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商品説明
国立療養所という、日本最大の病・障害の現場にまつわる膨大な言説を収集し、筋ジストロフィー症や重症心身障害、サリドマイド禍など、政策の課題ともされてきた病・障害の現代史を描く。『現代思想』連載をもとに書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
忘れられていい言葉だろうか?
戦後、結核患者が収容された国立療養所は、次第に重症心身障害者の子どもたちの施設となっていく。そのかたわらで、障害者のため施設を設立していった偉人たち、そこに滞在した当事者たち、治療を拒み出て行った人々、彼らをめぐって唱えられた意見や理論――その膨大な言葉、声を集め、検討し、病者・障害者たちと、施設と社会が織りなす〈生政治〉の現代史を描く。『現代思想』連載の、十年を超えた思索を編纂した、その「歴史篇」。【商品解説】
著者紹介
立岩真也
- 略歴
- 〈立岩真也〉1960年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。社会学専攻。著書に「精神病院体制の終わり」「不如意の身体」など。
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紙の本
我が国における唯一無二の病と障害の現代史です!
2019/01/05 12:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国では類書のない現代の病と障害における歴史書です。病や障害においては、その治療を一刻も早く望む人々がいる一方で、それを拒む人々もいます。また、医療機関に対する抵抗や欲求など様々な利害に溢れています。こうした状況を、国立療養所という我が国最大の病と障害の現場から膨大な言説を収集し、それを取り纏めたのが、本書です。その意味で、同書は我が国で唯一無二の病・障害の現代史書であると言えるのではないでしょうか。