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紙の本
西洋菓子店プティ・フール (文春文庫)
著者 千早茜 (著)
スイーツは誰かの心を不意につかんで新しい場所へと羽ばたかせるスイッチ。頑固なじいちゃんと職人肌のパティシエールが営む、下町の洋菓子店を舞台に繰り広げられる鮮烈な6つの物語...
西洋菓子店プティ・フール (文春文庫)
西洋菓子店プティ・フール
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商品説明
スイーツは誰かの心を不意につかんで新しい場所へと羽ばたかせるスイッチ。頑固なじいちゃんと職人肌のパティシエールが営む、下町の洋菓子店を舞台に繰り広げられる鮮烈な6つの物語。パティシエールとの対談も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
フランスて菓子作りの修業をしたパティシエールの亜樹は、菓子職人の祖父のもと、下町の西洋菓子店「プティ・フール」で働く。女ともだち、恋人、仕事仲間、そして店の常連客たち……。店を訪れる人々が抱える様々な事情と、それぞれの変化を描く連作短編集。巻末にパティシエール・岩柳麻子さんとの対談を収録。解説・平松洋子【商品解説】
下町の西洋菓子店の頑固職人のじいちゃんと、その孫であり弟子であるパティシエールの亜樹。甘やかで、ときにほろ苦い短編連作集。【本の内容】
目次
- クロゼイユ
- ヴァニーユ
- カラメル
- ロゼ
- ショコラ
- クレーム
- 対談 岩柳麻子×千早茜
- 解説 平松洋子
収録作品一覧
グロゼイユ | 7−49 | |
---|---|---|
ヴァニーユ | 51−93 | |
カラメル | 95−131 |
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電子書籍
謎は謎のまま
2022/05/09 12:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
菓子店の話だけど、甘くなかった。
むしろビターな感じのお話。
出てくるお菓子は甘そうだけどね。
主人公の女性は自分勝手だよね。
ご両親は?
紙の本
西洋菓子の小説が読みたくなったらこの本!
2021/06/24 20:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おいな - この投稿者のレビュー一覧を見る
お菓子の様々な表情と人間模様が深く描かれていて甘美な読後感です。西洋菓子の甘さが口に広がる様な気がして読む手が止まらなくなりました。連作短編集で主人公の視点が変わります。読んでいて、この人はこの時こう考えていたのかと考えさせられます。装画もシックで素敵です。
西洋菓子、仕事、恋愛、人間模様、少し苦くて濃厚な一冊でした!
紙の本
洋菓子を食べたくなる小説
2019/03/23 10:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編なので隙間時間に読みやすく、登場するお菓子がいかにも美味しそうで、想像しながら読んで楽しめました。パティシエの作業過程を知ることができたところも良かったです。甘いだけでない人間関係とお菓子がリンクしていて、おしゃれな小説でした。読み終わったら、昔ながらの素朴なシュークリームを買いに行きたくなりました。
紙の本
お菓子作りと人生の甘さ・ほろ苦さを感じるお話
2019/02/25 12:23
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
祖父の昔ながらのお店で働く主人公の女性は、結婚前提につきあっている男性がいるが、お菓子作りや新しいお店のアイデアにのめりこむあまり、おざなりになって祖父母から心配されています。そんな主人公の女性、祖父母、婚約者の男性、洋菓子店に訪れるお客さん、前のお店の後輩などの心境の変化や日常の変化を、甘いけれど種類によってはほろ苦く、お酒のパンチが効いたお菓子を登場させながら、描いているお話です。
好きな人とうまく接することができないもどかしさや仕事に対する不安、将来に対する不安、誰もが一度は体験したことがあることをお菓子の甘さや制作過程などから表現しているところが、とてもよかったです。色々なお菓子の紹介もあり、街の洋菓子屋さんに寄ってみたくなる本でした。