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紙の本
定信の触 (双葉文庫 おれは一万石)
著者 千野隆司 (著)
老中・松平定信が、江戸の米価高騰を解消すべく米問屋へ廻米の触を出し、各藩に達成義務を課した。不作、凶作のなか、余分な米など誰も持ってはいない。わずかな伝手を頼って正紀は奔...
定信の触 (双葉文庫 おれは一万石)
おれは一万石 : 7 定信の触
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商品説明
老中・松平定信が、江戸の米価高騰を解消すべく米問屋へ廻米の触を出し、各藩に達成義務を課した。不作、凶作のなか、余分な米など誰も持ってはいない。わずかな伝手を頼って正紀は奔走するが…。おれは一万石シリーズ第7弾。【「TRC MARC」の商品解説】
天明七年、老中松平定信が各米問屋に江戸への廻米を申しつけた。江戸市中の米流通量を増やして、米価を下げる狙いだ。各藩には藩内の米問屋が、その触れを確実に実行するよう、義務を課した。実質、藩の責任において米俵を用意することになる。高岡藩には百俵の供出が求められた……。 好評シリーズ第七弾!【商品解説】
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米不作の翌年は
2018/11/25 08:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっと一揆を防いだと思ったら、廻し米を幕府から要求された正紀。
難問は沸いてくる。
厳冬の河岸での死闘など、正月は来るのか?
翌年の実りが良いように祈る。
そして子供にも恵まれますように。
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このシリーズに完全にはまった!!
2018/11/30 18:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
またまた面白かった。江戸時代の為政者の姿勢が見えて面白く、考えさせられた。
この作品には生産性のある百姓と商人のことを何もわかっていない非生産者であ
る幕府の要職者が勝手に決めた政策に翻弄される様々な庶民の姿が描かれて
いて私としてはその要職者の独りよがりの政策遂行に呆れて見ていた。
ただ正紀は、その点小大名の常として現場をよくわかっていてさすがだと思ったが、
命令は実行せねばならない。その点は辛い。家臣に初めて犠牲者が出たことも残
念だ。