紙の本
傾聴というのは大事な事です。
2020/01/02 22:22
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
傾聴ーー、中々に難しいものです。「聞く」ことは簡単に出来ます。音声として入ってくる訳ですから。しかし「聴く」というのはじっくり行わないと出来ないものです。
本書では相手が言葉を発するまで(勿論、永久に待ち続けるという訳ではありません)、こちらが逸る気持ちを抑えるという事が大切と説いています。相手が心を開く、これがポイントです。
部下に対しても、子供に対しても、友人に対しても、様々な人に対して傾聴が出来るか、本書から痛切に伝わってきました。
紙の本
傾聴してもらった気分に
2023/08/02 18:47
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投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
話を聞く仕事をしており、日々「これで良かったのだろうか?」と不安があり購入。
私が話を聞くときに心がけている点が本に書かれていて、認めてもらえたような気持ちに。
仕事でなくても、夫婦関係・親子関係・友人関係・職場関係などすべてのコミュニケーションに役立つ内容。
簡単に書かれていて読みやすいため、どんな人にも是非読んでほしい。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり深いというか、自分が謙虚にならないといけないというか。うーん、勉強になりました‥決して傲慢ではないと、思っていましたが……。視点、変えます
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
共感するというのは確かに話しやすくなって気分よく相手も話すことが出来そうだなと思いました。やってみます。
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課長に借りた1冊
聴くことの大切さをしみじみ感じた。
今日はちょうど3/11
あの時大切だ、と気づいたものを
いま、忘れてないだろうか。
人の話に耳を傾けること、
愛する人に寄り添うこと、
そうだよね、と共感する気持ち、
何にもないと、すぐに忘れてしまう。
しっかりと、聴くには
自分のことをよく知ること
自分の哲学をもつこと、
それは、自己主張することとも違う。
ちゃんと自分を持った上で、人に寄り添う。
「人を引きつける磁場になりたい」と
被災地の傾聴ボランティアをはじめたという。
磁場、いい言葉だな。
シスターが被災地を訪れたときの話が
とくに印象に残った。
子供をなくしたお母さんがシスターと目があった瞬間
シスターに抱きついて泣き出したという。
「悲しみを引き寄せる力」は
受け止める人の心の広さだと。
一言も、話をしていないのに
この人は、聴いてくれる人だ、包み込んでくれる人だ
と、相手が感じる。
これってすごい。器の広さ、深さ、あったかさ
なんだろうな。
傾聴、ただ聴くだけ、
ただ、ただ聴くだけ。
それできるようになりたいものだ。
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忙しい中、必要な事だけを話すことが多いが、改めて相手の話を聴くこと、心を聴くという気持ちを持つことの大切さを改めて考えた。昨今、仕事ではオンライン会議ばかりになっている今、相手の表情、状況が分かりづらい。なお一層、空いての言葉の発し方、話の間をよく聴き、少しでも相手の気持ち、思いを知ろうとすることが大切だと思った。
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【あらすじ】
「なぜ、この人と話すと心がラクになるのか?」―人から求められる人の「傾聴する力」。相手の話から、情報(インフォメーション)ではなく、心の声(メッセージ)を受け取れるかどうか。それが、一番大事なポイントです。
著者はお寺の住職さんなのですが、おっしゃることがいちいちビジネス書を意識した内容で、イマイチ好感が持てませんでした。スピリチュアルなことを言ったり、突然「上司」「出世」とか言ったり…正直言うと、どのような層の人をターゲットに書いたのかよくわかりませんでした。
私自身、興味を持って人の話を傾聴するのが苦手で、この本を手に取ってみました。「相手が話したいことを話したいだけ話させてあげる」「まずは相手の語る内容を全肯定してあげる」など、心に残ったアドバイスは多々あります。相手を立てるためには、こちらが色々我慢しないといけないんだなぁ。でもそれが結果として自分に「信頼」「感謝」という形で返ってくるんだと思います。
「情けは人のためならず(=自分のためだ)」ということわざがありますが、昔の人はいいこと言うなぁと思いました。
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図書館本
曹洞宗のお坊さんが書いたもの。
たまにはさまる仏教用語良し。
暇げで軽み(かろみ)のある佇まいが人の心を開く。
傾聴とは、言葉を音として聴くのではなく、その裏に潜むストーリーを想像する。
効率を考えず、善悪の判断もしない。
決して相手を変えようとせず、そのまま、あるがままを受け止める。
そのようなことが心に残ったかな。
施無畏 せむい
畏れること無しを施す=畏れなくていいよ、って言う仏教用語好きです。
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相手がどんな気持ちで何を思ってるかを理解する、そして、相手自体を理解したく、その為に聞く力を付けたくて読み始めた本。
自分の中のフィルターを外し、根気よく相手の心に寄り添う姿勢で話を聴くのが大切なんだと感じた。
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東北大震災の際に宗教者として人々の心を癒す活動をした方のおはなし。
宗教者として多大な苦労を背負われ、とても人と共に歩まれた素晴らしい方だと思う。
しかしながらタイトルにある「傾聴のコツ」となるといまいちピンとこなかった。
そもそも暗黙知のようなもので、数をこなして初めてわかるという世界かもしれないのではあるが。。
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忙しい方は、目次を読めば内容がわかると思います。
住職さんが東日本大震災が起こった後に傾聴を目的としたカフェを開いたことから気がついたことがまとめられています。
軽はずみなことは言わず、相手の言葉をしっかりと聞くようにしたい。
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住職の方が書かれた傾聴の本です。
私は口下手、無口な分、ちゃんと話しを聴くことを大切にしたいと思ってます。
とくに夫婦の間で不自由を感じることが多いですが、なかなか頭では分かっていても、相手に寄り添って話しを聴く、というのは難しいと感じます。
傾聴するのに必要な心構えが書かれていますが、下記2つのことはは忘れないようにしたいと思います。
・大丈夫、頑張れ、は時に無神経な一言になる。相手と境界線がない状態、共感できている状態で初めて使ってもよい。
・傾聴は、とにかく他者肯定、自己否定が大事。自分が正しい、自分のフレームに嵌めようとしてはいけない。
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この本を読む前のわたしは、傾聴はスキルの一つだと勘違いしていました。傾聴にスキルだけでは成り立ちません。付け焼き刃的な上っ面の笑顔優しさは、悩んでいる人からはすぐに見破られてしまいます。耳だけでなく全身で聴くこと、相手の話を受け入れて寄り添うこと、これが傾聴です。大切なのは「慈悲の心」相手に興味を持ち、心から向き合って相手の話を聞くことです。そういった考えを改めて勉強させていただいた一冊でした。
蛇足ですが。震災後に東北に配属になり、仕事をしています。穏やかな日常と穏やかな人々に囲まれていますが、すごく苦しい思いをしている方がたくさんいるのかもしれないと考え直しました。
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心にきざんでおきたいことばだらけだった。
震災の修羅場をくぐった和尚さんはすごい。
何故こんなにすんなりと読めたのか?
私は何故この本を読んだのか?
偶然もうすぐ3月11日だ。
自然体、暇げで、軽みのある佇まいに、
少しでも近づきたい。
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仕事柄必要で読んでみたけれども、気持ちが楽になった。傾聴しているつもりでも結局は自分の考えている方向へ持っていこうとすぐに結果を出そうとしてしまい、もう1度相手にも自分にもゆったりとした気持を持って向き合いたい。