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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/12/05
- 出版社: 萬書房
- サイズ:19cm/252p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-907961-13-8
読割 50
紙の本
発達障害バブルの真相 救済か?魔女狩りか?暴走する発達障害者支援
著者 米田 倫康 (著)
数多くの精神医療機関の不正摘発に関わってきた著者が、発達障害者支援が暴走し、一部魔女狩りと化している現実を紹介。発達障害の過剰診断の下、子どもたちが精神薬漬けになっている...
発達障害バブルの真相 救済か?魔女狩りか?暴走する発達障害者支援
発達障害バブルの真相
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商品説明
数多くの精神医療機関の不正摘発に関わってきた著者が、発達障害者支援が暴走し、一部魔女狩りと化している現実を紹介。発達障害の過剰診断の下、子どもたちが精神薬漬けになっている現状に警鐘を鳴らす。【「TRC MARC」の商品解説】
数多くの精神医療機関の不正摘発に関わり、被害者の声を聞いてきた著者が、これ以上の悲劇を繰り返さないために、本書執筆を決意。長年培ってきた知見を惜しみなく披瀝した待望の書。とりわけ、発達障害の過剰診断のもと、子どもたちが精神薬漬けになっている現状に警鐘を鳴らす。子どもたちの未来を奪わないために、今、大人の責任が問われている。【商品解説】
目次
- 第1章 作られた発達障害バブル
- 発達障害の〝大安売り〟/発達障害って何だろう?/脳機能障害というまやかし/先天的な脳機能障害は特定できるのか/「正しい診断」は存在するのか/診断は何のため?/発達障害の診断は「参考」であって「絶対」ではない/診断のインフレ/うつ病バブル/うつ病バブルから発達障害バブルへ/六%という詐欺的数字/問題ある七五項目のチェックリスト/チェックリストが教育者の責任を奪う/発達障害は六・五%?/発達障害者支援法の疑問/早期発見至上主義/まともな意見も「無理解」?/チェックリストの神格化/まるで魔女狩り
- 第2章 知られざる「専門家」の実態と歴史
- 「専門家との連携」の罠/そもそも精神科医はメンタルヘルスの「専門家」なのか/精神科医の目指すゴールと市民が求めるゴールの違い/歴史から学ぶ精神医学の姿/反省するドイツの精神医学会、自覚すらない日本の精神医学会/ナチス型精神医学とアメリカ型精神医学の化学反応/発達障害者支援と強制不妊手術の共通点/十分な声が上がらないかぎりなかったことにされる日本/ある子どもの死/ずさんで危険な実態/極端な事例を取り上げて不安を煽るなという反論について
- 第3章 製薬産業と発達障害者支援
著者紹介
米田 倫康
- 略歴
- 1978年生まれ。私立灘中・高、東京大学工学部卒。市民の人権擁護の会日本支部代表世話役。
在学中より、精神医療現場で起きている人権侵害の問題に取り組み、メンタルヘルスの改善を目指す同会の活動に参加する。
被害者や内部告発者らの声を拾い上げ、報道機関や行政機関、議員、警察、麻薬取締官等と共に、数多くの精神医療機関の不正の摘発に関わる。
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紙の本
「発達障害」と診断され、子ども達の未来を不当に奪われないために!
2019/03/08 09:34
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、近年、医療技術の進歩によって、これまでは判定不可能だった様々な病理現象をある程度判断できるようになったことで、「発達障害」と診断され、不当に希望に満ちた未来が奪われてしまっている子ども達を助けるために編まれた書です。早期に発達障害と診断され、普通教育ではなく、特別支援教育への就学が進められたり、大量の薬を処方されたりという事態が現実として起こっています。こうした子ども達は差別的な扱いを受け、そうした子どもさんをお持ちの親御さんは苦悩の日々を送ることになります。こうした差別的な扱いを防ぐためにも、私たちは何をすべきなのか?どうすればよいのか?といったことを真剣に考え、示唆を与えてくれる一冊です。ぜひ、こうのような状況で苦しんでおられる方々には読んでいただきたい一冊です。
紙の本
これこそが差別を煽っているのでは?
2020/08/31 20:23
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は医学薬学の専門家ではない。
割りと高校生物や化学の知識もあやしい部分があり、本文でも機序や効果効能の解説には巧妙に逃げを打っているのが素敵である。
「精神薬漬け」とは言い得て妙である。
というのはコレに効く薬など全くなく、不眠がヒドければ眠剤を、ストラテラやインチュニブをと局所的な対症療法にもならないから困るのである。
加えて、学校では画一的な授業になじめないからと、級友からも教師からも阻害されいじめられ…。
後半のナチスドイツがどうこう、アメリカがどうこうに至っては取材も論拠もない筆者の印象語りに過ぎず読む価値はなし。
版元の萬書房そのものは、大手が扱わないオカルトや極左傾向の書籍を扱う零細出版である。これでも多少は正体が透けて見えるだろう。
こうした科学的知見に基づかない「トンデモ本」が令和の時代にも生きながらえているのかと嘆息…。
当事者のドキュメンタリーとしては『はざまのコドモ 息子は知的ボーダーで発達障害児』(ぶんか社・原作 君影草)、『夫のちんぽが入らない』(講談社・こだま著)を、
精神科医がどう向き合っているかについては『発達障害の内側から見た世界 名指すことと分かること』(講談社・兼本浩祐著)をそれぞれ挙げておきたい。