紙の本
フランケンシュタインは
2019/03/30 23:59
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さい頃、見ていた「怪物くん」の影響で「気は優しくて力持ち!」というイメージがあるが、他の物語で出てくるフランケンシュタインはどういうものか?また誕生秘話などは興味深い!
紙の本
知らなかった
2023/06/24 13:53
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
「フランケンシュタイン」の作者については知らなかったので、興味深く読みました。「フランケンシュタイン」がうまれた時のことが、わかります。深い内容もあり、小さな子どもだと難しいかも…。
紙の本
フランケン
2019/02/03 08:57
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
怖いというより、若干の哲学っぽさを感じました。子供は途中で飽きてしまって読まなくなってしまいましたね。
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ファンタジーの世界だけではなく実際にあったことノンフィクションな絵本も入門としては必要だと思うし、年齢によっては関連するフランケンシュタインや時代背景など調べる機会になる
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『フランケンシュタイン』は古典的ゴシック・ホラーである。
意欲ある科学者、フランケンシュタインは、研究の果てに、死体から生命を生み出す。だがそれは世にも怖ろしい怪物だった。恐れをなしたフランケンシュタインは怪物を棄てる。怪物は創造主たるフランケンシュタインを恨み、怖ろしい復讐の鬼となる。
この物語は作者メアリー・シェリーが20歳の若さで生み出したものである。
本作は、彼女の創作の背景を描く。
1816年、レマン湖のほとりの別荘、ディオダディ荘に数人の男女が集った。別荘は有名な詩人、バイロン卿の持ち物である。そこにやはり詩人であるパーシー・シェリーと、恋人のメアリー・ウルストンクラフト・ゴドウィンも身を寄せていた。
雨に降り込められて退屈する一同に、バイロン卿が1つの提案をする。
それぞれ怪談を書いて持ち寄り、誰のものが一番優れているか、読み比べてみようというのだ。
なかなか思いつかないメアリーだが、男たちの雑談に耳を留める。科学者ガルヴァーニが死んだカエルの足に電気を通したらそれがぴくぴく動いたというものだ。
その夜、彼女は怖ろしい夢を見る。大きな灰色の手、飛び出した黄色い目の怪物が、カーテンの隙間からこちらを見ているのだ。
彼女は、科学者と、月明かりに浮かぶ怪物の物語を書くことに決める。
よく知られる、ディオダディ荘のエピソードをベースにしている。
だが、それだけではなく、若くして亡くなった実母、メアリー・ウルストンクラフトの話も絡め、メアリー・シェリーの伝記的な側面もある。
19世紀に生きる女性がいかに虐げられていたかというフェミニズムの視点、さらに、それに加えて、死者に生命を吹き込むことへの疑問など、生命倫理の視点も含まれる。
メアリー・シェリーという人は、鋭敏な感性の持ち主だったのだと思う。理屈ではなく、時代の「空気」を感じる人、自分の感じたものに正直であろうとした人だったのではないか。
特異で稀有な作品、『フランケンシュタイン』。
それを生んだ作家の息遣いが感じられそうな絵本である。
『フランケンシュタイン』自体を読んでいなくても読めるが、本作を読んだら『フランケンシュタイン』が読みたくなることだろう。
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小説「フランケンシュタイン」を思いついた夜を中心とした、メアリー・シェリーの伝記絵本です。
メアリー・シェリーはSFの先駆けとなる作品を世に出し、当時は珍しい女性作家です。
女性の社会進出に対する思想と、行き過ぎた科学を文学として扱うSFは、その後の人類に多大な影響を与えました。
絵の柔らかさを感じながら、楽しく読了できる一冊。
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フランケンシュタインの作者メアリー・シェリーの伝記絵本。お話として面白くなるように事実と少し変えているところもあるとの事。
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伝記絵本です。
名作「フランケンシュタイン」を書いたメアリー・シェリーの話です。
アメリカには学習マンガがないので、日本がマンガでカバーしてるところを絵本でカバーしなければならないのがつらいところ。
話もいいし、絵も素晴らしいものが多いのですが、絵本の形だと日本では読まれにくいです。
ただし、大人が手っ取り早く知識を得るためにはこんなありがたいものはなく、司書は片っ端から読んでおいてください。基礎教養が得られます。
2020/06/29 更新
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あまりにも有名な『フランケンシュタイン』。
作者のメアリー・シェリーがその物語を生みだした夜を、著者の想像も交え描いた伝記絵本。
物語が生まれる瞬間をドラマティックに書き出している。
絵が少々ダークで、メアリーの空想とはいえど少々怖い展開もある。
約200年前に、20歳の女性が生み出した怪物が21世紀の今もいろいろな物語のモチーフになったり、(元の設定と違っている事もあるにせよ)キャラクター化されたりしている不思議を思う。
それだけ人間にとって普遍的なものなのだろう。
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読友さんが読まれた一冊です。心に滲みた「メアリーの総て」を思い出し、読まずにいられません。「命の無いものに命を与えることができれば自然を打ち負かしたことになるぞ!」男たちの会話を耳にしたメアリーが「命を与えられたものは、そのあとどうなるの?蘇った死者として生きることの方が、もっと恐ろしいかもしれない」とクローンやロボットにつながる哲学的な問いかけをするのがキラリと光ります。近代化で社会が広がり、ハンディキャップに対峙することになった女性の声はとても根源に迫っています。
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映画「メアリーの総て」を観ていたので重ね合わせながらページを繰りました。映画は”フランケンシュタイン”の原作者であるメアリー・シェリーの生涯に重きを置いてあったのに対し、本作は”フランケンシュタイン”の本がどのようないきさつで描かれ、フランケンの出自のようなことが中心に書かれてあると思います。
現在語り継がれているフランケンシュタインは首にボルトのついた四角い頭で凶暴な怪物となっていますが、メアリーが書いた彼は話すことも読むこともできました。ひとりぼっちで自分の家族が欲しいと願っていたのに、その容姿から誰にも受け入れてもらえず嫌われてしまいました。創り主のヴィクターにすらも拒否されたのです。舞台や映画に登場する、口が利けずに暴れ回る怪物と単に見られるならば、メアリーが伝えたかったことから離れてしまう。メアリーは憎悪と偏見によって、無邪気な存在が凶悪な存在に変わるかもしれないというメッセージを読み取って欲しかったはずだと、作者のリン・フルトンさんは後書きに残しています。
今だったらサイエンスフィクションと呼ばれるジャンルだっただろうとも。
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3歳児がセレクトした本としてはかなり高度な本でした。絵が好きなタイプだったようです。
まるで映画のような、そして人権についても少し触れるような内容で、もう少し学年が上の子に読み聞かせながら理解を深めるのにいい本なのかなと思いました。
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怪物小説『フランケンシュタイン』がどのように誕生したのかという、子ども達への疑問に答えた絵本です。詩人バイロンがスイス・レマン湖畔の別荘で怪談話の創作をしたことが発端でした。 原作者のメアリ-・シェリ-は、科学の実験をする学生が「人造人間」をつくりあげ、その怪物の醜さに逃げ出してしまう、そんな怖い夢を見ます。人間が自然の摂理を無視して生み出した生命体が、憎悪と偏見で凶悪な存在となることの危険性を訴えた作品『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』誕生のきっかけとなった、嵐の夜の夢でした。
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メアリー・シェリーがフランケンシュタインを生み出した夜のお話
ある夏、イギリスの有名な詩人バイロン卿は友人たちを集めて怪談を創作して発表しあうことにしたのです。
メアリーは詩人の夫と参加していました。
作家になりたかったメアリーは頑張りましたが、なかなか物語はおりてきません。
屋敷の中を歩きながら、メアリーの耳には男たちが最近の科学の実験について意見を交換しているのが聞こえました。
男性と女性が平等でない社会に憤りを感じていました
ベッドの中で死者の秘密をあばいた学生と恐ろしい怪物を見ました
そして、物語が生まれたのです
〇恐いカテゴリー
〇フランケンシュタインの孤独と、怪物を生み出した学生の狂気
〇フランケンシュタインを生み出す一夜がドラマチックだ
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ナイチンゲールというと、献身的な白衣の天使というイメージがあるかもしれないが、消毒や換気の大切さを教えたり、当時画期的に病院の環境を改善した人である。
しっかりその辺りが伝わる伝記になっている。
彼女は統計やグラフの扱い方もうまく、それで政府に改善のためのお金を出させることができたのだが、そこも内容に含んであればもっと良かったと個人的には思うが
ナイチンゲールとは何をした人か、子供に伝えるには良い内容だと思う。