世界に一軒だけのパン屋 地産地消で年商十億円北海道『満寿屋』三代の奇跡

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帯広のパン屋、満寿屋。

オール北海道産からさらに進んでオール十勝産の材料でパンを作る。

歴代の社長がこだわりつづけた「地産地消」のこだわりとは。

パンの歴史、小麦粉の知識も得られる。

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原料の全て（小麦、小豆、牛乳、チーズ、砂糖）は十勝産&道産
水も十勝産（音更町の天然水）

国産小麦を継続して使うパン屋が増えないと小麦畑も広がらない

国産小麦でパンを作るには
→収量&品質の安定した小麦
→国産小麦にあったレシピの開発
→国産小麦は雑菌が多く、雑菌が増えやすい品質（粒自体に水分が多い品質）

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　すべて国産の材料で提供できるのはとても素晴らしい事であるが、それが正しい経営なのかと思うとどうしても疑問を持ってしまう。

　出来る企業ができる範囲でやればよいのだが、それらを定着させるためにはある程度の協力者も必要になってくる。そして協力者が増えるにしたがって、あらゆるマイナス要素が吹き出し始めてくる。

　満寿屋には末永く経営を維持してもらいたい。

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【十勝の素敵な企業】

十勝は良く知られる農業地帯。作られる作物はブランドかと思える扱いをされる。

十勝にはその作物を原材料とした食品を扱う超優良企業が数社ある。そのうちの1社が「ますや」だ。

商品が美味しいのは大前提、従業員が誇りを持って働いている、消費者から大切にされているなどは「土地柄」が影響していそうだ。
その土地の空気の中で、土地柄を感じながら食するパンは、お腹だけでなく心も満たしてくれる優しさの塊だった。

誇れる企業の物語は、さらにパンを美味しくしてくれます

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十勝に住むことになった人間として、読まずにはいられず。あぁ、この前のカンブリア宮殿に続いて、こんな本を読んだらますます満寿屋のファンになってしまうではないか。これからもちょくちょく通って、十勝のパンに詳しくならねば。
そしてこの本の作者、国産・道産食材使用だからと手放しに褒めているわけではないのが、安全の概念の普及の意味で素晴らしいと思った。国産＝安心だけではなく、国産＝外国産よりも安全、というふうに業界全体が動いていけば良いなと、農業界に従事する端くれとして改めて思いました。