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紙の本
老いた家衰えぬ街 住まいを終活する (講談社現代新書)
著者 野澤千絵 (著)
大死亡時代の到来で一層深刻さを増す「空き家問題」。様々な自治体の都市政策や空き家対策に関わる著者が、「住まいの終活」について今からできることを伝える。切り取って使う書き込...
老いた家衰えぬ街 住まいを終活する (講談社現代新書)
老いた家 衰えぬ街 住まいを終活する
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商品説明
大死亡時代の到来で一層深刻さを増す「空き家問題」。様々な自治体の都市政策や空き家対策に関わる著者が、「住まいの終活」について今からできることを伝える。切り取って使う書き込み式「住まいの終活ノート」つき。【「TRC MARC」の商品解説】
大量相続時代の到来とともに、注目され続ける「空き家問題」。2033年には3戸に1戸が空き家となる。これからの日本では、「住まいの終活」が最重要課題となってくるのだ。あなたが空き家を抱えた時、どうすればよいのか? あなたの子どもに自分の住まいについて、何をどう伝えておけばよいのか? 特別付録「書き込み式 住まいの終活(エンディング)ノート」に書き込みながら、あなたの住まいについて考えてみよう。
大量相続時代の到来とともに、注目され続ける「空き家問題」。2033年には約3戸に1戸が空き家となる。今すでに戸建ての4軒に1軒が「空き家予備軍」となっているのだ。
そんなこれからの日本で、最重要課題となってくるのが、住まいを「終活」することである。子供世代にとって、実家を相続した瞬間から、空き家問題は始まっている。親世代は、自分の子供に、所有する家や土地の何をどのように伝えておけばよいのかを考えておかねばならない。
特別付録「書き込み式 住まいの終活(エンディング)ノート」に書き込みながら、あなたの住まいについて真剣に考えてみよう。
全国の「空き家予備軍率ランキング」も一挙公開! あなたの家は将来、本当に大丈夫ですか?
<主な内容>
第1章 国民病としての「問題先送り」症候群
1・「問題先送り空き家」の実態
2・誰のものかわからない戸建て、分譲マンション
3・「空き家予備軍」は大量に控えている
第2章 他人事では済まされない相続放棄
1・相続放棄というサイレントキラー
2・相続放棄空き家への対応には限界がある
3・老いた分譲マンションと相続放棄
4・不動産のままで国庫に帰属できるのか?
第3章 世界でも見られる人口減少という病
1・アメリカ・ドイツ・韓国の人口減少都市
2・デトロイト市ランドバンクの取り組み
3・人口減少都市の土地利用転換に向けて
第4章 空き家を救う支援の現場から
1・住まいのトリアージとは何か
2・空き家バンクの最前線―島根県江津市の尽力
3・売り手支援の最前線―マッチングサイトの仕組み
4・空き家解体支援の最前線―和歌山県田辺市の先進性
第5章 さあ、「住まいの終活」を始めよう
1・住まいの終活、その手順
2・民間市場で流通性がある戸建ての選択肢
3・民間市場で流通性が低い戸建ての選択肢
4・分譲マンションの選択肢
5・「住まいの終活」への支援策の提言
特別付録 書き込み式「住まいの終活(エンディング)ノート」 (←ミシン目から切り取って保存できます)【商品解説】
目次
- 国民病としての「問題先送り」症候群
- 他人事では済まされない相続放棄
- 世界でも見られる人口減少という病
- 空き家を救う支援の現場から
- さあ、「住まいの終活」を始めよう
著者紹介
野澤千絵
- 略歴
- 〈野澤千絵〉兵庫県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。専門は都市計画・まちづくり。東洋大学理工学部建築学科教授。著書に「都市計画とまちづくりがわかる本」など。
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紙の本
空き家は負担 放棄でもダメ 対策だ
2023/11/06 22:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
今後は、現在の高齢者が住んでいる家屋が空き家になり、それが大量発生することが予見される。空き家になっても固定資産税を払うなどの負担があるし、空き家を放っておくと周辺環境の悪化が懸念される。相続放棄をしても管理を免れるわけではない(民法第940条)。以上から分かるように、高齢者世帯の住まいの終活が必要になっている。本書では、相続するであろう人を中心に(「書き込み式住まいの終活(エンディング)(TM)ノート」が巻末についていることから判断した)、行政、民間セクターもどうかかわるべきかを、外国(特にデトロイト)の事例を参考にして論じた本である。
2.評価
とりわけ両親が居住用の不動産を持っている人には必読かもしれない。相続時に本書読了後より状況が好転する可能性が低いこと(前著『老いる家 崩れる街』も併せて読めば、住宅の供給過剰状態などがわかるだろう)がわかり、今のうちから考えておこうという気になる本である。前述の「書き込み式住まいの終活(略)ノート」を実践してはいないが、一見した限りでは取っ掛かりになると思われるので、点数を減らさず、5点とする。
紙の本
所有者の問題
2021/12/06 12:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の場合、空き家の責任は所有者個人で負うしかないようだ。自治体とか、NPOに所有する権限がない以上、斡旋はできても、使ってくれる人が見つからないとどうしょうもない。全体主義に対するアレルギーがあるのかもしれないが、共同体的な何かが力を持つような社会でないとこの手の問題が緩和されることはないだろうと思う。地域のコミュニティの弱体化が街の脆さにつながっている。