紙の本
かわいい絵柄・緻密な背景
2023/11/28 12:31
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投稿者:忍者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
panpanya先生の描く人物は非常にデフォルメされた可愛らしい絵柄なのですが、そこに緻密な背景を描くことでどことなくアンバランスな、奇妙な漫画世界が広がります。表題シリーズはおそらく実体験なんでしょうが、そうした独特な絵の影響もあって、作者はどこか全く違う世界を生きているようで、どうにも現実感が薄く、それが非常に面白いです。読後、夢を見ているような心地よさが残ります。おすすめです。
電子書籍
読みやすく、クオリティは変わらず
2019/11/23 06:16
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投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る
出版を重ねるごとにどんどん大衆受けしそうな(あくまで同作者の作品中の比較の話だけれど)ライトさになってきているにも関わらず、クオリティが落ちたとか世界観が変わったとかそんなことは全くなく、むしろ「読みやすくなっただけ」というのがpanpanyaさんの凄いところなのでは…。相変わらず面白いしコメディタッチのキャラなのに幻想味が漂うのも良い。どこか郷愁漂う芋蔓ワンダーランドが特に好き。
紙の本
グヤバノなんて知らなかった
2019/05/31 15:40
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投稿者:TO - この投稿者のレビュー一覧を見る
レポ風になってるけどフィクションじゃないの?
グヤバノも架空の果物でしょ。
って思ったけど、実在するのね。
電子書籍
題名が
2019/04/11 07:24
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
怪しいので立ち止まってしまったが、シリーズ5作目なのですね。
短編は読みやすいし、是非とも他作品も読みたいと思います!
電子書籍
相変わらずの
2019/02/06 00:38
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投稿者:レイン - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらずの世界観。
短編作家のイメージが強いので、長編にもチャレンジしてほしい。
作者のノスタルジーをただ見せてるだけでも面白い
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"「でも何から何まででまかせですよね?」
「無論そういうことになるが…
だが、ここが「絶対に存在しない」と証明できるか?」
「うっ それは…」
「存在は甚だ怪しいが…
それでも来る方法が誰にもわからない以上、
絶対に存在しないともまた言い切れないわけさ」
「なるほど…」
「さあ、散歩を再開しようじゃないか。」"[p.53_いんちき日記術]
なぜだか、描いてある物事のどこまでが事実でどこからが虚構なのかという疑いの気持ちとともに読んでしまう。でもそこが好き。
「いつもの所で待ち合わせ」がシンプルながらに一番好きかも。
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グヤバノっててっきり架空のものだと思ったら実在するらしい。それを狙ったんだと思う。表題にもなっている「グヤバノホリデー」はこの本の中でもメインとなる話であるが、そこだけリアリティのある日記の調子になっている。実際の体験なんだろうと思う。
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■グヤバノ・ホリデー(2019年1月)6冊目
家を建てる
宿題のメカニズム
学習こたつ
缶詰めの作り方
いんちき日記術
グヤバノ・ホリデーその①
グヤバノ・ホリデーその②
グヤバノ・ホリデーその③
グヤバノ・ホリデーこぼれ話①
グヤバノ・ホリデーこぼれ話②
グヤバノ・ホリデーその④
グヤバノ・ホリデーこぼれ話③
グヤバノ・ホリデーその⑤
比較鳩学入門
偶然の気配
知らない夏
許可2
水族館にて
符号
いつもの所で待ち合わせ
芋蔓ワンダーランド
いかにもpanpanyaさんらしい架空の果実かと思いきや、存在するのね、グヤバノ。
他の人の記事で読んでなるほどーと思ったのだが、「辿る話」が多い。
グヤバノを辿ってフィリピンへ。
散歩の風景を辿っているうちに、想像の風景へ。
流しそうめんを辿って。
芋蔓を辿って地下へ。
この人の着眼点と観察力は毎度すごいよ。
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大型書店でマンガコーナーを見ていたら、最近よくある試し読み小冊子があった。これはよく作られており、大抵面白い。これが面白くなかったら作る意味ないもんね。というわけで、大抵は読んで「へー」と思い、買わないのだが、このpanpanyaのマンガはすんごく面白い上私の好みであった。しかし5冊の本から抜粋してあるので、これはきっとそれぞれの本の中でも最高のものを集めているに相違ない。1冊の中に面白いのがひとつかふたつであとはつまらないという可能性も大いにあるぞ、と思ったのだが、それでもやはりその魅力は抗いがたく、1冊買ってみようと決意。どれを買うかで30分くらい逡巡し、これに決めた。
面白いよ!すごく!大当たり!!もっと買えば良かったと後悔した。
表題作「グヤバノ・ホリデー」は謎のジュースにであって、そのジュースのもととなった果物を食べるためにフィリピンに行く話で、紀行マンガとして良かった。しかしグッと来たのは「家を建てる」「宿題のメカニズム」「インチキ日記術」「芋蔓ワンダーランド」などの日常不条理もの。
「家を建てる」は付録としてパーツがついてきて(雑誌よりパーツがメイン)始めから終わりまで買うと何かが完成するタイプの雑誌の話から始まる。
本屋で時々見かけて、自分は買いはしないけど、こういうの買い続けて完成させる人もいるんだね、くらいに思っている。大抵の人はそうじゃないかな。主人公もそう。その雑誌のタイトルは「家を建てる」。ドアのチャイムとか襖の引き手とかが毎号ついてきて、最後には家が建つ、と。小さいパーツのときもあれば、時にはドア本体などかなり大きい付録のときもある。主人公は買わないが時々書店で見かけるだけで、熱心にチェックするわけではない。しかし、しばらく経ったある日電車の車窓から、雑誌のパーツで完成させた家を見かける。気をつけて見ていると、ちらほらと同じ家がある。「それ以来車窓に例の家を探すのが密かな楽しみとなったのだった」って、淡々と終わる。
日常の中に、ごく自然にするりと有り得ないことを淡々と繋げるのは凄い才能で、津村記久子や高山羽根子の短編小説を思い出したりもした。
主人公はあっさりした線で描かれているが、街中の描写などを見るとかなりのデッサン力。絵もすごく上手い。
こんなに凄い漫画家を全く知らなかった。Wikipediaにも載ってるくらい有名なのに。鬼滅の刃を知らないのは恥ずかしくないが、こういうマンガを知らなかったのは恥ずかしい。
他の本も買う。
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この本当か本当じゃないかの境目らへんが本当に好きです。panpanya先生、今回も大変興味深い内容でとても面白く読みました。ありがとうございます。グヤバノジュース飲んでみたい!
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いつもの短篇にくわえ、今回は「グヤバノ」というなぞの果物をめぐるフィリピン紀行記「グヤバノ・ホリデー」がやはり面白い。うその日記を書く話などがあるなかで、どうやら本当らしい紀行記があるというのもオツなもの。うそとほんとの間を揺れるようなエッセイ作家としてもやっていってほしいと思う。もともと旅するような漫画をたくさん書く人だったから。
今回装丁がふつうだな、と思いつつ読み終えてカバー裏を何気なく捲ったら、ちょっと感動してしまった。こればかりは本を買って手にとってみなければわからない。手触りに紐付いた想い出というものがある。
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またしても出ていることに気が付くのが遅れた……
ふと気付くととっくに出ててびっくりするんだよなあ。
というわけで、今回は「家を建てる」「いんちき日記術」「偶然の気配」「符号」「いつもの所で待ち合わせ」「芋蔓ワンダーランド」がお気に入り。あ、もちろん「グヤバノ・ホリデー」もよかったです。……ほとんど全部だな……。
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2019.3.23
豊岡からの帰りの電車にて。
いんちき日記術
が良かった。
蛇みたいにでかい蚓は僕も子供の頃見たことありますよ。
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グヤバノを探しにフィリピンへ。
なかなか一つの果物を探し求めて海外へ行くことはないと思うのでめぐり合わせもありますが行動力凄い。
とりあえず私もグヤバノを食べてみたい。
今回の一番好きな話はいんちき日記術。
私も知っている道を思い浮かべてみたけれど記憶力って曖昧ですね。
細かいところまで思い出せない。
行ったことない道を思い浮かべるのも結構難しい。
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正直最初のほうは「遂にpanpanyaが凡作を…」という感じだったが、表題作以降がさすがの面白さだった。