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紙の本
ヘーゲルを越えるヘーゲル (講談社現代新書)
著者 仲正昌樹 (著)
ヘーゲルが現代思想に与えた“光”とは? コジェーヴ、アドルノなど、独自のヘーゲル解釈でヘーゲル以上を呈示する思想家たちが現代の哲学において演じている役割から逆算する形で、...
ヘーゲルを越えるヘーゲル (講談社現代新書)
ヘーゲルを越えるヘーゲル
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商品説明
ヘーゲルが現代思想に与えた“光”とは? コジェーヴ、アドルノなど、独自のヘーゲル解釈でヘーゲル以上を呈示する思想家たちが現代の哲学において演じている役割から逆算する形で、ヘーゲル哲学の意義を再考する。【「TRC MARC」の商品解説】
精神を中心とした「歴史」の発展を描いたヘーゲル。有名な「主」と「僕」の弁証法、承認論と共同体の議論等を通じて現代思想に与えた影響を探る。そしてラカン、ハーバマス、アーレントなど現代の思想家のヘーゲル解釈を紹介することで、哲学の根本課題・「人間」と「精神」の基礎である「理性」「自由」「市民社会」「法」「国家」などを体系づけたヘーゲルを読み解く。本書は現代を生きる我々=人間にとって必要な知性である。
序 ヘーゲルの何が重要なのか?
多文化主義の旗手、またラカン派精神分析を資本主義批判に応用する思想家など、ヘーゲル研究を出発点とし、ヘーゲル研究に拘る哲学者は少なくない。
現代思想でヘーゲルはなぜ重要であり続けるのかを、アクチュアルな議論の状況に即して考える。
第一章 「歴史の終わり」と「人間」
ヘーゲルの歴史哲学は、マルクスをはじめその後の社会思想を決定づけたその要因を探る。
第二章 「主」と「僕」の弁証法
高著『精神現象学』の有名な「主」と「僕」の弁証法の論理を再確認する。
第三章 承認論と共同体
初期ヘーゲルの「承認論」の意味を考える。ハーバマスとの比較も読ませる内容である。
第四章 「歴史」を見る視点
再度マルクスに立ち返りヘーゲルの「歴史」を総合的に検討する。ベンヤミンとの論争やアーレントとの関連性なども視野に入れる。【商品解説】
著者紹介
仲正昌樹
- 略歴
- 〈仲正昌樹〉1963年広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。金沢大学法学類教授。著書に「悪と全体主義」「思想家ドラッカーを読む」など。
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現代思想好きのためのヘーゲル入門
2022/02/10 01:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:redon - この投稿者のレビュー一覧を見る
主/僕の弁証法、承認、歴史を焦点に、現代思想の中で陰に陽に参照されるヘーゲル哲学の意義を解説する。どちらかというと現代思想に興味がある、という哲学入門者に特におすすめ。