「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
グアムの探偵 1 (角川文庫)
著者 松岡圭祐 (著)
グアムの日系人3世代探偵、ゲンゾー、デニス、レイの下には、リゾート地であると同時に基地の島という特殊な環境が生む不可解な事件が次々と舞い込み…。「未明のバリガダハイツ」ほ...
グアムの探偵 1 (角川文庫)
グアムの探偵
05/09まで通常704円
税込 352 円 3pt紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:2,244円(20pt)
- 発送可能日:1~3日
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
グアムの日系人3世代探偵、ゲンゾー、デニス、レイの下には、リゾート地であると同時に基地の島という特殊な環境が生む不可解な事件が次々と舞い込み…。「未明のバリガダハイツ」ほか全5話を収録したミステリ短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
こんなに面白い小説を あなたはまだ知らない
シチュエーション、キャラクター、謎解き。すべてが画期的な知的エンターテインメント誕生!
全5話の傑作ミステリ短編集!
各話の読みどころ(村上貴史氏の文庫解説より)
第一話「ソリッド・シチュエーション」
意外な犯人を読者に納得させるための伏線が丁寧に張られている点も嬉しい。別の趣旨だと思って読んだ文章のなかに、重要な事実が隠されていたりするのである。思わず読み返したくなる一篇だ。
第二話「未明のバリガダハイツ」
終盤第七章で示される一人の人物の“余韻”が、なんとも味わい深い。伏線に導かれた急展開のスリルとはまた異なる魅力、いうなれば、情の魅力も、この短篇には備わっているのである。
第三話「グアムに蝉はいない」
それぞれの依頼をイーストマウンテン・リサーチ社が順々に処理していくような展開なのだが、両者の繋がりがなかなかに衝撃的だ。読者が勝ったと思った瞬間に負けている――そんな衝撃を味わうのである。
第四話「ヨハネ・パウロニ世は踊らず」
私立探偵による調査をストレートに描いた点を魅力とする一篇である。そんな調査行において着目したいのが、ある証拠品の扱いである。その証拠品にゲンゾーが着目した理由に読者は終盤で驚き、同時に納得させられるのである。こうした“何故?”で読者を惹きつける手腕に、著者のセンスを痛感する。
第五話「アガニアショッピングセンター」
愚直に調査を進める彼等の活躍と、その果てに示される意外な真相、そしてその真相の苦み、緻密に組み立てられた最終話に相応しい一篇である。
【商品解説】
収録作品一覧
ソリッド・シチュエーション | 9−69 | |
---|---|---|
未明のバリガダハイツ | 71−128 | |
グアムに蟬はいない | 129−190 |
著者紹介
松岡圭祐
- 略歴
- 1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪晴彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。その他の作品に「特等添乗員αの難事件」シリーズ、『ミッキーマウスの憂鬱』『ジェームズ・ボンドは来ない』、15年にテレビドラマ化された「探偵の探偵」シリーズ、『水鏡推理』『黄砂の籠城』『黄砂の進撃』『八月十五日に吹く風』『ヒトラーの試写室』『瑕疵借り』など多数。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
久しぶり
2020/05/05 16:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
松岡圭介氏の作品も歴史物は少し重くどうかなと思っていたら、グアムの探偵が帰ってきました。またよもうかな。
電子書籍
常識の違い
2020/02/09 19:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
日系の三世代親子の探偵が主人公なだけあって日本人が絡む事件が多い
そこで気になるのがアメリカ本土とも違い、勿論日本とも全く違う法律関係(警察)の常識の違いだ
日本からたった四時間の距離で、観光地ハワイよりものんびりとした治安のよい南国の地というイメージのグアムだが、読んでいてちょっと怖くなってしまった
特に犯罪に対しての常識の違いは平和ボケしていると言われる日本人の自分には衝撃であった
電子書籍
楽しみながらグアム事情が分かる「男たちの事件簿」
2019/03/13 02:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭で『探偵の探偵』シリーズや『探偵の鑑定』シリーズの登場人物スマ・リサーチ代表取締役・須磨康臣が日本とグアムの探偵の関りに言及し(浮気調査対象が愛人と好んでグアムに行くので、追跡を現地探偵事務所に依頼する必要がある)、グアムで活躍する日系人探偵事務所「イーストマウンテン・リサーチ社の事件簿のいくつかを、出版という形でここに紹介できることは、私にとって誇りである。本場の探偵の活躍ぶりが広く知られ、日本の探偵業法の見直しや権限拡大につながれば、これ以上の喜びはない。」と述べていることから、グアムの探偵が日本の探偵と違って準州政府公認の私的調査官であり、れっきとした法の執行者として警察ほどではないものの、それなりの権限を持ち、刑事事件に関わることができ、その調査結果は公判に正式な証拠として採用され、また拳銃の携帯も許可されていることを短編の事件簿を通じて広く日本で知らしめることが作者の目的であるようです。
経営者一家3代が当シリーズの主人公で、これまでの若く美しく、なんらかの特殊能力を持つ女性をヒロインにしていたシリーズとは一線を画しています。そういう意味では歴史エンタメに続く作者にとっての新境地開拓の一環なのかもしれません。シリーズに重要な女性の登場人物はなく、あくまでも「男たちの事件簿」として展開します。また主人公3人が祖父・父・孫の身内であるという関係ならではの打ち解けた悪態の付き合いおよび緊急事態発生時の阿吽の呼吸が魅力的です。
さらに、ストーリーの中に北朝鮮のミサイルの標的にされたことや、グアムの1/3が米軍関連施設で占領されていることなどのタイムリーな話題やグアム独特の事情がさりげなく盛り込まれており、事件簿を楽しみながらグアムの事情通にもなれる感じです。
紙の本
『グアムの探偵』
2018/11/07 19:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
グアムで探偵事務所を営む日系人三世代を主人公にすえた松岡圭祐の新シリーズが始動
イーストマウンテン・リサーチ社に持ち込まれる日本人の誘拐、行方不明、強盗などリゾート地であり基地の島でもあるグアム特有の事件を、レイ、父のデニス、祖父のゲンゾウ、3人の探偵があざやかな推理で解決する痛快かつスリリングな傑作短編集、全5話収録
《こんなに面白い小説をあなたはまだ知らない》──帯のコピー
第2巻も11月25日刊行予定