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紙の本
絶望読書 (河出文庫)
著者 頭木弘樹 (著)
太宰治といっしょに「待つ」、山田太一といっしょに「生きるかなしみ」と向き合う…。絶望したときに、寄り添ってくれる本や映画、ドラマなどを紹介する。絶望の「とき」の過ごし方も...
絶望読書 (河出文庫)
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商品説明
太宰治といっしょに「待つ」、山田太一といっしょに「生きるかなしみ」と向き合う…。絶望したときに、寄り添ってくれる本や映画、ドラマなどを紹介する。絶望の「とき」の過ごし方も伝える。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
頭木弘樹
- 略歴
- 文学紹介者。筑波大学卒業。二十歳で難病になり、十三年間の闘病生活を送る。そのときの経験から『絶望名人カフカの人生論』を編訳。著書に『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』、編著に『絶望図書館』などがある。
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紙の本
「絶望の期間」をどう過ごすかについて書かれた書です!
2020/06/07 11:22
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、文学紹介者という少し変わった肩書をもつ頭木弘樹氏の作品です。頭木氏はカフカやゲーテの作品の翻訳もあります。同書は、「絶望読書」というタイトルですが、タイトルだけからは内容が想像できません。絶望するための本とも解釈できますし、絶望から立ち治るための処方を示してくれる本ともとれます。しかし、実際には、そのどちらとも違います。同書は、絶望しあ人が立ち直りの段階の前の「絶望の期間」の過ごし方について書いた本なのです。頭木氏によれば、この「絶望の期間」をどう過ごすかが、実はとても大切なのだと言います。同書の構成は、「第1章 なぜ絶望の本が必要なのか?」、「第2章 絶望したときには、まず絶望の本がいい」、「第3章 すぐに立ち直ろうとするのはよくない」、「第4章 絶望は人を孤独にする」、「第5章 絶望したときに本なんか読んでいられるのか?」、第6章 ネガティブも必要で、それは文学の中にある」、「さまざまな絶望に、それぞれの物語を!」となっており、私個人的には、後半の第二部からがとても興味深く読めました。