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紙の本
国際法 (ちくま新書)
著者 大沼保昭 (著)
国際法をどう理解すればよいのか。弱肉強食の「国際社会」という不条理の世界で、法はどう働くのか。国際法の第一人者が、「生きた国際法」を誰にでもわかる形で解説する。ブックガイ...
国際法 (ちくま新書)
国際法
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商品説明
国際法をどう理解すればよいのか。弱肉強食の「国際社会」という不条理の世界で、法はどう働くのか。国際法の第一人者が、「生きた国際法」を誰にでもわかる形で解説する。ブックガイドも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
国際法がわからなければ、我々はグローバル時代を生き抜くことはできないし、現代史も理解できない。基本から体系的に理解できる、第一人者による待望の入門書。【商品解説】
国際法がわからなければグローバル時代を生き抜くことはできない。基本から体系的に理解できる、第一人者による待望の入門書。【本の内容】
著者紹介
大沼保昭
- 略歴
- 〈大沼保昭〉1946〜2018年。東京大学法学部卒業。同大学名誉教授。専攻は国際法学。著書に「サハリン棄民」「「歴史認識」とは何か」など。
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紙の本
21世紀は国際法の冬の時代
2022/04/19 16:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界で起きている紛争に国際法や国連で解決できないのかと思い学生時代にあまり学ばなかった国際法を簡単に理解したいと思っていて手にした。国際法の法理念から成立ち現在の国連での論議、集団的自衛権まで基本的入門を網羅している。著者は今時点で起きているロシアの軍事侵攻を予想していた感もある。21世紀を独裁国家や経済的に大国となった国家が自国の利益と指導者の主張を正当化するため国際法を無視して武力に訴えた場合、国連等は機能するか、国際法の無力さと虚しさにも触れている。最終章では無いよりあった方が良い国際法。カタツムリの歩みの如く積み重ねが必要と説く。普段あまりにも国際法等を考えていなかった日本人。理解を深め国際社会に平和を訴え行動することが必要では。
紙の本
国際法という弱いもの
2019/09/17 23:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
新書という制約上、内容にも理解しやすさに配慮しているとは言え、力の入った著作。国際法という曖昧な制度をその起源から説き始めて、そもそも「法」という確固としたものでなく、人間の生きた信念、理想が言葉として顕現され「規範」になって実際の世界に浸透していく過程を丹念に紡いでいく。もちろん明文化され強制力を持たないにせよ制度として機能していく側面もあってそこも目配りはされているものの、むしろそうでない側面に光を当てている。だから教科書的に箇条書きで教えてくれると期待していたら裏切られる。時には後退しながら、それこそカメのように少しずつしか進んでいけない現実に失望するのではなく、わずかでも以前より進歩した点も認めて肯定しようとする。諦めず、善意を信じて出来うることを模索する姿勢は現実への追従として非難できない真正さがある。結果的に遺作になったという点もあってどうにも甘くなってしまうが、立派な著作だと思う。