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読割 50
紙の本
向田理髪店 (光文社文庫)
著者 奥田 英朗 (著)
かつては炭鉱で栄えたが、すっかり寂れ、高齢化が進む北海道苫沢町。理髪店を営む向田康彦は、札幌で働く息子の「会社を辞めて店を継ぐ」という言葉に戸惑うが…。過疎の町の騒動と人...
向田理髪店 (光文社文庫)
向田理髪店
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商品説明
かつては炭鉱で栄えたが、すっかり寂れ、高齢化が進む北海道苫沢町。理髪店を営む向田康彦は、札幌で働く息子の「会社を辞めて店を継ぐ」という言葉に戸惑うが…。過疎の町の騒動と人間模様を温かくユーモラスに描く連作集。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
向田理髪店 | 5−53 | |
---|---|---|
祭りのあと | 55−102 | |
中国からの花嫁 | 103−157 |
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紙の本
明るい気持ちになってくる
2019/06/17 12:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
奥田英朗の『向田理髪店』は、
夕張を思わせる財政破綻した町を舞台にした連作集。
過疎、高齢化、結婚難、介護など、重苦しい話題ばかりだけど、
読み進むうちにほんのりと温まり、
この町も捨てた物じゃない、
このおじさん達もいいところあるじゃないか、
若者達だって期待が持てるぞ、
と明るい気持ちになってくる連作集でした。
電子書籍
隠し事のできない、変化のない、自然の厳しい苫沢の町で、人々は、たまに起こる変化や、日々の生活のなかで、本音をぶつけ、時にはしまい込み、日々を生きていく。 奥田英朗の人間賛歌。
2023/09/14 09:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道・苫沢町。
かつては炭鉱で栄えたが、その後廃れ過疎化が進む町。
若き日の夢に破れた主人公康彦は、亡き父の後を継ぎ理髪店の店主となり四半世紀。
夫婦で営むこの店を都会に出ていったはずの息子が継ぐと言い出した。
複雑な心境の康彦。
息子たちの声に素直になれない。
隠し事のできない、変化のない、自然の厳しい苫沢の町で、人々は、たまに起こる変化や、日々の生活のなかで、本音をぶつけ、時にはしまい込み、日々を生きていく。 奥田英朗の人間賛歌。
紙の本
奥田英朗の人間賛歌。
2023/08/19 21:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道・苫沢町。
かつては炭鉱で栄えたが、その後廃れ過疎化が進む町。若き日の夢に破れた主人公康彦は、亡き父の後を継ぎ理髪店の店主となり四半世紀。
夫婦で営むこの店を都会に出ていったはずの息子が継ぐと言い出した。
複雑な心境の康彦。
息子たちの声に素直になれない。
隠し事のできない、変化のない、自然の厳しい苫沢の町で、人々は、たまに起こる変化や、日々の生活のなかで、本音をぶつけ、時にはしまい込み、日々を生きていく。
奥田英朗の人間賛歌。
紙の本
地域の衰退、人口減に悩む地域に一時の安らぎを与える作品。
2022/01/29 10:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地域の衰退、人口減に悩む地域に一時の安らぎを与える作品。どちらかと言えば閉塞したギスギスした感じにみられる過疎地域だからこそ欲しい人間関係。その良い面をさり気無く掬い上げることで一時の安らぎを与えてくれる。私の子どもの頃には当たり前だった、人間味ある地域社会の人間関係。都会化の進行の中で何時の間にか希薄化し、既に痕跡すら見えなくなった近年、意外と辺鄙な過疎化地域に根付いてるかもしれないという期待を抱かせる作品でした。しかし現実は厳しくこれはあくまでもフィクションであり一つの理想でしかないのではと思うと少し悲しいかも・・・・。
紙の本
北海道のある町
2021/08/30 02:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめはくすぶったとか先がないとか苦いこと言ってる主人公だけど、だんだん田舎には田舎の良さがあると思え、息子も頼もしく見えてきて。いいニュースと思ったら大変だったり、思いがけずいいニュースになったり、すいすい読めてそういうことあるなーなんて思える。
紙の本
北海道の過疎の町。日本の各所にありがちな重めの話題を温かな筆致で描く。
2021/06/10 15:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の舞台は、かつて炭鉱町だったが、今はすっかり過疎化した北海道苫沢町。モデルになったのは、財政破綻した夕張町だろうか?と勝手に思いつつ読み進む。高齢化の波にもさらされて、登場人物は老人ばかり。そんな町の社交場たる「向田理髪店」に、札幌から会社を辞めて店を継ぎたいと息子が帰ってきて...。物語は、理髪店主の視点で描かれ、巻き起こるのは、日本のあちらこちらにありそうな重めの問題。だけど、作家は、それを重苦しく描かかずに読ませる。なにか、温かい気持ちになって読了。
紙の本
田舎の日常
2021/01/27 16:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くり坊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつては炭鉱で栄えたが、すっかり寂れ、高齢化ばかりが進む北海道苫沢町(架空、モデルはY張?)の人々の様々な騒動と人間模様が連作で温かく描かれていた。先に読んだ「たこ焼きの岸本と同じ臭いの作品で、都心と言うより下町や田舎のほっこりした感じが良かった。結局、どこも溶け込んでしまえば、人間模様は似たり寄ったりなんだと思う。ただ、都会は溶け込めない、または溶け込まなくても生きていけるだけ、寂しい気がした。
紙の本
現実的な物語
2020/12/10 14:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
過疎の進む北海道の苫沢町。そこで理髪店を営む康彦の視点での、短編集。
過疎の進む町の現状や将来への鬱屈、若者への想いなど、暗くなりがちな題材を、優しく、温かく、淡々と綴っている。
狭い地域だと、住民全員が顔見知りで噂話好き、プライバシーもないように思ってしまう。が、最後の「逃亡者」を読んで、それもある程度はいいのかな、周りの人達のお節介も温かいのかな、と思った。
紙の本
過疎の町
2020/08/22 08:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:吉村ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
人口減少による過疎化の町に
巻き起こるいろいろな騒動を描いて
ユーモアあふれる作品。
かって住んでいた町に思いをはせている人も
多いと思う。
そんな物語。
紙の本
田舎の暮らし
2023/06/07 16:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと同じ人達とkルアス訳だから、キツイ麺貼るよね。
今は若い人たちでも、いずれは歳を取るわけで。
そうなったときに、若いときの気持ちを保てるかどうかは
かなり厳しいんじゃないかなあ。
紙の本
ドキュメント番組のような作品
2022/12/03 11:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道の寂れた過疎地を舞台にしたドキュメンタリーのような作品である。前半の二三編は身につまされる様な話ばかりで、読んでいてげんなりしてしまった。後半になってやや話にドラマらしさ、劇的な部分も出てきて読む方も張り合いが出てきた。そういう意味では巧みな構成 と言えるかな。
電子書籍
今ひとつ
2022/04/22 19:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
寂れた炭鉱町で起こる様々な出来事や事件を描いている。短編集というよりもエピソード集といった感じ。ただ著者の作品としてはややパワー不足で、他の作品にもっと優れたのがたくさんあるのでここでは推奨しない。