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自民党という病 (平凡社新書)
自民党に巣食う病とは一体何か? 安倍首相を「内乱予備罪」で刑事告発した平野貞夫と百戦錬磨の論客・佐高信が、安倍「壊憲」を一刀両断。数々の政界秘史を取り上げながら、自民党と...
自民党という病 (平凡社新書)
自民党という病
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商品説明
自民党に巣食う病とは一体何か? 安倍首相を「内乱予備罪」で刑事告発した平野貞夫と百戦錬磨の論客・佐高信が、安倍「壊憲」を一刀両断。数々の政界秘史を取り上げながら、自民党という病理にメスを入れる。【「TRC MARC」の商品解説】
数々の闇取引や裏工作、そして安倍一強体制の行方。永田町の生き字引的存在である平野貞夫氏が佐高信氏を相手に語る政界秘史。【本の内容】
目次
- 《目次》
- はじめに 佐高信
- 第一章 安倍首相を内乱予備罪で告発する
- 告発の真相/大島衆院議長、異例の所感表明/暴政に抵抗する権利
- 告発の裏側で/新しい民主運動/自由民権運動の基本に帰れ
- 教育勅語こそ日本人の自立心欠如の根本/国権と民権の視点で眺める
- 議会政治の原点、原敬/本物の右翼とエセ右翼を分けるもの/自民党の保守本流が死んだ
- 北朝鮮問題の解決が一番の抑止力/小泉進次郎は指導者の器か
- 第二章 自民党に巣食う病根
著者紹介
佐高信
- 略歴
- 〈佐高信〉1945年山形県生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。評論家。著書に「安倍政権10の大罪」など。
〈平野貞夫〉1935年高知県生まれ。法政大学大学院政治学専攻修士課程修了。「日本一新の会」代表。
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紙の本
わかりやすい
2021/04/07 11:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自民党のいろいろな面が、分かりやすく解説されていてよかったです。保守政治家である平野さんの言葉に、説得力がありました。
紙の本
読むべきは一章のみ
2019/03/16 23:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐高信という反体制派評論家と元参議院議員平野貞夫の対談。平野は池田勇人の弟分だった衆院議長前尾繁三郎の秘書となり、自民党政治の裏をつぶさに見てきた人物。現在は小沢一郎のブレーンとして知られている。本書では、佐高の質問に答える形で「秘話」を語っている。
本書の最初に平野は安倍政権について、激高する。「憲法の基本原則を散々踏みにじってきた。刑法77条は『国の統治機構を破壊し、憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動をしたもの』は内乱罪に処すとあるが、安倍政権のしていることは憲法を破壊するもの」と平野は2018年内乱予備罪で安倍首相を告発している。
佐高はそのことに興味を持ち、今回のインタビューとなったのか?
しかし、本書の読むべきところは、現政権のおかしさを記述し、どうしたら政権を交代させることができるか示唆した第一章のみだった。
あとは、自民党という病のタイトルどおり、歴代首相や主立った政治家が、どんなに利権と権力を手に入れることに汚い手を使ってきたのかが、連綿と告発される。特に中曽根康弘の部分は犯罪行為さえ示唆される。ロキード事件で児玉誉士夫が証人喚問されると、自らの収賄がばれるから医師に注射を打たせ殺害したというもの。事ほどさように犯罪級のおどろおどろしい自民党の政治家の政体が暴かれる。国鉄分割民営化の真相、郵政民営化や、リクルート事件の核心などが暴かれる。郵政民営化を行った小泉純一郎は、アメリカの要請。リクルート事件はアメリカの対日要求に困ったNTTとアメリカの会社の問が発端と暴露。自民党という病はもう終わらせようという意図があるのだろうが・・・読むうちに政治不信に陥ってしまう。
この病を終わらせるためには、第一章でも示唆されるように、国民が主権者としての投票を行わなければならないのだ。しかし政治家に「うんざり」という感想しか持てない。佐高の意図としたところは「失敗」してるのじゃないかな。
もう一つ期待が裏切られたのは、平野が友人とする小沢一郎は「こわしや」として政党のスクラップビルドを繰り返してきたが、そのことの理由は本書では不明。