このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
極小の世界が生み出す、極大の破壊力。人類史上最強の兵器「核兵器」を、グラフやCAD図をはじめ、数式や表、さまざまなデータを駆使しながら、緻密に解明する。図版も多数収録。【「TRC MARC」の商品解説】
核兵器──
圧倒的な破壊力のため、誕生した年に二度使用されただけで、
その後70年間、実戦で使われていない。
しかしその間も改良が重ねられ、
凄まじいレベルにまでその威力を高めていた──。
原子核の分裂と融合が、なぜこれほどのエネルギーを生み出すのか。
またそのエネルギーを、一瞬で消費し尽くすための設計とは。
天然の鉱石から「燃料」に加工するまでの、気の遠くなるような濃縮の工程。
核分裂兵器(原爆)から核融合兵器(水爆)へ──そして究極の核兵器W88の誕生。
20世紀初頭に異常発達した物理学の総決算であり、
人類が元来持っている闘争心と、飽くなき知への欲求が結実した究極の産物──
その複雑で精緻なメカニズムを、
政治的、倫理的な話は抜きに、純粋に物理学の側面から解明していく。
著者自ら作成したグラフやCAD図をはじめ、
本書でしか見られない図版を多数収録。
数式や表、さまざまなデータを駆使しながら、緻密に、定量的に、その実体に迫っていく。
専門書としての魅力、資料的価値を最大限高めながらも、
ユーモラスな喩えやイラストなどを織り交ぜることで、
理系ではない読者にも読み進められる「限りなく専門書に近い一般書」を実現。
多田将のライフワーク、ついに誕生。
【初回限定・函入り特装版】【商品解説】
目次
- 序
- 第1章 原子核
- 1.1 その男は、東海村からやって来た
- 1.2 原子力施設の熔接技術によってつくられた戦車
- 1.3 原子の構造
- 1.4 原子核の構造
- 1.5 同位体
- 1.6 安定核
- 1.7 ウラン
著者紹介
多田 将
- 略歴
- 〈多田将〉京都大学理学研究科博士課程修了。高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所准教授。著書に「すごい実験」「宇宙のはじまり」がある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む