紙の本
興味のきっかけに
2020/10/30 10:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和ーママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小4に購入しました。環境問題に興味を持つきっかけになりますし、まだ少し難しい箇所もありますが、社会・理科で習った海流・物質なども出てきて、知識が単体でなくつながっていることも実感できよかったと思います。
紙の本
大量生産と消費の世界を作った大人に読んでほしい
2020/04/29 11:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
児童書ですが、大人にも十分響く内容だ。
毎日の便利な暮らしの代償として、自然界で海で何がおきているのか?
沢山の生き物の命が犠牲になっており、その影響は間違いなくヒトにも及ぶ。そもそも、プラスチックとはどのようなものなのか?どうやってできるのか、素材や性質についても、わかりやすくイラストで紹介されている。地球の自然分解のサイクルの中では分解できず、ありとあらゆ面で悪影響を及ぼし、現在がある。最後に、私たちひとりひとりが取り組める具体的な取り組み、社会や企業が目指しているゴールについても触れられており、ひとりひとりの取り組みが国を超えて世界中に反映されるためへの努力を惜しまないことの大切さも説かれている。
コロナ禍は、私たちに考えたり学んだりする時間も与えた。生きるとは何か。生き残ったら、これからの人生をどう歩むべきか。若い人たちだけに委ねず、プラスチックを大量生産大量消費してきた私たちも一緒に答を導き出さねばならない。
紙の本
「捨てた後まで考えてなかった」を私たちは繰り返している。
2019/04/23 17:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鮮やかな青の網に絡まれたウミガメ、すっぽりとポリ袋に包まれてしまった海鳥。巻頭の写真の印象がまず強烈だ。打ち上げられて死んだクジラのおなかから出てきたというプラスチックがずらりとならんだ写真をみると「こんなところにまで」と恥ずかしながら現実に驚くしかなかった。
2018年、日常使われるストローをプラスチック製から紙製に変えていくというニュースが出て、海のプラスチック汚染は広く知られるようになった。汚染の現状を、まずはプラスチックはどんなものかというあたりから本書はわかりやすく説明する。
プラスチックは現代社会を便利に発展させてきたものの代表の一つであろう。長所があれば短所もある。長所があるから急激に広まり、気づかないうちに短所が私たちを困らせるようになる。公害(昔の言葉になってしまったようだ)や原子力廃棄物など、同じことを繰り返しているようで心が痛い。「捨てた後まで考えてなかった」を私たちは繰り返している。
便利なものは一度手にするとなかなかやめられない。せめてポイ捨てをしない、できるだけレジ袋をもらわないなどぐらいは、というのが「あたりまえ」になってほしい。世界レベルで。
投稿元:
レビューを見る
マイクロプラスチックによる海洋汚染問題についてを、そもそもプラスチックとはから説明していてとても分かりやすい。様々な立場の人の意見を聞きみんなが幸せになれる社会を目指したいという最後のまとめも良かった。子どもも大人も、多くの人に読んでもらいたい。
投稿元:
レビューを見る
プラスチックゴミ問題を小学生にわかりやすく説明した本。
大人にはあまり目新しい情報はなかった。
口絵のカラー写真は、昨年出たナショジオの写真だし、その時ナショジオで見て読んだ衝撃の方が大きかった。
中国がプラスチックゴミの受け入れを止めたという話も載っているが、その影響がどう現れるのかはよく分からなかった。「日本国内のプラスチックゴミは、行き場を失いつつあります。」(P150)ではなあ。日々大量のプラスチックゴミが出ているはずなので、それはどうなっているのか。焼却しているのか、細かく分けて他の国々に出しているのか。(それは難しそうだが。)
ただ、生分解性プラスチックは、水と二酸化炭素に分解できるものと、普通のプラスチックを混ぜて作っているものとあり、混ぜて作っているものは、分解後プラスチックが残ること、分解する微生物の活動条件に合わないところに捨てられれば分解されないこと、生分解性プラスチックはリサイクルできないので使い捨てであること(考えたら当然なんだけど)は知らなかった。ここはためになった。
大人としては物足りないが、子どもには良い本だと思う。
しかし、プラスチックという文字だけゴシックでいちいち全て強調しなくても良かったのではないかとは思う。
投稿元:
レビューを見る
プラスチックがどんか問題になっているかだけでなく、どういう物質でてきているのかまで詳しく説明していてびっくりしました。
小学生にはまだ馴染みがなさそうな、原子の解説なので少し難しいかな?と感じましたが。
でも、それを踏まえてどんな風に地球に影響を与えているかを、詳しく丁寧に書いてあるところがとても良かったです。
自分の生活にプラスチックが溢れていることに、改めて気付かされるとともに、もうなくてはならない存在になっているものをどうすれば良いのか、頭を抱えたくなります。
絵本やもっと簡単な本を読んで、もっと詳しく知りたくなった子にはいい本かなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
SDGsが話題になって、この先地球は大丈夫なのかと前よりも危機感を感じるようになりました。わたしは小さい頃から地球温暖化やごみ問題について散々言われてきた世代です。子どもたちは小さい頃から言われ続け、少なからず意識はしていると思います。子どもたちがもっと意識できるよう大人が変わらなければ、、、と思いました。プラスチックストローがなくて、レジ袋がなくて文句を言う時代は乗り越えたと思います。企業もどんどん無くす、もしくは有料にして欲しい!!
投稿元:
レビューを見る
最初の方は飛ばし読みしても大丈夫なように繰り返し書いている気がして…~むだなレジ袋はもらわない。不要になったプラスチックは、みなさんの住んでいる市や町が決めている方法にしたがって、きちんと捨てる~まあ、細かいものが引き起こす大きな厄介事です、確かに。プラスチックゴミの捨て方に市町村ごとの違いがあるのが不思議なんですが!
投稿元:
レビューを見る
読みやすかった。
洗顔フォームや歯磨き粉にかつて使われていた小さなビーズ。これもマイクロプラスチックになるのは知らなかった。
また、熱可塑性プラスチック(熱すると軟らかくなる)と熱硬化性プラスチックがあり、熱硬化性の方はリサイクルできないそうだ。例えばメラミン樹脂など。
投稿元:
レビューを見る
子どもでもプラスチックゴミの影響について分かる。最初の写真、ビニール袋を被った海鳥、死んだクジラの中から出てきた大量のビニールの写真は衝撃的で痛々しい。
投稿元:
レビューを見る
児童書ですが、大人でも充分な読みごたえです
大人でも知らなかったことがたくさんあって身になります。
ポリエチレンはポリ(たくさん)+エチレン
壊れやすいのは、このエチレンがたくさんくっついてるのが壊れるから。エチレンがたくさん繋がると強いポリエチレンになるが、好きな形が難しいよってポリエチレンの量を使い分ける
インスタントラーメン
長い1本の麺がポリエチレン分子、麺の固まりがプラスチック
分子が並ぶと不透明
ごちゃごちゃだと透明
エチレンの代わりにプロピレン分子を繋げるとポリプロピレン
ストローなど
ポリスチレン固くて透明
cdケースなど
発泡スチロールも
衝撃に強く、熱もあまり通さない
プラスチックは便利
だからたくさん身の回りにある
まずは知り、ルールにしたがって捨てること
自然界の生き物は、自然に戻る
石油や石炭で人間が作り出したプラスチックはなくならない
それもメリットである。例にガス管など
プラスチックは紫外線にあたると分子が切れて弱くなる
そしてマイクロプラが問題に
プランクトン=水の動きに流されていどうする生き物、クラゲも
できること
処理のしかた
燃やす。温暖化に繋がるとよくない
リサイクル。ペットボトルなど
廃プラ
2割埋める、燃やす
8割リサイクル
内割燃やして熱を利用
3割再利用
なんのためのリサイクルか
ごみを減らす
リサイクルすれば、何か他のことに役に立つ
資源を無駄にしない
プラの原料は石油や天然ガス
そのもとは、何億年も前の地球で暮らしていた生き物たち。彼らが長い年月をかけて石油や天然ガスとなる
その燃やす熱やガソリンとしての石油の節約にもなる。
食品容器は、さっと洗えばいい
きれいにすることはリサイクルに大切なことだが、きれいにするためにお湯を使うと、沸かすためのエネルギーにお湯を使ってしまいかえって石油を消費してしまう
ジュースを売るのにペットボトルの代わりにガラス瓶にすると、プラ節約にはなるが、トラックが重くなりガソリンがかかる
食べ物をつつむプラは、使わないと傷んだりして捨てることになり、資源の無駄になる
川をきれいにする活動、大変だけど、きれいにすると汚さないようにする、ごみを捨てないようにしようという気持ちになる
大人も子供も一人一人の心がけ
投稿元:
レビューを見る
【夏の24冊目】
学園の授業のために読んだ子供向けの本。非常にわかりやすかったものの、子供向けだと書き方がここまでとも言える。ここから一歩踏み込むにはどうしたらいいか、考え続けていきたい。
投稿元:
レビューを見る
【ポップ】
クジラのお腹から80枚以上のプラスチックの袋が見つかった。クジラはエサと間違ってプラスチックを食べちゃったんだ。
今、世界中で何が起こっているのか?プラスチックゴミの何がそんなに問題なのか?私たちは何が出来るのか?
プラスチックゴミを減らす「海洋プラスチック憲章」には、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダが署名したけれど、日本とアメリカは署名していないんだ!
このことを、あなたはどう思う?
【感想】
プラスチックゴミの問題について、小学校高学年でも専門的な事柄のエッセンスを理解できるように書かれている。
例えば、プラスチックはなぜ自然になくならないのか、化学的に分子や原子の後続などにも触れて説明されているところが素晴らしいと思いました。
子ども達が、プラスチックゴミから地球の環境問題を知り、自分に出来る行動は何かを考えるきっかけを与えてくれる1冊です。
投稿元:
レビューを見る
表紙を捲ると、痛々しい写真が目に飛び込んできた。
人間が出すプラスチックゴミの現状や、マイクロプラスチックの問題が取り上げられています。
驚いたのが、日本が中国に1年間に100万トン以上のゴミを輸出していた事!
子供だけでなく大人が読んでもなるほどと思える一冊です。
投稿元:
レビューを見る
ほんとになんとかならないものか。安心して魚が食べられなくなったら嫌だなあ…とにかく、使い捨てを減らしてゆかねば。わが家もさらしを導入しようか…
写真やイラスト、図も多くて読みやすい。小学中学年くらいなら読めると思う。学校の図書室にもこの本あるとよいのでは。あるかも。
ウミガメの写真、ビニール袋がからまった鳥の写真、胸が痛い。