界に旅立ったのだと思えるようになれるなら、すごく救いのあるお話だと思う。
投稿元:
レビューを見る
新年度中学生にお勧めの本を探して。
11歳のハリーは<死者の国>に来たばっかり。家族と喧嘩して家を出た後トラックに轢かれて死んでしまったのだ。ぼくはいつまでここで死んだままなの?ここにいる他の人達は何をしているの?
<死者の国>のことは150年くらい前に死んだ同年代の少年アーサーに教えてもらってる。アーサーが言うには、死んだ人に心残りがなくなったら<彼方の青い世界>にいくんだって。捨て子で馬屋で熱病に罹って死んだアーサーはずーーーっとお母さんを探しているんだ。
ではぼくはなぜここにいるんだろう?そうだ、お姉ちゃんに言いたいんだ。家を出る前にあんな酷いことを言ってごめんなさいって。でもどうやればいいんだろう?
アーサーは言った。「気分転換に<この世>に行こうぜ!!」
よくわからないけれどぼくはアーサーについていって、生きているの世界に降りたんだ。
===
語り手は幼くして亡くなった少年ですが、全体的に前向きで軽妙です。
<この世>に降りて、自分が死んでも学校や友達には影響がない(あるけれどいつまでも引きずってはいない)ことにショックを受けながらも、その後家族があまりにも嘆き悲しみ悔やんでいる様子を見て先に進んでほしいと願います。
11歳の少年らしいユーモアもあり、<この世>に留まって文句をいうだけの幽霊たちに「あんなのがいるから幽霊の評判が落ちるんだ!自分が死んでいるのが恥ずかしいよ!」なんて思います 笑
この11歳の少年を通して、死んだ人は生きている人の心に残ること、死んだ後はまた自然そのものとして還ってくるんだということが語られます。
ハリーは家族に思いを告げられるのか、<死者の国>に、または<この世>で幽霊として留まる魂たちは心残りを解消できるのか…。
爽やかな物語です。
投稿元:
レビューを見る
自分もきっと後ろを振り返り
家族に逢いに行ってしまうと思った。
そんな簡単にお別れなんてできるはずがない。
亡くなった親父もすぐそばで見守ってくれている気がした。
ハリーの頑張りで鉛筆を動かし
エギーに気持ちを伝えられたシーンは嬉しかった。
この世とあの世、どちらも素敵な場所であって欲しい。
そう思いたい。
投稿元:
レビューを見る
交通事故でこの世を去った少年ハリー。
姉・エギーと口喧嘩したままだったことを後悔し、自分の気持ちをひと言伝えるため、死後の世界から現世へと戻ってくる。
僕を忘れないで。。。と思いながらも、愛する家族が悲しみに囚われないで欲しいと願う。
そんなハリーの心の内に、読んでいて目頭が熱くなった。
でもね!この物語は悲しいだけじゃない。
この物語を通して、ハリーは大切なことを私たちに教えてくれる。
子供にも大人にも読んでほしいと思う。
どんな状況下でも前へ進もうとするハリー。
ハリーの新しい未来に幸運が訪れますように♥
投稿元:
レビューを見る
(2002)
中学の頃かな?本屋さんでこの本を見かけたのを思い出しました。
こんな本を読んだら、死んでも自分のこころはあり続けれるのかな?って思ってしまう。
日常的に溢れている、音や風、生きてることで感じれるものを感じれることは、
とてつもなく幸せで、生命的なことなんだと思った。
ずーっと前、いろんなこと不安でいっぱいなときもあったけど、
今が幸せで、本当は、ここは天国ってところじゃないのかなーって思ったことがあります。
生まれて、生きて、死ぬ。
その後の矢印はあるのかなぁ?
投稿元:
レビューを見る
読み進めるのがきつかった。というのも、現世に戻って、いかに自分の死が周囲の人たちにきれいサッパリ忘れ去られているか?新しい環境に人々が適応しているか?がこれでもか!と列挙されるからだ。だからこそ、家族が死を悼み、なかなかその喪失から立ち上がれない最後の様子に、やっと安心した。
投稿元:
レビューを見る
表紙から見るにとても内容とは想像のつかないものでした。さわやかな幅跳びの少年の話とか部活動の男の子の話かと思えば、すごく切なくもなり、涙溢れる一冊でした。もし自分の家族や自分の周りの誰かが亡くなった時おもいっきり気持ちを紙に書いて
あなたを忘れないよって伝えたいです。
アレックスシアラーさんの本って何歳が対象とかでなくたくさんの年代の人に手にとってもらいたいです。
投稿元:
レビューを見る
生きるということの素晴らしさを改めて感じた。そして生きる意味についても深く考えさせられる本だった....
投稿元:
レビューを見る
小学生の頃振りに読んだ。20年振りだ。
小学生に読んでほしい本でもあるし、大人になってから読んでもなお良い本人だと思った。
投稿元:
レビューを見る
まあまあでしたね。
随所に大切なことが散りばめられていた。生きているうちには他のことに目が奪われて見えていないこと、見えているはずなのに気にもとめないこと、見えないふりをすること。そうしたものを教えてくれる。
死者のほうが勇気がある。そりゃ失うものもないから当然と言えば当然なのだが。視野を広くして生きていたいものだ。人生の終わりを迎えるときに、後悔しない生き方をしたい。
投稿元:
レビューを見る
『カラフル』を読んだ後に同じような系統の本を探していて見つけた
読んでいて不思議な気持ちになった気がする
もう一度読み返してきちんと評価し直してみたい
投稿元:
レビューを見る
小学校の校長先生のオススメで、当時学校中で流行ってた。主人公が亡くなってしまってからの話なんだけど、家族と喧嘩しても、出掛けるときにはきちんと「いってらっしゃい」「いってきます」を言おうと思った。些細なことで後悔することのないように。
投稿元:
レビューを見る
ゆっかーがおすすめしていた本。
児童書もあって、こどもでも読みやすい本って聞いて、久しぶりに読書するから読みやすいのから読もうと思って、まずはこの本を手に取った。
「やり残したこと」がないように一日一日を丁寧に生きていきたいと思った。