紙の本
勉強になりました。
2019/06/18 22:05
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投稿者:一読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビジネスの中での基本的な思考法について述べたものと理解しました。意識するからこそ鍛えられる、というのは自身としても納得できるものです。
右脳と左脳を分けて考えるというよりは、直感と理性による検証のやりとりの密度を高めることが、記載されている右脳思考の本質なのかもしれないと感じました。
電子書籍
参考になりました
2019/01/03 16:24
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投稿者:だいふく - この投稿者のレビュー一覧を見る
目次を読み私にない考え方に関して書かれているようだったので読み進めました。はじめは自分にはできそうにないことだと思っていましたが、読み進めていくうちやってみたいという気になりました。
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新事業を考えよう、技術の出口を考えよう、と市場調べて、自社の強み分析して、、、なんて事をしても、絵に描いた餅で、絶対に実行されない。
そんなパワポいっぱい作ってきました。
本当にいいと思っているか、やりたい、やるべきと思えているか、そういう想いが大事、と思うようになって、論理思考力より直感を磨くことの方が大事と思って色々試行錯誤してる時に出会った本。
いまの私の考えをきちんと整理してくれていて、嬉しかったー。もっともっと感性磨こう!!
まず、イケてると思うこと、そして、やるモチベーションと、人を巻き込む熱意と、確度高くやれる思考力、、、右脳も左脳も大事で、その大事さを理解して、チームで補完しながら、最高のものを作れるようになりたいな。
イケてると思える事をやる方が人生楽しいはず!
自分を信じよう。人生楽しもう。
もはや本の書評ではないw
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右脳と左脳のキャッチボール、腹落ち、ストーリー、観・感・勘、まぁ、実務では当たり前のことではありますが。
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・ 「ひらめき」「よいアイデア」というのは、それを考えついた人がわくわくしているものだ
・ 提案に反対される真の理由は「提案の完成度が低い」「気に入らない」
・ 問題発見は右脳→解決案は左脳→決定し、実行に移すのは右脳
・ プラスの子会社のアスクルは、他社商品を扱うことを決断した。それはネット小売業として正しかったから。それのおかげでアスクルの総売上は増え、結果的にプラスの割合は減ったが、売上は増えた。
・ 物事を決めるにあたって、勘は重要であるが、一方で勘だけに頼ってよいのかという疑問もある、そこで実際の意思決定にあたっては、自分の勘で考えた答えを別の切り口から検証するプロセスがあるといい
・ RWA
Ready:組織が変革を必要とする理由を理解しているか、あるいはその為に何をすべきかがわかっているか
Willingness:組織や個人が変革したい意志を持っているか
Ability:変革をやり遂げる能力を持っているか
・ 人を動かす4つの要素
1) 論理性
2) ストーリー
3) ワクワク・どきどき
4) 自信・安心を与える
・ 仕事となると、人によって見えるものが違うことが理解できないケースが出てくる
・ 自分の思考回路では、なぜわかってもらえないのかが解明できない場合、相手の思考回路を想像してみる。その思考回路を当てはめて問題を捉えてみることで、こちらでは見えていなかった論点が浮かんでくることがある
・ 反対の理由は右脳で探り説得方法は左脳で考える
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仕事の成果をあげるには、左脳で論理的に考えるだけでは不十分で、直感や勘など、右脳をうまく使うことが重要。
仕事は、3つのステージに分けることができる。
ステージごとの頭の使い方は、以下の通り。
・第1ステージ:インプット
問題の原因を調査し、課題を整理する。
現場を見たり、顧客の行動に疑問を感じたりと、個人の感覚、すなわち右脳が重要な役割を果たす。
・第2ステージ:検討・分析
見つかった課題の中から、真の課題を明らかにする。
ここでは、左脳を使って分析や考察、代替案の評価を行う。
・第3ステージ:アウトプット
前段階で導き出された代替案の採否を決定し、実行する。
代替案の採否の決定は、右脳的な判断によって行う。
また、実行段階において人を動かす際にも、右脳が大切になる。人は理屈では動かず、感情で動くため。
ーーーー✂ーーーー
右脳の力は、後天的に高めることができる。
その方法として、次のようなものがある。
・「観・感・勘」の能力を磨く。
→問題意識をもってものを見る癖をつける、五感を働かせて様々なものを感じ取るなど
・どうしたら相手の腹に落ちるのか、自分の頭の中で相手の考えを想像してみる。
Simulationしてみる、「感情移入」をする。
ーーーー✂ーーーー
ビジネスで大事なのは、常に問題意識をもって経験を積むこと。そうすれば、勘がさえてくる。
右脳思考とは、こうして蓄積した経験に自在にアクセスし、経験に基づく仮説を自由に考えること。
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著者のこのシリーズはいずれも読んでいて、まず、論点・仮説・発想といういずれも曖昧な概念を分かりやすく、言語化しようとした点は素晴らしいと思う
一方で、いずれもどんなに平易な言葉で書いても、あるいはそうであるほど、この思考方法の価値、難しさはなかなか伝わらないだろうとも思う
初期の2作は10年近く前のこともあり、読んだ当初は分かるようなわからないようなという感じであったが、今作に関しては、よく分かるし、平易に書く以上に難しい内容であることが分かるようになった
I've read this series.
I think this author tried to explain difficult concepts that were issue, hypothesis and imagine is wonderful.
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当たり前のことが書いてあるだけ。元コンサルらしい。
自分もリサーチャーだったから、ここで書いている失敗談は理解できる。でも、そんなことは事業会社にいたら当たり前すぎる気がする。そしてこの当たり前を解説して、どうしたらいいかを考えるならこの本よりもマネジメントの本を読んだほうがよっぽど学べる。
仮説思考や論点思考は良かったけど、三部作最後はまったくもって役に立たなかった。
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論点思考、仮説思考の思考シリーズの三部作目(筆者曰く、これが最終らしい)である。
論点思考では主にロジカルさについて着目し、仮説思考ではロジカルのベースとなる仮説の重要性を説き、そして本書では右脳、つまり非ロジック、人間的な感情といえばよいだろうか、の部分について説明している。
ロジカルさが叫ばれている最近であるが、ロジカルでさえあればビジネスがうまくいくか、というとそうではない。
人間は感情によって動く生き物だし、何か違和感があるな、と思うのも勘や経験による非ロジカルの部分の寄与が大きい。
本書はここに焦点をあてる。
一般的にホワイトカラーが担うべき仕事の内容は、
問題の発見→解決策の提案→現場への実行
である。
問題の発見は左脳、つまりロジカルな演繹的な思考によって見つけられるわけでは必ずしもない。
むしろ、日常であれ?とかなんか違うな、というような違和感から発生するところが多い。
次に、解決策の提案であるが、これは右脳と左脳の両方を使用する。
最後の現場への実行も同様である。
具体的な方法論については左脳で考えるが、実際に施行の段階では左脳だけでは不十分かもしれない。
立体感:イメージできる
現実感:実現できそう
安心感:やってみたい、自分でもできそう
の点を気を付けるとよいようだ。
結構抽象的ではあるが、右脳での思考も重要というのは完全に同意できる。
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内田先生にしてはやや切れ味が甘い感じがしなくもない。とくに、三部作の最終章ということなのでなおさらだ。経営学の本というよりも、頭の使い方や思考のプロセスの話なので社会学の本なのかもしれない。
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仕事をしている以上、だれもがきっと感じているロジカルだけで解決できない案件
その解決策として右脳の重要性を説いた本。
読んでいて、そうしたシチュエーションのあることに対して、
ビジネスパーソンであれば、反論の余地はない位、納得感は高い。
ここを押さえない限り、求める成果の実現は難しい点もわかる。
とは言え、この点を体系的に書く限界を感じる1冊。
ベストな解などないし、全て答えは異なるはずであり、それも人によって異なるからだ。
とは言え、ロジカルの先にある事項まで押さえる重要性はよく理解できた。
出来うるだけの努力はしてみたい。
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ロジカルシンキングが表面的には求められる中、右脳的な思考がいかに大事かを記した本。良著。
ただタイトルである右脳思考であるにはあるが、コミュニケーションの重要性やポイントについて記した本という印象。ある意味で当たり前の話。
経営コンサルでの実例がちりばめられているのはとても説得力があり、わかりやすい。
メモ
・人間はロジックでは動かず、感情で動く。
・感情と理屈の因数分解を行う
・仕事の流れは3ステージ
1 インプット 情報収集、仮説つくり、課題発見
2 検討分析 真の課題特定、課題構造化、代替案抽出
3 アウトプット 意思決定、コミュニケーション、実行
・観、感、勘 観察し、感じとり、なにかあると働く勘
・BCGの企業変革手法 RWA
ready 組織が変革を必要とする理由を理解してるか
wilingness 組織や個人が変革意欲をもっているか
ability 変革をやり遂げる能力があるか
・人を動かすのは4つの要素 論理性、ストーリー、ワクワクドキドキ、自信安心
・巧みなストーリーに必要な要素
1立体感 イメージできる →イメージを具体的に伝える。事例があれば視察する。
2現実感 実現できそう→考えられる課題に対策を説明する。実際にあれば、経験者に語ってもらう。
3安心感 やってみたい、自分でもやれそう→おもしろそうと思ってもらう、傷は浅いことを伝える。
・自分がどんなことには勘が働き、どんなことには勘が働かないのかを自覚しておくことが大切
・
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ロジカルシンキングによる積み上げ的な思考も大事ですが、右脳を使った飛躍による発想も大事だと思うんですよね。かのダニエルピンクもハイコンセプトの中で、イノベーションを起こすためには、左脳的発想も持ちつつ、右脳的な発想も駆使すべし、と説いていました。
この右脳思考論は以前から興味があって、その手の本をたまに読むのですが、抽象的な話が多く、頭では理解できても仕事には活きない、ってことがよくありました。
一方この本では、右脳思考をどう仕事で使えばよいかが、具体的にまとめられています。著者がコンサルファーム出身なだけあって、「提案の通し方」における右脳の使い方に、特に焦点を置かれています。
個人的に求めていたのは「飛躍によるアイデアの出し方」といったことだったので、ちょっとコレジャナイ感はありつつも、企画をどう通すか、という点でとても参考になりました。
すぐ実践できると思ったのは「勘や思いつきを使って仕事をしても良いんだ」という、マインドを持つことです。一般論として「仕事は理論的におこわないといけない」という思い込みがあると思いますが、それは捨てるべき古い固定観念です。勘や思いつきをもとに成功したイノベーションの例は枚挙に暇がなく、また成功している起業家へのインタビューでも、ひらめきや感覚をもとに決断をする人が多かったとありました。
ただ何でもかんでも勘を使えば良いというわけでもなく、使いどころがあります。仕事のプロセスは、インプット→検討・分析→アウトプットの3つに分けられますが、この1つ目と3つ目のプロセスで右脳を使えというのが、著者の主張です。インプットでは複雑な事象を、俯瞰的な視野で大局観を持ってとらまえる。アウトプットでは、聞き手の心を動かすべくストーリーや共感を意識する。逆に真ん中の検討・分析では、左脳を使ってロジカルに考える、べし。
右脳で左脳をサンドイッチ、と覚えてください。
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右脳(感覚的な部分)と左脳(ロジックの部分)を分けて考え、自分がなにをしようと敷いているのかを考えながら動くことの重要性に気が付かされた。
ロジックは最低限必要で、そのうえでどれだけ感情移入することができるのか、共感、腹落ちといったところはロジックではない。
経験がいいアイデアを生む。それを思いつきに終わらせないためのロジック構築もビジネスマンとしては必須。
<動かすポイント>
ロジック:経済的合理性など(左脳)
ストーリー:わかりやすさ、印象、価値観を揺さぶる
ワクワク感:新しいものへの壁を乗り越える
不安を取り除く(安心を与える):できると思わせる、ダメでも取り返しができると思わせる。
やる気スイッチの引き出しを増やす
自発的に動く、一生懸命働く理由をつけてあげる
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〇〇思考シリーズ、「仮説思考」、「論点思考」に次ぐ、本書。
本書内にもあるが、ビジネスを進めるのは人であり、その人は多くの場合、感情ややる気で動く。
そうするといかにロジックで進めたところで進まないから、上手く右脳(観、感、勘)を取り入れて、いきましょうというのが本書(と理解した)。
とは言っても、右脳思考だけでなく、右脳→左脳→右脳という思考のリレーが必要なので、ロジックももちろん必要。
本書で1番納得させられたのは、
右脳型であれ、左脳型であれ、先天的であれ、後天的であれ、自分という存在(主に強み)を組織の中のどこに置くかを考えていく必要があるということ。
自分を知るだけでなく、客観的な視点で見ていきたいなと思った。
シリーズ3冊ともハードルも高くなく読める割には、自分の血肉になる感覚がある。おすすめ。