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商品説明
社会的な上昇移動を達成した「著名人」たちの出生時期、育成地域、父職、地域ごとの中等教育に注目し、彼らを輩出させた近代日本社会の特徴を、前近代からの連続性において捉える。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 1章 著名人の輩出と社会構造の変動
- 1節 「人名事典を饒む」という試み
- 2節 分析の方法
- 3節 著名人タイプの変遷と「知」の交替
- 4節 著名人輩出を規定する中等教育
- 2章 藩校・私塾・語学校
- 1節 「知」の供給機関その1−藩校
- 2節 「知」の供給機関その2−私塾
- 3節 「知」の供給機関その3−語学校
- 3章 士族の時代
著者紹介
中村 牧子
- 略歴
- 1962年東京生まれ神奈川育ち。1993年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学博士。著書に、『人の移動と近代化「日本社会」を読み換える』(1999年,有信堂)、『学校の窓から見える近代日本「協調」の起源と行方』(2002年,勁草書房)、『日本の階層システム1 近代化と階層』(共著,2000年,東京大学出版会)、『社会が現れるとき』(共著,2018,東京大学出版会)など。翻訳書に『人というカテゴリー』(マイクル・カリザス他編,共訳,1995年,紀伊国屋書店)、『ナチスとのわが闘争』(セバスチャン・ハフナー著,2002年,東洋書林)など。
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紙の本
あらゆる分野における偉大な業績を残す人たちが輩出される過程を辿った類書に見ない貴重な一冊です!
2019/01/20 12:39
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、明治維新後から第二次世界大戦までに青年期を送り、その後、各界で業績を上げた偉大な人々がどのように成功をし、著名になっていったのかを辿るとともに、その背景にある社会的な環境を分析した画期的な一冊です。同書を読むと、偉大な業績を上げる能力というのは、社会的な状況にも大きく影響していることがよくわかります。ぜひ、多くの方々に読んでいただきたきたい画期的で、貴重な書です。