電子書籍
自分と社会のミスマッチを予防する書籍
2021/06/12 20:28
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mmk - この投稿者のレビュー一覧を見る
〜になりたい、〜をしたいと思う前に本書を読み理解し飲み込めるかが大事に思えました。
その為、本書は進路が定まらない大学生から、停滞している社会人に向いていると思います。自分はどのポジションか定めることができないだろう若者には向かないと思います。また、中年の終わりも見えた方も難しいかもしれません。
読むタイミングが限られる本です。
紙の本
ユーチューブで紹介されていたので手に取りました
2021/09/23 00:07
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワイワイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
凡人の男性が主人公で物語形式でストーリーが進んでいきます。
途中、天才・秀才・凡人の三角関係の図が描かれており、妙に納得してしまった。
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「転職の思考法」ほどは、眼から鱗が落ちる部分はない。まあ、そうだよねと思うことがストーリー仕立てで書かれている。若手サラリーマンには向いてるかも。
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人の特性によるカテゴリわけの方法と、チームマネジメントにそれを活かすやり方をまとめた本である。
> 世の中には「天才」と「秀才」と「凡人」がいる。三者の間にはコミュニケーションの断絶がある。凡人は天才を理解できず、排斥する。秀才は天才に憧憬と嫉妬心を持つが、天才は秀才にそもそも関心がない。秀才は凡人を見下し、凡人は秀才を天才と勘違いしている。
天才:創造性
秀才:再現性
凡人:共感性
と大まかなカテゴリわけをしており、他の分類方法(20種類以上)とは違い、直感的でわかりやすい分け方になっている。
書籍の中では、ストーリーとして、この3者がどのように組織を作っていくか(壊していくか)が描かれている。
難しいのは、プロダクトを生み出す上で圧倒的多数の凡人の共感を得なければいけないというのがポイント。
天才は創造性で、秀才は再現性でプロダクトを生み出していくが、結局は大多数の凡人に支持されなければいけないという結論が面白かった。
これを読んで職場の人を眺めると面白い。
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ストーリー形式であることで、巻末に掲載されているブログより、天才、秀才、凡人、アドバイザーそれぞれの役割がわかりやすいです。でも、小説としては物足りないので、もったいないな、と。犬が出てくるからどうしても水野敬也さんの夢をかなえるゾウと比べてしまって…犬じゃなかったら良かったかも。
私は公務員なので、周りはどちらかというと秀才と凡人ばかり。法律に縛られる以上、天才は働きにくいということもありそう。付録の読者の感想にも書かれていましたが、職種ごとに役割の構成率を調べると面白そうですね。
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これからは、会う人会う人を天才、秀才、凡人のどのタイプに当てはまるか考えてしまうだろう。それより、自分はどのタイプか、創造性、再現性(論理性)、共感性の割合はどれくらいか考えてしまうに違いない。まさに知ってしまったらもう知らなかった時には戻れなくなる本。
象や犬が喋ったりするストーリーが面白くない訳がない!作者は意外に(当たり前だが)共感性を狙ってる?
これから、"配られたカードで勝負"して、"過去最高の自分に出会"って生きていこうと決めた。
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悩める主人公の前に現れた渋谷のハチ公。「夢をかなえるゾウ」とほぼ同じような設定のストーリーで展開する組織論小説、かな。天才・秀才・凡人という軸でおおざっぱに人を振り分けて、会社のような組織の構成を説明してくれます。イノベーションが必要とされる日本で、マイノリティである天才をどのように活かすか、そのような社会でいかに秀才が障壁となりうるか、自分の所属する組織を眺めるのに一つの視点を持たせてくれる一冊。
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ストーリー形式で読みやすく、分かりやすく整理されている。
一つの大きな考え方として真理を捉えてるかも。
知り合いにお勧め出来る本。
この理論に基づいたカードゲーム作ったら面白そう。何を勝利とするか難しいけど。
意見が割れるところに、大きな成功がある
人生は配られたカードで勝負するしかない
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物語にそって、解説されているので読みやすかった。著者の意図の通り約90分で読めた。
組織がなんで機能不全になっていくかよくわかった。
組織論だけに留まらず、
自分自身がその時々でどのキャラを演じているかと、自身のうちにある天才秀才凡人との付き合い方。どのフェーズにいるのかという視点とあわせて、実生活に使っていきたい。
さらに、娘との関わり方のなかでは、
こどもの持つ天才性(自分の親バカも含め)を、
凡人の自分が殺していることを反省。
共感の神様でありたい。
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2020年10月20日読了。「左利きのエレン」関連で気になっていた本。「天才とは何か?」を分析するのではなく、天才・秀才・凡才とタイプ分けし、その関係性・陥りがちな状況とそれを打破するための方法を解説しているところが面白い。当然のことながら私含む大多数の読者は「凡才」であり。「秀才」になるべく日々努力をしているが、自分に理解のできない「天才」を排除するのではなく、それを理解しようとし、ユニークさ・時に異常性を評価し支えることで天才を活かすことができる・天才だけではなし得ない、世の中に価値をもたらす仕事をできる、と考えると人生観も変わる気がする。今までの組織には「最強の実行者」たる秀才+凡才はいたが、「天才」はいなかったような気もするが、状況や分野によって誰もが天才性を発揮したり凡才だったりする、ものなのかもしれないな。
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組織の人物を天才と秀才と凡人に分けて、
それぞれの強みを生かすにはどうすればよいのかについて、
とても面白い投げ込みがなされています。
小説仕立てになっているので、読みやすいです。
最後の巻末にその小説(ブログ?)を読んだ感想がまとまっていて、
色んな人が投げ込みに対してどう感じたのかがまた興味深いです。
小説としては、こういう終わり方?って感じでしたが、
投げ込みとしてはこれでいいのかもしれません。
「天才を殺す凡人」
この本を読めば、タイトルの意味が分かるんじゃないかと思います。
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装丁読み
凡人が悪いという本ではない
天才、秀才、凡人を分類するための本ではない。
職場関係に悩んでいる人に向けている。
自分を分かってもらうための方法について書かれている。
自分を応援してくれる人がそばにいるかどうかが大事。
組織作りに関する本
目標
自分の考えをみんなに理解してもらえるような工夫や方法を身につける。
→自分の才能に合った武器を磨き、時にはアンバサダーに頼る。
自分の提案に多数が賛同してくれるようになってほしい。
→ それぞれの才能に合わせて行動することで相手に話が通じ、心を動かすことができる。
それぞれのタイプの人間がどんな特徴があるのか知る。
→天才、秀才、凡人の考え方の軸に注目する。「創造性」、「再現性」、「共感性」である。
仮説
凡人、秀才、天才タイプの人間をどのように納得させるかというアプローチが書いてある。その方法はわからないが、凡人はあまり変化を望まない。秀才は理論に裏付けされたものであれば納得する。天才は感性で生きている?
訂正
自分の持つ才能に気がつく
その才能を活かす武器を磨く
自分に足りない才能はアンバサダーに任せる。
組織には天才、秀才、凡人のすべてが必要である。その事実を知り、それらの異なる才能をコラボレーションさせる組織作りをする。
要約
犬が愛されるのは、小さくて、丸くて、ちょっとバカだからだ。
弱点をさらけ出すからこそ人は愛される。
悩みとは自分のコントロールできないことを無理やりコントロールしようとするから起こる。コントロールできないものは自分の才能や他人である。
才能は天才、秀才、凡人に分類され、それぞれ独創性、再現性、共感性に優れている。
天才は凡人に殺されることがある。
その理由は凡人が「共感性」という軸でもの事を評価するからである。
天才の考えに共感できなければ圧倒的な人数で成果を出す前の天才を殺そうとするのである。多数決というナイフで。しかし、一旦成果を出した天才には凡人は手のひらを返すように褒め称える。そして天才が成果を出せなくなるとまた殺そうとするのだ。
天才の「創造性」は目に見える形で観測できないから、凡人には理解ができないのである。ただし「創造性」は凡人による反発の量で測ることができる。反発が大きいものほど独創的である可能性が高い。
それぞれの才能には説明能力に差があることを知る。
とくに創造性と再現性を同じ土俵で戦わせてはならない。どちらがいいか判断した時、再現性は科学の世界であり論理的なので、必ず再現性が勝つからだ。
共感性は論理的でないことはあるが多数決の世界なので凡人には分かりやすく、人数が多数いることはそれだけで価値がある。
ただし、共感性は意見がひっくり返りやすいことを知っておく必要がある。物事の一部を切り取って説明する共感性は根拠が弱く、軸として考えるには危険であることを知る。
創造性は描写はできても実態を見せることができないのだ。ここに三者の意��が合わない理由が存在するのだ。
イノベーションは「飽き」から生まれる。
天才は「飽き」の状況を改善するために創造的に新しいものを作る。それが再現性によって一般に普及すると、天才は飽きる。
その飽きに気づかずに凡人に迎合したとき天才は天才でなくなる。
この3つの才能は生まれながらに決まっている。自分に配られたカードが何なのかを知り、そのカードの使い方を知ることである。
天才、秀才、凡人は物事を考える軸が違うので、交じり合うことはない。しかし組織には三者を仲介する3人のアンバサダーが存在する。秀才と凡人を繋ぎ、論理と共感性を併せ持つ最強の実行者、高い創造性と再現性を併せ持ち、天才と秀才を繋ぐエリートスーパーマン、そして高い創造性を持つが再現性に欠ける、凡人への共感性もある一発屋、病める天才である。
何かを成し遂げたいが、自分の持つ才能だけではどうにもならない時、この3人のアンバサダーを探してみる。
ポイントはその人物が主語を人間で語るか、組織で語るか、世界や心理で語るかである。
凡人は主語をI、You、Weで語るタイプに別れる。
天才は自然世界などに対して興味を抱くタイプか、世の中を良くしたいという観点で世界を見るタイプに別れる。
秀才は知識を軸に考えるタイプか、社会の善悪のルールを軸に考えるかのタイプに別れる。
キラーワード「あなたならどうしますか」という問いは自分の主語を変え、相手の主語で話させるようにできる言葉だ。
秀才の中にはサイエンスを悪用し、天才を殺すサイレントキラーになる者がいる。
サイエンスとは失敗できるもの。失敗しないためにサイエンスを用いることは危険である。
世界が進化するメカニズムとは?
天才が創造したものを、共感の神が根回しする。秀才によって再現性がもたらされ、最強の実行者を通して人々に共感されていくということ。
自分にとっての最強の武器を探すことが大事である。
凡人の最強の武器は「自らの言葉」である。
普段使っている他人が作った便利な言葉をデトックスすることである。
つまり、小学生でも使う言葉を意識し、思いのままに白状するのである。
我々は他人の言葉を使う方が楽なのである。
創造性の武器は芸術や物理、再現性の武器は数字や科学、法律。共感性の武器は対話である。
自分の中にも創造性、再現性、共感性の三者が存在しているが、私たちは自分の中の天才を再現性や共感性が殺してしまっているのだ。
自分の中の天才を殺しているのも自分の中の秀才や凡人である。
まとめ
世の中には天才、秀才、凡人が存在し、それぞれ「創造性」、「再現性」、「共感性」という軸で世の中を見ている。自分に配られた才能が何なのかをまず知ることが大事である。軸が異なる人達を巻き込むためにはそれぞれの才能を併せもつアンバサダーを探す必要がある。彼らと話をするために、自分の才能と相性の良い武器を磨いておくことが必要である。自分の中の凡人が自分の中の天才を殺していないか認識する。才能はゼロか100かではなく、それぞれの才能を併せ持っているものなのである。
帯コメント
自分の才能を見抜き、武器を磨くことが自分の中の創造性を生かすことに繋がる。
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創造性のある天才、
再現性のある秀才
共感性のある凡人。
(人数は天才より凡人が圧倒的に多い。)
3者がバランスよく相互補完し合っていれば組織はうまくいく。が、少しずれると病める天才など弊害を生んでしまう。
また3者は生きる軸が違う。
ところが会社では同じ軸に並べられ同じKPIで評価される。
大企業でイノベーションが起きにくいのはそのため。
創造性を評価する指標がない。
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人の才能を天才、秀才、凡人に分類し、組織においてそれらがどう相互作用するかをストーリー形式で書いている。
天才、秀才、凡人という言葉が強すぎるきらいがあるが、ここではそれぞれ創造性、再現性、共感性のどこに強みがある人か、という意図だと受け止めた。
よく言われることだが、大企業では前例やロジックによる裏付けに囚われ、創造的な意見が採用されにくい。創造的な意見や取り組みに対し、歳を取るごとに知らず知らず冷ややかな態度を取ってしまいがちになる自分自身を反省し、天才を殺さない凡人でありたい。
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天才を諦め、秀才になりたいと願う凡才、として本を読んだと思っています。
客観的な天才になることは難しいと思うけれども。自分の中の天才を殺さないように生きていきたいと思いました。