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商品説明
戦後長らく続いた55年体制が崩れてゆく時、自民党の中で、「政界の狙撃手」とも呼ばれた野中広務は、何を見、何を感じ、どのように決断し、戦ったのか。今の政治状況を改めて考えるためのヒントに満ちた、野中の回顧録。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
人物を通して政治を語る。
2021/12/20 19:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:昏倒遊民 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地方議員からキャリアをスタートし、官房長官や自民党幹事長まで昇りつめた政治家の回顧録。あくまで本人の語りに基づくもので、事実誤認や隠蔽などもあるのだろうが、それを考慮してもとても面白い。
読みどころはやはり人物評だろう。思い入れの強い人、敬愛する人、嫌いな人、突き放して語られる人など様々だが、政治が結局は生身の人間同士の営みであることを再認識した。個人的には、同じ派閥ながら距離のあった橋本龍太郎の思いがけぬ悲しい生い立ちを聞かされ、それ以来橋龍に惚れるようになった、というエピソードが心に染みた。
一方で政策についてはあまり語られないし、造詣の深さを感じることもない。たとえば消費税5%への増税に際して、当初反対だった野中が賛成に回ったときのエピソードなど、「そんな理由で増税していいの? マクロ経済への影響は考慮しないの?」と少々呆気にとられてしまった。
もっとも、それも地方出身の情の政治家・野中広務の個性を一層浮き彫りにするエピソードのひとつなのかもしれない。
強面なイメージが強かったが、根は人間味とユーモアに溢れる人だったのだろう。
紙の本
平成の政治を導いてきた野中広務氏のメッセージです!
2019/01/21 09:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、平成における日本の政治を常にリードしてきた野中広務氏のメッセージを収めた一冊です。戦後長らく続いた55年体制が崩れていく中で、自民党の中でも一際鋭い舌鋒で果敢に野党と応酬を繰り返してきた彼が、何を思い、何を感じ、そして何を期待して政治の渦の中で戦ってきたのか、それがよくわかる貴重な一冊です。ぜひ、平成の政治を締め括る意味でも、この機会にぜひ、読んでいただきたい一冊です。