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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/12/22
- 出版社: PHPエディターズ・グループ
- サイズ:19cm/287p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-569-84217-2
読割 50
紙の本
「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか
著者 遠藤 誉 (著)
「中国製造2025」を完遂すれば、中国はアメリカを越える。中国国家戦略の正体とは何か。習近平の真の狙いとは何か。人材と半導体および宇宙に焦点を当てながら分析し、中国の実態...
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商品説明
「中国製造2025」を完遂すれば、中国はアメリカを越える。中国国家戦略の正体とは何か。習近平の真の狙いとは何か。人材と半導体および宇宙に焦点を当てながら分析し、中国の実態と野望を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
米中貿易戦争や米中ハイテク戦争の根幹には「中国製造2025」がある。トランプが怖れているのは、「中国製造2025」により中国がアメリカを追い抜くことである。
中国は2015年5月に「中国製造(メイド・イン・チャイナ)2025」という国家戦略を発布し、2025年までにハイテク製品のキー・パーツ(半導体など)の70%を「メイド・イン・チャイナ」にして自給自足すると宣言。同時に有人宇宙飛行や月面探査プロジェクトなどの推進を盛り込んだ。また「暗号を制する者が世界を制する」と言われるように、「量子暗号」に力を注いでいる。中国は半導体と宇宙開発によって世界制覇を目指しているのだ。
この現実を直視しなければ、米中関係も日中関係も見えてこない。中国国家戦略の正体とは何か。習近平の真の狙いとは何か。中国研究の第一人者が、人材と半導体および宇宙に焦点を当てながら分析し、中国の実態と野望を明らかにする。【商品解説】
著者紹介
遠藤 誉
- 略歴
- 〈遠藤誉〉1941年中国生まれ。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。著書に「ネット大国中国」「チャイナ・ナイン」など。
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現実に起こっていること
2019/08/12 15:25
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワインアドバイザー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書に関しては、中国に肩入れしすぎだとの批判もあるようだが、現実には先端科学技術分野では、すでに現時点で日本は中国に太刀打ちできない分野が多すぎる。米国がもう少し早く中国に対して厳しい態度を取っていればと悔やまれる。本書に書かれていることは近い将来かなりの部分が現実となる。
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政治さえ語らなければ
2019/02/16 22:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の報道が「習近平一強」について権力闘争ばかり語る傾向にあり、そのような日本人の耳目に心地よい迎合型分析をしていると中国の国家戦略が見えないと正しく状況を指摘する。トランプの仕掛けた貿易戦争によって「中国製造2025」の重要性にスポットが当たったと評価する。すでに20年近く中国政府が海外流出した頭脳・人材の帰国を促し、更には人材の自国育成を取り進めた結果として、半導体分野のみならず、量子学応用・宇宙開発の分野でも先端を行くことを示す。政治さえ語らなければ、金もうけもベンチャーも自由なのが中国であると。
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中国恐るべし
2019/02/09 17:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白く又ためになる中国本である。著者は戦乱で両親を失い12歳まで中国で育ち戦後帰国した人で、中国人の思考法や中国人脈に通じるだけでなく、科学技術の知見も深く本書を信頼性の高いものにしている。中国が海外留学生や海外就職技術者を緻密なネットワークで囲い込んでいること、優秀な留学生を高報酬で帰国させ膨大な研究開発費を与えて自国の科学技術を急速に発達させていること、特に宇宙開発でそれが顕著で米国は抜かれつつあることが語られている。ウォール街の富裕層は自分の利益のため中国には好意的なことも知った。2025年には中国は本当にアメリカを抜くかもしれない。中国恐るべし、である。