紙の本
関西ノリが心地よい本
2018/12/24 08:13
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダイエットのお話が面白かったです。先生ご自身の経験が披露されていますが、近所のおっちゃんかという話です。大学教授、お医者さんとは思えない…
前作以上に庶民的な語り口です。
関西ノリです。
紙の本
役立ちそう
2018/12/27 19:36
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
できるだけ病気をしないライフスタイルが紹介されていて、役立ちそうです。雑談のようなものも含めて、わかりやすいです。
紙の本
雑談風に
2019/08/10 10:09
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
病気に対して、難しいこともなんだか雑談のような語り口で書かれているので、読みやすかった。
なにより、著者の幅広い知識(本もよく読まれていらっしゃるようだし、テレビも結構面白い番組を見ていらっしゃるようだし)が著者本来の知識にあい混ざって、独特な魅力醸し出されているように思えた。
紙の本
備えあれば憂いなし。ナニワの病理学教授が送る究極の健康本
2018/12/06 20:08
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「先生、なるたけ病気にならへん方法教えてぇな。にお応えして、病理医の私が考えました!」という本書。普段の生活で気になるダイエット・アルコールの飲み方からがん予防や遺伝の話まで。軽快な口調で読みやすく、かつ専門的な内容も。前作に続き、読んで笑って医者いらず!知っていると(ちょっと)役に立つ病気と医学の豆知識が詰まった一冊。ぜひ、お手にとってみて下さい。
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前作「病理学入門」がなかなか面白かったので、この本を手に取った。
前作と比較すると、こちらを先に出版した方が良かったのでは?という難易度の差があった。
ただ、やはり一部読んでいて難しいな、と思う箇所がいくつかあり、その都度、あぁ、自分はまだ医学の知識が足りないのかな、と反省しながら読んだ。
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『怖いもの知らずの病理学講義』を大変面白く読ませていただいた仲野徹先生の新著ということで早速に。内容はネットコラムの連載を再構成されたものとのことですが、「生きるということ」「ダイエット」「遺伝と環境」「アルコール」「がん」「病原体(含む「風邪」)」と身近なテーマが多く、前著に続いて大変楽しく読ませてもらうとともに、色々とためになりました(ためになりそうです)。
難点は、中で紹介されている本がどれも面白そうで、思わず買ってしまうこと。(追加の書籍代がかさみます(笑))。あ、次に最も読みたくなったのは先生の2011年のご著書『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』ですが。
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<目次>
長いまえがき 病気って何?
第1章 生きるということ
第2章 ダイエット「入門」の達人
第3章 遺伝+環境=わたし
第4章 酒は呑んでも呑まれるな
第5章 (できるだけ)がんにならない暮らし
第6章 病原体との闘い
第7章 番外編
<内容>
積水ハウスの「住むフムラボ」連載の記事を加筆したもの。
前回の『こわいもの知らずの病理学講義』に比べ、ご本人も語るようにわかりやすい。医学界の近年の様子がよくわかるとともに、大学医学部の内情もちらほらとわかる。
一番教えられたのは「呼吸」。よく「吸って、吐いて」と言われるけど、「呼吸」の「呼」は「吐く」こと。つまり、「吐いて、吸って」なんだということ。その方が体に良い(というか、身体が欲している)。
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『こわいもの知らずの病理学講義』につづいて、ナニワの病理学教授が書いた
病気とはなんだろう、といった素朴な疑問から、呼吸、食事、ダイエット、
お酒、ゲノムと遺伝子、がん、感染症、そして医学や研究についての雑談まで、
肩の凝らない語り口で解説。
「こわいもの知らずの病理学講義」 仲野徹
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1963503317&owner_id=3413510
【目次】
長いまえがき 病気ってなに?
第1章 生きるということ
第2章 ダイエット「入門」の達人
第3章 遺伝+環境=わたし
第4章 酒は呑んでも呑まれるな
第5章 (できるだけ)がんにならない暮らし
第6章 病原体との闘い
第7章 番外編
【内容】
88/自分のゲノムをしりたいですか
109/エピジェネティクスと倹約表現型
定義:DNAの塩基配列の変化なしに細胞がある状態を記憶する現象
母親のおなかにいたときの状態が、ある種の記憶として細胞に刻み込まれ
それが半世紀もたってから病気の罹りやすさに影響
110/身体が「低栄養仕様」になってしまう
111/エピジェネティクスによる細胞の記憶
121/着床前判断に賛成ですか
126/アルコールの医学
アル中の小田嶋隆の「ビールに適量はない。飲み足りないか、飲み過ぎるかのどちらかた。」
143/依存症とは、脳内に新しい「快楽のネットワーク」ができる状態
242/生物と無生物のあいだ ウイルスの話
ウイルスは、細胞を利用せずに単独でいきられないが、反面鉱物のように結晶化できる。
244/生物とは何か ①自己増殖、②「代謝」、③「境界」
247/ヘルペス薬・アシクロビルの作用機序
G(グアニン)に構造がにている。→リン酸化の修飾をうける。
リン酸化したアシクロビルは取り込まれても、そこで、DNA合成がとまる。
248/核酸アナログ
259/風邪をひかない極意
ウイルスの侵入部位は、「上気道」 口や喉
飛沫より接触 ←手洗い
263/風邪の治療法はないのだから、医者に行って「共感」してもらおう。
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うーん、面白いのは面白かったけど、後半ダレた。特に大学事情うんぬんの番外編は別の本で読みたかったかも。ともあれ、お医者様に誠意を持って共感してもらうと、風邪は1日早く治るそう。こういう話はいいのよ、うん。裏表紙のカット、何じゃこりゃ?と思ったけど、もし今後、この本のことを思い出す機会があったら、間違いなくこの「キッチキチ〜ダイエット」だわ。こういうネイルアートって既にある気もするが。
2018年現在で、国立大学の学費は年間54万円だそう。
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仲野病気本・第2弾。前作が面白かったから、こちらも当然入手。前作で扱われなかった病気たちについての病理学講義本と思ってたから、ちょっと違った方向性が少し意外だったけど、二番煎じを避けるって意味では当然か。で、本作もとても読み易くて、そしてすぐにでも生活に応用できそうな知識がてんこ盛り。かといって専門的過ぎないから、リーダビリティの高さも相変わらず。中でも、自分の経験も織り交ぜつつのダイエット談義は、実践したくなるような興味深い内容でした。第3弾、待ってます。
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読書メモ
病気をしない暮らし 仲野徹
ずっと読んでみたかった内田樹の界隈(?)の病理学者の本。
生きるとは、ダイエットやがん、お酒との付き合い方などキャッチ―な話題を専門的に解きほぐしていく内容で、ド文系の自分も読んでいて面白かった。
味覚には酸味や甘味と同一カテゴリーにうま味というものがあり、それを発見した明治時代の化学者・鈴木三郎助が興したベンチャー企業が今の味の素であるという豆知識から本に引き込まれていった。味覚と体への影響という観点では、苦みは体に悪いものを表しているという一文もあった。また、つわりの際に味覚が変化することに関して、特定の食べ物を食べれなくなるという現象に対して、胎児が奇形になるリスクを孕む物質=催奇形性生物を含んでいるものを、味覚のフェーズで除外しているという説がある。人間の体も神が創り賜うし一つのシステムであると考えると、非常の合理的なものである。個人的には、苦みの代名詞であるゴーヤをよく食べる沖縄人に長寿が多いのは、この本の主張からすると例外的なのかもしれないと思った。一方で、沖縄の温暖な気候がストレスフリーな生活を促進させ、そういった環境的な要因も多いのかなと。
かつて阿部謹也の本に中世の人々は体内は小宇宙、体外は大宇宙と認識していたと書いてあったが、この本も腸内フローラという37兆個の菌の集合体が体内にあるという点で、おなかの中の小宇宙と表現している。赤ちゃんのときは無菌状態であるが、そこから環境に合わせてフローラが形成される。国によってフローラの構成は異なり、日本人が海外でおなかを壊すのはフローラの違いによって起こるとも結論付けられる。最近のWIREDの記事で、腸内環境が性格にも影響を与えるという記事があった、腸内菌を移植すると性格も変わるのだとか。。
呼吸は吸呼ではない。何を言おうとしているかといえば、吸うことより吐くことの方が大事であると。まず、吐いて、そして吸う。これは呼吸中枢のメカニズムとも連動している。
息を止めると、体内の二酸化炭素の排出が止まってしまい、血中の二酸化炭素濃度が向上する。それをトリガーに呼吸中枢に働きかけ、人は息を吸うのである。息をしたくなるセンサーは、実は血中の二酸化炭素の増加にあるとのこと。潜水泳法が禁止されているのは、このことからきている。ハイパーベンチレーションという深呼吸をして、二酸化炭素濃度を下げた状態で泳ぎ始めると、運動により酸素は減っていくが、センサーが危険を感じるほど二酸化炭素濃度は上がらないため、人は酸欠状態でも気づかなくなってしまう。その結果、突如として気を失ったり、脳に大きな障害が起きたりすることが研究で分かっているため、この泳法は実は禁止されているのである。
ゲノム:DNAの中にある60億ものACGTの塩基の配列によってもたらされる人間の全遺伝子情報。
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おもしろい!前作の続編として、新たな病理の話が展開されるのかと思って読み始めたが、いい意味で期待を裏切られた。今回は健康エッセイ。相変わらずの著者のテンポの良さに引き込まれてしまった。自分の体の事がわかるのはこんなに楽しいものなんだと思った。
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下の味覚地図は今は否定されている。
色で味覚を分けている。色がわからなければかき氷の味はわからない。
苦味は毒や腐ったものを避けるため。閾値は他の味覚に比べてはるかに低い。
ビタミンK=血液凝固因子を作るために必要。
DNAはA,C,G,Tの並び方による情報。次世代シークエンサーで安価に解析できるようになった。
赤ちゃんは無菌。腸内フローラは生まれてからできる。産道にある菌が最初。帝王切開だとその菌はない。
腸内フローラはかなり安定。すぐに調節はできない。
息を止められないのは、炭酸ガスが増えるから。大きな深呼吸を素早く繰り返す(ハイパーベンチレーション)とそれが無くなるので長く息を止めていられる。
潜水泳法が禁止されているのは、苦しくなくても血中酸素が無くなって突然意識消失に陥る可能性があるから。
炭酸が好きならビールを炭酸水に変えればよい。
常にダイエットをしていることを意識していればちょっと我慢する。指にキ、と書く。いつもダイエットのことを意識する、だんだん余り量を食べなくなってくる。美味しいものを食べた時の満足度が上がる。
痩せるためにゆっくり食べる、ではなくゆっくり食べられるようになったら、自然に痩せている。
チンパンジーとヒトはゲノムの差は1.2%しかない。個人間は0.1%程度。遺伝的な素因と後天的な素因では、背丈や知能は後天的な影響が大きい。
ゲノムでなりやすさがある程度わかるが、あまり大きくない。
胎児期の低栄養は生活習慣病のリスクになる=バーカー仮説。エピジェネティクス。
アルコールはアセトアルデヒドから酢酸に分解される。
飲んですぐ吸収されるわけではないところがミソ。
アル中は差別的な用語。アルコール依存という病気。
アルコール依存はアディクション=別人格が乗っ取ること。
依存は物質依存だけでなく、ネットやギャンブルなど行為依存もある。
アルコール用のサプリは、ウコンかアミノ酸。
アルコールの代謝のためのMEOS系の酵素ある種の薬は効きにくくなる。
がんはDNAの複製に失敗した細胞。活性酸素やアセトアルデヒドはがんへの変異を引き起こす。
タバコ、ヘリコバクターピロリ、B型C型肝炎ウイルス、ヒトパピローマウイルスによる子宮頸がん。ワクチンがある。
副作用と副反応。ワクチンは副反応という。
アルコール飲料と加工肉は発がん性が認められる。
加工肉は疫学調査によるだけ。
日焼けサロンはフランスでは使用停止勧告が出ている。
ガンは長生きの宿命=細胞が分裂する回数が多ければ複製ミスも多くなる。運によるもの。
代替医療だけを受けた人の死亡リスクは2.5倍。
ビタミンCや笑いがガンに効くとは限らない。
細胞の死に方はネクローシス=壊死とアポトーシスがある。
オプジーボやヤーボイは免疫チェックポイント阻害剤。免疫細胞のアクセルを踏むのではなく、T細胞のブレーキを外す方法。2~3割しか効果がない。
人が耐えられる程度の不快な思いをすることも幸福感を永続的に深く味わわせることに有効=本庶祐
野口英世は梅毒で死んだ。黄熱病は峠を越えていた。
アインシュタイン「論理はあなたをA地点からB地点へと導く。しかし、想像力はあなたをどこへでも連れて行く」
初期の抗菌剤はサルファ剤=第二次世界大戦中に活躍。耐性ができやすいため今は使われていない。
その後抗生物質ができた。
チャーチルの肺炎を救ったのはペニシリンとされているが、実際はサルファ剤。サルファ剤はドイツで開発された。
MRSAはメチシリンに耐性を持つ細菌。
ストレプトマイシン=結核の特効薬。
耐性ができると怖いのでなるべく使わない。風邪には不要。
ウイルスには抗ウイルス剤。50年ほど前に生まれた。
特異性が高い。ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス、などに特化している。
南極では風邪をひかない。寒くても風邪ウイルスがないから。
風邪とインフルエンザは別物。
風邪をひくウイルスは200種類ある。
歳をとると風にかかりにくくなる=免疫ができる。
睡眠不足やストレスは風邪にかかりやすい。疲労とは関係ない。適度な運動は善玉。
風邪をひくのは飛沫より接触のほうが多い。マスクより手洗い。手で顔をさわらない。
ポモドーロテクニック=25分仕事に集中、5分休み、で仕事の能率を上げる。
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話が面白い、医事新報に連載を持っている先生。予防医学はご専門ではないので、読み物として読むのがちょうどいいように思う。
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梅田の紀伊国屋書店のポスターで見かけたのをきっかけに図書館で借りた1冊。
中野徹さんは辺境ラジオでよく出てきはる教授さんなので、親しみ深く読み進めることができた。