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紙の本
大学大崩壊 リストラされる国立大、見捨てられる私立大 (朝日新書)
著者 木村誠 (著)
「量か質か?」を迫られる私立大学、競争に疲れ切った国立大学、留学生頼みの「グローバル化」、奮闘を続ける大学・学部…。長く日本の様々な大学を取材してきた著者が、すべて実名、...
大学大崩壊 リストラされる国立大、見捨てられる私立大 (朝日新書)
大学大崩壊 リストラされる国立大、見捨てられる私立大
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商品説明
「量か質か?」を迫られる私立大学、競争に疲れ切った国立大学、留学生頼みの「グローバル化」、奮闘を続ける大学・学部…。長く日本の様々な大学を取材してきた著者が、すべて実名、最新データで「明」と「暗」を解明する。【「TRC MARC」の商品解説】
【社会科学/教育】大学が殺される──! 疲弊した全国の大学は国立も私立も、多くが崩壊寸前だ。有名校も安閑としてはいられない。最新データを駆使して、その病巣をえぐる。関係者には「不都合な」数値も分析し、ダメ大学、オススメ大学を実名で明らかにする。OB、受験生、保護者必読。【商品解説】
大学が殺される──! 疲弊した全国の大学は国立も私立も、多くが崩壊寸前だ。有名校も安閑としてはいられない。最新データを駆使して、その病巣をえぐる。関係者には「不都合な」数値も分析し、ダメ大学、オススメ大学を実名で明らかにする。OB、受験生、保護者必読。【本の内容】
最新データを駆使して、関係者には「不都合な」数値も分析し、ダメ大学、オススメ大学を実名で明らかに。OB、受験生、保護者必読。【本の内容】
著者紹介
木村誠
- 略歴
- 〈木村誠〉1944年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部新聞学科卒業。教育ジャーナリスト。学習研究社『大学進学ジャーナル』元編集長。『学研進学情報』で活躍。著書に「大学大倒産時代」など。
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大学の明と暗を描いた我が国の高等教育の将来を憂う書です!
2019/01/10 09:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の大学の将来について書かれた書です。現在、超少子高齢化が進む中で、学生の獲得に躍起になっている私立大学が目立ちます。また他方、競争につかれた国立大学の姿も目につきます。加えて、留学生を大量に呼び込み、それで経営を支えている大学も見受けられます。果たして、日本の大学は将来どうなるのでしょうか。同書は、こうした現状分析を踏まえて、我が国の大学の将来を検証した書です。
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大学のあり方
2019/03/24 16:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学の数が増えすぎている。そもそも企業は(文系に関しては)大学に何の期待もしていない。文系の就職活動で、大学での学習・研究を深く語ることなどないだろう。それよりもバイトやサークルなど大学での学習・研究以外のことを重視される。これは大学など関係ないことだ。これが文系の実態である。
第3章で、大学院修了者の進路状況に関する説明があるが、文系、とりわけ人文科学の分野における進路状況はあまりに悲惨だ。しかしそれも当然のことであろう。そして研究者はそれほど多くは必要ない。理系の研究者は必要だろう。ノーベル賞も理系が中心だ。しかし文系の特に人文科学の研究者は多くいたところで仕方ないのだ。
第6章の専門職大学も同様の問題があるだろう。大学生をしているよりも、社会で活躍していた方がよっぽど企業人として重要な経験となる。それは専門職大学であっても同じだろう。ましてや社会人のリカレント教育など無駄である。よくMBAを取ってもそれがビジネスで使えない、企業にとって扱いにくい存在となると耳にするが、MBAであってもそのように言われる始末である。大学はもっと社会にとって役に立たないのだと自覚すべきではないだろうか。もちろん理系はまた違った状況なのだろうが。
さて、第1章は地方私大の苦境、第2章は研究費獲得に疲弊する国立大の状況を論じている。私は大学教育も需要と供給の関係で市場を形成すべきだと考えるので、文部科学省が強引に都内の大学に入学定員制限を課したりといった市場をゆがめるようなことはすべきではないと思う。一方で国立大の研究費獲得競争はある程度仕方ない面もあるのではないだろうか。確かに本書が指摘するように、申請事務作業が研究を圧迫しているなどの弊害はあるのだろう。しかし、研究費は無限にあるわけではないのだから、ある程度競争的に配分するのは必要なのではなかろうか。また国立大はアンブレラ方式として管理部門を統合しているようだが、好きにすればいいだろう。合併で格下の大学に同じ名前を使わせるわけにいかないのであれば、大学名を別にしておくメリットはあろう。しかし経営主体が統合されているのならば、経営の原則である「選択と集中」を行えば、格下大学は見放すというのが最適解となるだろうが。不可解なのは静岡で、静岡大と浜松医科大に分かれているメリットはあるのだろうか。これは合併して静岡大医学部としても特に問題ないのではないだろうか。この点が本書ではよくわからなかった。
第4章の奨学金問題は、難しいものだ。ただ大学無償化で、どうしようもない大学生にまで税金を投入するのは避けてもらいたい。第5章のグローバル化については、特に底辺私大の就労目的留学生に頼っている実態をグローバル化と呼べないと感じる。第7章の情報公開では、延べ志願者と実志願者の違いが語られている。複数の入試方式などで述べ志願者を増やせるとあるが、数字の見方は気を付けなければならない。合格した人の入学率で慶應大が高いのは、併願としては受験科目の負担が大きいからだ。早稲田大文系では数学を使うのは不利であるが、慶應大ではむしろ有利だ。こういった他と違った傾向が数字に影響している。青学と関学は女子にブランド力が浸透しているからだという分析は本当だろうか。それなら上智や立教も同様だと思うが。また医療系の資格試験合格率はカラクリがある。合格できそうもない人間を進級・卒業させないことで、資格試験受験者数を減らしているところもある。数字は正しく読むのが難しいものだ。
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議論が上滑り
2019/07/07 23:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「大学大倒産時代」よりはよい。もっとも秀逸なのは「はじめに」だ。ハゲタカジャーナルに投稿している先生がいっぱいいることを指摘している。残念ながら,その後は下り坂。「はじめに」以上にインパクトのある章はない。調べたことを書いて,論理的な演繹もなにもなく,いきなり「~すべきだ」と書く。中学生の読書感想文のようだ。もっともこれを読んだ人は,日本の大学に未来はないらしいとは感じるであろう。その点では成功しているし,社会的に貢献しているとはいえる。